2級建築(第一次) ミニテスト

2級建築施工管理技士 建築設備 練習問題①【無料・10問・解説付き】

2級建築施工管理技士 建築設備ミニテスト 第1回

結論から言います。建築設備は、電気・給排水・空調の3分野から幅広く出題される得点しやすい分野です。

第一次検定では、各設備の基本的な仕組みや用語が問われます。このミニテストでは、四肢択一の10問を出題します。すべてオリジナル問題で、各問に詳しい解説付きです。

テスト情報

問題数:10問(四肢択一)

目標正答率:7問以上で合格レベル

出題範囲:電気設備、給排水設備、空調設備

建築設備の出題ポイント

建築設備は第一次検定で毎年3問程度出題されます。電気・給排水・空調・消防を幅広く問われますが、各テーマ1問ずつなので「広く浅く」の知識で十分得点できます。

  • 給水方式:高置水槽・ポンプ直送・水道直結の違い
  • 換気方式:第1種〜第3種の正圧/負圧の関係
  • 排水トラップ:二重トラップは禁止!封水が破れる理由

「○○方式にはどんなメリット・デメリットがあるか?」を整理しておくと解きやすくなります。

建築設備 第1回のテーマ

この回は照明設備・電気配線(単相・三相)・給水設備(直結・受水槽)・排水設備・空調設備・消火設備の基本を幅広く出題。建築設備は「広く浅く」が攻略のコツ。各設備の原理よりも「現場で何に使うか」を意識して覚えましょう。「建築設備を得点源にする方法」で復習。

問題

【第1問】照明設備

建築物の照明設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. LED照明は、白熱灯や蛍光灯に比べて消費電力が少なく、寿命が長い。

2. 照度とは、単位面積あたりに入射する光の量のことで、単位はルクス(lx)である。

3. 事務所の執務室の推奨照度は、一般に300〜750lx程度である。

4. 照明の演色性とは、照明の明るさの強さを表す指標である。

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正解:4
演色性とは、照明が物の色をどれだけ自然に見せるかを表す指標であり、明るさの強さではありません。演色評価数(Ra)で表され、Ra100(自然光)に近いほど色の見え方が良いとされます。美術館や病院の診察室など色の再現が重要な場所では、高い演色性が求められます。

【第2問】電気設備の配線

建築物の電気配線に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 単相100Vは、一般的な住宅のコンセントに使用される電圧である。

2. 単相200Vは、エアコンやIHクッキングヒーターなど大容量の機器に使用される。

3. 三相200Vは、主に動力(モーター)用として使用される。

4. 電圧降下は、配線が短いほど大きくなる。

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正解:4
電圧降下は、配線が長いほど大きくなります。配線の抵抗は長さに比例するため、配線が長くなると抵抗が増え、電圧降下も大きくなります。電圧降下を抑えるには、配線を太くする(導体抵抗を下げる)か、配線の距離を短くすることが有効です。

【第3問】接地工事

電気設備の接地工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 接地工事は、漏電時の感電防止や機器の保護を目的として行う。

2. D種接地工事は、300V以下の低圧機器の金属製外箱に施す接地である。

3. 接地抵抗値は、接地の種類(A種・B種・C種・D種)によって異なる上限値が定められている。

4. 接地線は、できるだけ細い線を使用して電流が流れにくくするのがよい。

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正解:4
接地線は、漏電時に故障電流を確実に大地に流すため、一定以上の太さが必要です。細い線では抵抗が大きくなり、十分な故障電流が流れず、漏電遮断器が正常に動作しない危険があります。電気設備の技術基準では、接地の種類ごとに接地線の最小太さが規定されています。

【第4問】給水方式

建築物の給水方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 水道直結直圧方式は、水道本管の水圧で直接給水する方式で、主に低層建物に適する。

2. 水道直結増圧方式は、水道本管に増圧ポンプを直結して中高層建物に給水する方式である。

3. 受水槽方式は、受水槽に水を貯めてポンプで各所に給水する方式である。

4. 高置水槽方式は、受水槽の水をポンプで屋上の高置水槽に揚水し、重力で各階に給水する方式であるが、水槽の衛生管理は不要である。

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正解:4
高置水槽方式では、受水槽と高置水槽の両方で衛生管理が必要です。水槽内の水が長時間滞留すると、水質劣化や細菌繁殖のリスクがあるため、定期的な清掃(年1回以上)・水質検査が義務付けられています。「衛生管理は不要」は不適当です。

【第5問】排水トラップ

排水トラップに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 排水トラップは、排水管内の悪臭やガスが室内に逆流するのを防ぐための装置である。

