2級建築(第一次)

【2級建築施工管理技士】建築設備を得点源にする方法|電気・給排水・空調・消防

建築設備(電気・給排水・空調・消防)の要点(30秒でわかる要点)

  • 出題数:建築設備から毎年3問出題(得点源にしやすい)
  • 4分野:電気設備・給排水設備・空調設備・消防設備
  • 頻出:契約電力の計算、給水方式の種類、スプリンクラーの設置基準
  • 攻略:暗記系が多いが過去問パターンの繰り返しが多い

結論から言います。建築設備は第一次検定で毎年3問出題されます。覚える範囲は狭く、基本さえ押さえれば短時間で3点を確保できるお得な分野です。

建築設備は「確実に3点取れる」お得な分野

  • 第一次検定で毎年3問出題(50問中の6%)
  • 電気・給排水・空調・消防からまんべんなく1問ずつ出る
  • 暗記量は多くないので、少ない勉強時間で確実に得点できる
  • 設備の基本がわかると「施工計画」「安全管理」の問題にも活きる

電気設備

照明設備

光源 特徴
LED 長寿命・省エネ・発熱が少ない。現在の主流
蛍光灯 放電灯の一種。安定器が必要。力率が低い
白熱電球 効率が低いが演色性が高い(色が自然に見える)

電気配線の基本

試験に出るポイント

  • 接地工事(アース):感電防止のため、機器を地面につなぐ。種別(A種〜D種)がある
  • 漏電遮断器:漏電を検知して電気を遮断する安全装置
  • 幹線:電力を各階に配る太い電線。電圧降下を規定値以内に収める

給排水設備

給水方式

方式 仕組み 適した建物
水道直結直圧方式 水道本管の圧力で直接給水 2〜3階の低層建物
水道直結増圧方式 増圧ポンプで加圧して給水 中層マンション(10階程度)
受水槽方式 受水槽に溜めてポンプで給水 大規模・高層建物

受水槽方式では、屋上に高置水槽を設けて重力で給水する方法と、ポンプで直接加圧して給水する方法があります。最近はポンプ直送方式が増えています。

排水設備

排水トラップ(超頻出)

排水管の途中に水を溜めて、下水の臭気や害虫の逆流を防止する装置。洗面台のS字管やキッチンのU字管がトラップです。

封水深(ふうすいしん):トラップに溜まる水の深さ。50mm以上100mm以下が基準。
二重トラップの禁止:1つの排水経路にトラップを2つ設けてはならない(排水不良の原因になる)。

空調設備

方式 特徴
単一ダクト方式 1本のダクトで各部屋に空気を送る。大規模ビル向け
ファンコイルユニット方式 各部屋にファンコイルを設置。個別温度調節が可能
パッケージユニット方式 室外機と室内機のセット。小規模建物やテナントビル向け

消防設備

消防設備の分類

  • 消火設備:スプリンクラー、屋内消火栓、消火器
  • 警報設備:自動火災報知設備、非常ベル
  • 避難設備:避難はしご、誘導灯、非常用照明

スプリンクラーは一定面積以上の建物に設置が義務づけられています。ヘッド(散水口)は感熱部が設定温度に達すると自動的に作動し、水を散布して初期消火を行います。

エレベーター

試験では非常用エレベーターに関する出題があります。高さ31mを超える建築物には設置が義務づけられており、火災時に消防隊が使用します。一般のエレベーターとは異なり、かご内に消防隊用の操作盤があります。

試験ではこう出る!ひっかけパターン5選

建築設備は暗記量が少ない分、数値の入れ替えや用語の取り違えでひっかけてきます。

ひっかけパターンと正解

① 「排水トラップの封水深は30mm以上」→ ✕

封水深は50mm以上100mm以下。30mmでは臭気を防げない。数値は正確に覚える。

② 「1つの排水経路にトラップを2つ設けると安全性が向上する」→ ✕

二重トラップは禁止。間の空気が逃げ場をなくし、排水不良(ゴボゴボ音)の原因になる。

③ 「水道直結直圧方式は高層マンションに適している」→ ✕

直結直圧方式は2〜3階の低層建物向け。高層には受水槽方式や直結増圧方式を使う。

④ 「非常用エレベーターは高さ20mを超える建物に設置義務がある」→ ✕

非常用エレベーターの設置義務は高さ31mを超える建築物。31mの数字がポイント。

⑤ 「スプリンクラーは警報設備に分類される」→ ✕

スプリンクラーは消火設備。自動火災報知設備や非常ベルが警報設備。避難はしご・誘導灯は避難設備。

覚え方のコツ

封水深は「50〜100」。50円玉と100円玉の厚さ…ではありませんが、「50と100のペア」と覚えればOK。

消防設備の3分類は「消す・知らせる・逃げる」。消火設備=消す、警報設備=知らせる、避難設備=逃げる。この3語で仕分けられます。

理解度チェック

Q1. 排水トラップの封水深の基準は?

解答を見る

正解:50mm以上100mm以下
封水が浅すぎると臭気が漏れ、深すぎると排水不良の原因になります。

Q2. 非常用エレベーターの設置が義務づけられるのは高さ何mを超える建物?

解答を見る

正解:高さ31mを超える建築物
火災時に消防隊が使用するためのエレベーターです。

Q3. 二重トラップが禁止されている理由は?

解答を見る

正解:排水不良の原因になるため
トラップが2つあると、間の空気が逃げ場をなくして排水がスムーズに流れなくなります。

まとめ

この記事のポイント

  • 電気設備:接地工事の種別、漏電遮断器の役割を理解
  • 給水方式:直結直圧・直結増圧・受水槽の3方式の使い分け
  • 排水トラップ:封水深50〜100mm、二重トラップは禁止
  • 消防設備:消火・警報・避難の3分類
  • 非常用エレベーター:高さ31m超で設置義務

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