1級建築(第一次) ミニテスト

1級建築 環境工学 練習問題③【無料・10問・解説付き】

1級建築施工管理技士の「環境工学」分野から10問出題します(第3回)。第1回・第2回の復習も兼ねた総仕上げです。自信をもって解答できるか確認しましょう。

1問ずつ「解答を見る」で正解と解説を確認できます。8問以上正解を目指しましょう!


環境工学 ミニテスト 第3回

問1

換気に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)第1種換気は給気も排気も自然換気で行う
(2)建築基準法では居室の換気回数を0.5回/h以上と定めている
(3)全熱交換器は換気の際に温度のみを回収する
(4)必要換気回数は室内の酸素濃度から算出する

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正解:(2)
建築基準法施行令ではシックハウス対策として居室の換気回数0.5回/h以上が必要。(1)第1種は給排気とも機械。(3)全熱交換器は温度と湿度の両方を回収。(4)必要換気量はCO₂濃度から算出。

問2

音環境に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)NC値は室内の騒音の許容基準を表す
(2)点音源からの音は距離が2倍になると約6dB低下する
(3)2つの同じ音源を重ねると音圧レベルは約6dB上昇する
(4)床衝撃音のL値は数値が小さいほど遮音性能が高い

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正解:(3)
同じ音源を2つ重ねると音のエネルギーが2倍になり、音圧レベルは約3dB上昇する。6dBは不正解。10倍で10dB、2倍で約3dBが基本。(1)(2)(4)は正しい。

問3

日照・日射に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)冬至の日の南面の日射量は夏至の日より少ない
(2)夏至の日の太陽高度は南中時が最も高い
(3)終日日影は建物の南側に生じやすい
(4)可照時間は実際に日が照った時間をいう

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正解:(2)
太陽は南中時に最も高い位置にくる。夏至はその角度が最大。(1)冬至の南面は太陽高度が低く日射が直接入るため、むしろ壁面日射量は多くなる場合がある。(3)終日日影は建物の北側に生じやすい。(4)可照時間は「日照が可能な時間」。実際に照った時間は日照時間。

問4

熱貫流に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)熱貫流率は壁全体の熱の通しやすさを表す
(2)熱貫流抵抗は熱貫流率の逆数である
(3)壁体内の温度分布は各層の熱伝導率に関係する
(4)外壁の室内側の表面熱伝達抵抗は室外側より小さい

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正解:(4)
室内側は無風に近いため表面熱伝達率が小さい(抵抗は大きい)。室外側は風があるため熱伝達率が大きい(抵抗は小さい)。「室内側の抵抗が小さい」は不正解。

問5

内部結露に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)防湿層は壁体の室外側に設ける
(2)断熱材の室内側に防湿層を設けると内部結露を防止しやすい
(3)外断熱工法は内断熱工法より内部結露が生じやすい
(4)壁体内部に通気層を設けることは結露防止に効果がない

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正解:(2)
室内の水蒸気が壁体内部に浸入するのを防ぐため、防湿層は断熱材の室内側(暖かい側)に設ける。(1)室外側は不正解。(3)外断熱のほうが結露しにくい。(4)通気層は湿気を排出して結露防止に有効。

問6

色彩に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)明度が高い色は膨張して見える(膨張色)
(2)暖色は進出して見える(進出色)
(3)彩度が高い色ほど鮮やかに見える
(4)同じ明度の色でも背景によって暗く見えたり明るく見えたりすることはない

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正解:(4)
これは明度対比の否定であり不正解。暗い背景に置いた灰色は明るく見え、明るい背景に置いた灰色は暗く見える。背景による見え方の変化はある。

問7

省エネルギーに関する記述として、正しいものはどれか。

(1)ヒートポンプのCOPは常に1以下である
(2)全熱交換器は排気から熱と湿気を回収して省エネに寄与する
(3)Low-Eガラスは断熱効果がない普通ガラスである
(4)屋上緑化は断熱効果がない

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正解:(2)
全熱交換器は排気中の温度と湿度を回収して外気に移し、空調負荷を低減する。(1)ヒートポンプのCOPは3〜6程度(1を大幅に超える)。(3)Low-Eは低放射率で断熱・遮熱効果あり。(4)屋上緑化は日射遮蔽と断熱の効果がある。

問8

重量床衝撃音に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)カーペット敷きにすると重量床衝撃音は大幅に改善される
(2)コンクリートスラブの厚さを大きくすると重量床衝撃音は改善される
(3)重量床衝撃音は主にスプーンを落とすような軽い衝撃で発生する
(4)L値が大きいほど遮音性能が高い

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正解:(2)
重量床衝撃音はコンクリートスラブの質量と剛性に依存する。スラブを厚くすると改善される。(1)カーペットは軽量床衝撃音に有効だが重量には効果が小さい。(3)重量は子供が飛び跳ねる等の重い衝撃。(4)L値は小さいほど性能が高い。

問9

照明に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)タスク・アンビエント照明は省エネ効果がある
(2)LEDは白熱電球に比べて寿命が長く消費電力が少ない
(3)間接照明は天井や壁に光を反射させて照らす方式である
(4)室指数が大きいほど照明率は低くなる

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正解:(4)
室指数が大きいほど照明率は高くなる。室指数は部屋の形状(幅・奥行・光源高さ)から求める値で、大きいほど光が効率よく作業面に届く。「低くなる」は不正解。

問10

湿り空気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)飽和水蒸気量は温度が高いほど大きい
(2)相対湿度が同じでも温度が高いほど絶対湿度は大きい
(3)露点温度以下に冷却すると結露が発生する
(4)絶対湿度が高いほど露点温度は低くなる

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正解:(4)
絶対湿度が高いほど空気中の水蒸気が多いため、露点温度は高くなる。「低くなる」は不正解。水蒸気が多い=少し冷えただけで結露する=露点が高い。


お疲れさまでした!

環境工学の3回分を全てクリアしたら、各種構造のミニテストへ進みましょう。

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