2. トラップの封水深は、一般に50〜100mmとする。

3. 二重トラップは、排水の流れを良くするために推奨される設置方法である。

4. Sトラップ・Pトラップ・Uトラップなど、形状によって種類がある。

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正解:3
二重トラップは禁止されている設置方法です。1つの排水系統に2つのトラップを直列に設置すると、トラップ間の空気が密閉されて排水の流れが悪くなり(空気圧の問題)、封水が破壊される原因となります。「排水の流れを良くするために推奨」は逆であり不適当です。

【第6問】排水通気方式

排水通気設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 通気管は、排水管内の空気圧を調整してトラップの封水を保護する役割がある。

2. 伸頂通気方式は、排水立て管の上端を延長して通気管とする方式である。

3. ループ通気方式は、各階の排水横枝管の最上流の器具排水管から通気管を立ち上げる方式である。

4. 通気管の末端は、建物の窓や出入口から離す必要はない。

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正解:4
通気管の末端は、排水管内のガスや臭気が放出されるため、建物の窓や出入口から一定距離以上離す必要があります。一般に、窓や出入口から水平距離で3m以上離すか、窓等の上端より600mm以上高い位置で開口するなどの規定があります。

【第7問】空調方式

建築物の空調方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 中央方式(セントラル方式)は、機械室に設置した空調機で空気を処理し、ダクトで各室に送る方式である。

2. 個別方式は、各室にパッケージエアコン等を設置して個別に空調する方式である。

3. 全空気方式は、冷温水と空気の両方を使って搬送する方式である。

4. 個別方式は、中央方式に比べて各室の個別制御が容易である。

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正解:3
全空気方式は、空気のみを熱搬送媒体として使用する方式です。冷温水と空気の両方を使う方式は空気−水方式(ファンコイルユニット+外気処理空調機など)です。全空気方式は単一ダクト方式や二重ダクト方式などがあり、大空間の空調に適しています。

【第8問】換気方式

機械換気方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 第1種換気は、給気・排気ともに機械(ファン)で行う方式で、最も確実に換気量を制御できる。

2. 第2種換気は、給気を機械で行い、排気は自然排気とする方式で、室内は正圧になる。

3. 第3種換気は、排気を機械で行い、給気は自然給気とする方式で、室内は負圧になる。

4. 第2種換気は、トイレや厨房など臭気の発生する室に最も適している。

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正解:4
トイレや厨房など臭気の発生する室には第3種換気が適しています。第3種換気は機械排気で室内を負圧にするため、臭気が他の室に漏れにくくなります。第2種換気は室内が正圧になるため、クリーンルームや手術室など、外部の汚染空気が入り込まないようにしたい室に適しています。

【第9問】ヒートポンプ

ヒートポンプ方式の空調に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. ヒートポンプは、冷媒の圧縮・膨張サイクルを利用して熱を移動させる仕組みである。

2. ヒートポンプは、冷房と暖房の両方に対応できる。

3. エアコン(ルームエアコン)は、ヒートポンプ方式の代表的な空調機器である。

4. ヒートポンプのCOP(成績係数)は、常に1.0未満である。

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正解:4
ヒートポンプのCOP(成績係数)は、一般に3〜6程度で、1.0を大きく超えます。これは、投入したエネルギーの3〜6倍の熱量を移動できることを意味します。COP = 出力(暖房能力や冷房能力)÷ 入力(消費電力)で計算されます。「常に1.0未満」は不適当です。

【第10問】消火設備

建築物の消火設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 屋内消火栓設備は、建物内に設置された消火栓箱からホースで放水して消火する設備である。

2. スプリンクラー設備は、火災時に天井のスプリンクラーヘッドから自動的に散水する設備である。

3. 連結送水管は、消防ポンプ車から送水口を通じて建物の各階に送水するための設備である。

4. スプリンクラーヘッドは、火災時にすべてのヘッドが同時に開放する方式のみである。

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正解:4
スプリンクラーヘッドには、閉鎖型(火災の熱で個別のヘッドが開放する方式)と開放型(一斉に開放する方式)の2種類があります。一般的な建物では閉鎖型が多く使用されており、火災が発生した付近のヘッドだけが個別に作動します。「すべてのヘッドが同時に開放する方式のみ」は不適当です。

結果の目安

正答数 評価
9〜10問 素晴らしい!建築設備の基本がしっかり身についています。
7〜8問 合格レベルです。苦手な設備分野を重点的に復習しましょう。
5〜6問 もう少し。電気・給排水・空調の基本を整理しましょう。
4問以下 基礎から復習が必要です。解説記事で各設備の仕組みを確認しましょう。

次のミニテストに挑戦

建築設備のミニテストは全3回です。

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