1級建築(第一次) ミニテスト

1級建築 各種構造 練習問題②【無料・10問・解説付き】

1級建築施工管理技士の「各種構造」分野から10問出題します(第2回)。木造・基礎構造・杭基礎を中心に出題しています。

1問ずつ「解答を見る」で正解と解説を確認できます。7問以上正解を目指しましょう!


各種構造 ミニテスト 第2回

問1

枠組壁工法(2×4工法)に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)在来軸組工法に比べて間取りの自由度が高い
(2)壁・床・屋根を面材で構成し荷重を面で受ける
(3)大きな開口部を設けやすい
(4)増改築が容易である

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正解:(2)
枠組壁工法は面(ダイアフラム)で荷重を受ける。(1)間取りの自由度は在来軸組のほうが高い。(3)壁量確保のため大開口は取りにくい。(4)壁を抜けないため増改築は難しい。

問2

集成材に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)ラミナを繊維方向が平行になるように積層接着したものである
(2)大断面の部材を製造できる
(3)CLTと同じく繊維を直交させて積層する
(4)強度のばらつきが製材(無垢材)より小さい

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正解:(3)
集成材は繊維方向が平行に積層。繊維を直交させるのはCLT。この違いは頻出。

問3

木材の性質に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)含水率が繊維飽和点以上になると強度が増加する
(2)繊維飽和点は含水率約30%である
(3)木材は引張に最も強い
(4)含水率が高いほど強度が高い

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正解:(2)
繊維飽和点は約30%。これ以下で乾燥が進むと強度が増加し収縮する。(1)繊維飽和点以上では強度は変化しない。(3)圧縮が最も強い。(4)含水率が低いほど強度が高い(繊維飽和点以下の範囲で)。

問4

直接基礎に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)独立フーチング基礎は柱1本ごとに独立した基礎を設ける
(2)布基礎は壁下に連続して設ける帯状の基礎である
(3)べた基礎は建物全面を基礎スラブで覆う
(4)べた基礎は接地面積が小さいため接地圧が大きくなる

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正解:(4)
べた基礎は接地面積が大きいため接地圧が小さくなる。これが地耐力の小さい地盤にべた基礎を採用する理由。

問5

既製杭の施工法に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)打込み工法は騒音・振動が小さく市街地に適する
(2)プレボーリング拡大根固め工法は低騒音・低振動である
(3)中掘り工法は杭の外側から掘削する
(4)全ての既製杭工法で振動が大きい

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正解:(2)
プレボーリング拡大根固め工法は先行掘削してから杭を沈設するため低騒音・低振動。(1)打込みは騒音振動が大きい。(3)中掘りは杭の中空部からオーガで掘削。(4)埋込み工法は振動が小さい。

問6

場所打ちコンクリート杭に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)オールケーシング工法は孔壁崩壊の心配が最も少ない
(2)アースドリル工法は国内で最も多く採用されている
(3)リバースサーキュレーション工法は安定液で孔壁を保護する
(4)オールケーシング工法ではコンクリートの共上がりに注意する

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正解:(3)
リバースサーキュレーション工法は孔内水位の水頭圧で孔壁を保護する。安定液を使うのはアースドリル工法。

問7

地盤に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)粘性土は排水性が良好である
(2)砂質土は圧密沈下が生じやすい
(3)粘性土は圧密沈下が生じやすい
(4)礫質土は液状化しやすい

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正解:(3)
粘性土は排水性が低く、荷重がかかると長期的に水分が絞り出されて圧密沈下が生じる。(1)粘性土は排水性が低い。(2)砂質土は即時沈下が主体。(4)液状化は砂質土で発生。

問8

液状化対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)サンドコンパクションパイル工法は地盤の密度を増す対策である
(2)グラベルドレーン工法は過剰間隙水圧を消散させる対策である
(3)深層混合処理工法は地盤を固結する対策である
(4)地下水位を上昇させることで液状化を防止できる

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正解:(4)
液状化防止には地下水位を低下させて飽和状態を解消する。「上昇させる」は逆効果で不正解。

問9

標準貫入試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)質量63.5kgのハンマを76cmの高さから自由落下させる
(2)サンプラーを30cm貫入させるのに要する打撃回数がN値である
(3)N値50以上は支持層として扱える
(4)N値は粘性土のせん断強さの直接的な測定値である

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正解:(4)
N値は「打撃回数」であり、せん断強さの直接的な測定値ではない。粘性土のせん断強さを直接測定するにはベーン試験が適する。N値と強度の関係は相関式で推定する。

問10

平板載荷試験に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)載荷板の直径の10倍程度の深さまで地盤を評価できる
(2)杭基礎の設計に適した試験である
(3)地盤の浅い範囲の支持力を確認する試験である
(4)ボーリング孔内で実施する試験である

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正解:(3)
平板載荷試験は載荷板の1.5〜2倍程度の深さしか評価できない。浅い範囲の直接基礎の支持力確認に使う。(1)10倍は過大。(2)杭基礎の設計には不適。(4)地盤面上で実施する。


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