建築設備(電気・給排水・空調・消防)の要点(30秒でわかる要点)
- 出題数:建築設備から毎年3問出題(得点源にしやすい)
- 4分野:電気設備・給排水設備・空調設備・消防設備
- 頻出:契約電力の計算、給水方式の種類、スプリンクラーの設置基準
- 攻略:暗記系が多いが過去問パターンの繰り返しが多い
結論から言います。建築設備は第一次検定で毎年3問出題されます。覚える範囲は狭く、基本さえ押さえれば短時間で3点を確保できるお得な分野です。
建築設備は「確実に3点取れる」お得な分野
電気設備
照明設備
| 光源 | 特徴 |
|---|---|
| LED | 長寿命・省エネ・発熱が少ない。現在の主流 |
| 蛍光灯 | 放電灯の一種。安定器が必要。力率が低い |
| 白熱電球 | 効率が低いが演色性が高い(色が自然に見える) |
電気配線の基本
試験に出るポイント
- 接地工事(アース):感電防止のため、機器を地面につなぐ。種別(A種〜D種)がある
- 漏電遮断器:漏電を検知して電気を遮断する安全装置
- 幹線:電力を各階に配る太い電線。電圧降下を規定値以内に収める
給排水設備
給水方式
| 方式 | 仕組み | 適した建物 |
|---|---|---|
| 水道直結直圧方式 | 水道本管の圧力で直接給水 | 2〜3階の低層建物 |
| 水道直結増圧方式 | 増圧ポンプで加圧して給水 | 中層マンション(10階程度) |
| 受水槽方式 | 受水槽に溜めてポンプで給水 | 大規模・高層建物 |
受水槽方式では、屋上に高置水槽を設けて重力で給水する方法と、ポンプで直接加圧して給水する方法があります。最近はポンプ直送方式が増えています。
排水設備
排水トラップ(超頻出)
排水管の途中に水を溜めて、下水の臭気や害虫の逆流を防止する装置。洗面台のS字管やキッチンのU字管がトラップです。
封水深(ふうすいしん):トラップに溜まる水の深さ。50mm以上100mm以下が基準。
二重トラップの禁止:1つの排水経路にトラップを2つ設けてはならない(排水不良の原因になる)。
空調設備
| 方式 | 特徴 |
|---|---|
| 単一ダクト方式 | 1本のダクトで各部屋に空気を送る。大規模ビル向け |
| ファンコイルユニット方式 | 各部屋にファンコイルを設置。個別温度調節が可能 |
| パッケージユニット方式 | 室外機と室内機のセット。小規模建物やテナントビル向け |
消防設備
消防設備の分類
- 消火設備:スプリンクラー、屋内消火栓、消火器
- 警報設備:自動火災報知設備、非常ベル
- 避難設備:避難はしご、誘導灯、非常用照明
スプリンクラーは一定面積以上の建物に設置が義務づけられています。ヘッド(散水口)は感熱部が設定温度に達すると自動的に作動し、水を散布して初期消火を行います。
エレベーター
試験では非常用エレベーターに関する出題があります。高さ31mを超える建築物には設置が義務づけられており、火災時に消防隊が使用します。一般のエレベーターとは異なり、かご内に消防隊用の操作盤があります。
試験ではこう出る!ひっかけパターン5選
建築設備は暗記量が少ない分、数値の入れ替えや用語の取り違えでひっかけてきます。
ひっかけパターンと正解
① 「排水トラップの封水深は30mm以上」→ ✕
封水深は50mm以上100mm以下。30mmでは臭気を防げない。数値は正確に覚える。
② 「1つの排水経路にトラップを2つ設けると安全性が向上する」→ ✕
二重トラップは禁止。間の空気が逃げ場をなくし、排水不良(ゴボゴボ音)の原因になる。
③ 「水道直結直圧方式は高層マンションに適している」→ ✕
直結直圧方式は2〜3階の低層建物向け。高層には受水槽方式や直結増圧方式を使う。
④ 「非常用エレベーターは高さ20mを超える建物に設置義務がある」→ ✕
非常用エレベーターの設置義務は高さ31mを超える建築物。31mの数字がポイント。
⑤ 「スプリンクラーは警報設備に分類される」→ ✕
スプリンクラーは消火設備。自動火災報知設備や非常ベルが警報設備。避難はしご・誘導灯は避難設備。
覚え方のコツ
封水深は「50〜100」。50円玉と100円玉の厚さ…ではありませんが、「50と100のペア」と覚えればOK。
消防設備の3分類は「消す・知らせる・逃げる」。消火設備=消す、警報設備=知らせる、避難設備=逃げる。この3語で仕分けられます。
理解度チェック
Q1. 排水トラップの封水深の基準は?
Q2. 非常用エレベーターの設置が義務づけられるのは高さ何mを超える建物?
Q3. 二重トラップが禁止されている理由は?
まとめ
この記事のポイント
- 電気設備:接地工事の種別、漏電遮断器の役割を理解
- 給水方式:直結直圧・直結増圧・受水槽の3方式の使い分け
- 排水トラップ:封水深50〜100mm、二重トラップは禁止
- 消防設備:消火・警報・避難の3分類
- 非常用エレベーター:高さ31m超で設置義務
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