2級建築(第一次) ミニテスト

2級建築施工管理技士 建築設備 練習問題②【無料・10問・解説付き】

2級建築施工管理技士 建築設備ミニテスト 第2回

結論から言います。建築設備の第2回では、第1回とは異なる切り口で消防設備・エレベーター・情報通信も含めて出題します。

第一次検定では、建築設備全般から幅広く出題されます。このミニテストでは、四肢択一の10問を出題します。すべてオリジナル問題で、各問に詳しい解説付きです。

テスト情報

問題数:10問(四肢択一)

目標正答率:7問以上で合格レベル

出題範囲:消防設備、エレベーター、情報通信、その他設備

第2回のポイント

第2回は防災設備・省エネ設備など、第1回より応用的なテーマが中心です。

  • 感知器の種類:煙感知器は厨房NG → 熱感知器を使う
  • 避雷針:雷を「避ける」のではなく「受けて逃がす」装置
  • レジオネラ菌:給湯60℃以上で殺菌。30℃は繁殖温度帯

「名前のイメージ」と「実際の機能」が違う設備が引っかけ問題になりやすいです。

建築設備 第2回のテーマ

この回は自動火災報知設備・避雷設備(保護角法)・給湯設備・排煙設備・省エネ設備を出題。特に自火報の感知器の種類と設置場所(差動式→一般室、定温式→キッチン)は暗記必須。また避雷設備の保護角法と回転球体法の違いも頻出。「建築設備を得点源にする方法」で復習。

問題

【第1問】自動火災報知設備

自動火災報知設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 感知器には、熱感知器・煙感知器・炎感知器などの種類がある。

2. 差動式スポット型感知器は、周囲の温度の急激な上昇を感知する。

3. 煙感知器は、厨房や浴室など湯気が発生する場所に最も適している。

4. P型受信機は、感知器の作動した警戒区域を表示する装置である。

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正解:3
煙感知器は、湯気や調理の煙で誤作動しやすいため、厨房や浴室には適していません。厨房や浴室など湯気が発生する場所には熱感知器(定温式スポット型など)を設置するのが適切です。煙感知器は廊下・階段・居室など、火災の煙を早期に検知すべき場所に設置します。

【第2問】非常用照明

非常用照明装置に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 非常用照明は、停電時に避難経路を照らすために設置する。

2. 非常用照明の予備電源は、30分以上点灯できる容量が必要である。

3. 非常用照明の床面における水平面照度は、1lx以上(LED照明は2lx以上)必要である。

4. 非常用照明には、白熱灯や蛍光灯は使用できず、LED照明のみ使用が認められている。

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正解:4
非常用照明には、白熱灯・蛍光灯・LED照明のいずれも使用が認められています。「LED照明のみ」は不適当です。ただし、光源の種類によって必要な照度基準が異なり、白熱灯・蛍光灯は床面で1lx以上、LED照明は2lx以上の水平面照度が求められます。

【第3問】エレベーター

建築物のエレベーターに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. ロープ式エレベーターは、ワイヤーロープで籠(かご)を吊り、巻上機で昇降させる方式である。

2. 油圧式エレベーターは、油圧ジャッキで籠を押し上げる方式で、低層建物に適している。

3. 機械室なしエレベーターは、巻上機を昇降路内に設置して機械室を不要にしたタイプである。

4. エレベーターの定員は、かごの床面積に関係なく、建物の用途だけで決まる。

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正解:4
エレベーターの定員は、かごの床面積に基づいて算定されます。1人あたりの占有面積を基準として、かごの有効床面積から定員を計算します(1人あたり約0.15m²を目安)。建物の用途だけで決まるわけではありません。「床面積に関係なく」は不適当です。

【第4問】情報通信設備

建築物の情報通信設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. LAN配線には、UTPケーブル(ツイストペアケーブル)や光ファイバーケーブルが使用される。

2. 光ファイバーケーブルは、UTPケーブルに比べて長距離の高速通信に適している。

3. EPS(電気シャフト)は、建物の各階を貫通する電気配線用の竪穴スペースである。

4. MDF(主配線盤)は、各階に設置される中間の配線盤のことである。

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正解:4
MDF(Main Distribution Frame:主配線盤)は、建物全体の主要な配線の引込み・集約を行う配線盤で、通常は建物の1箇所(1階や地下など)に設置されます。各階に設置される中間の配線盤はIDF(Intermediate Distribution Frame:中間配線盤)です。

【第5問】避雷設備

建築物の避雷設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 高さ20mを超える建築物には、避雷設備の設置が義務付けられている。

2. 避雷設備は、受雷部(突針など)・引下げ導線・接地極で構成される。

3. 避雷針は、雷を避けて建物に落ちないようにする装置である。

4. JIS A 4201では、避雷設備の保護レベルがI〜IVの4段階に分類されている。

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正解:3
避雷針は雷を「避ける」装置ではなく、雷を積極的に受けて安全に大地に逃がす装置です。名前から誤解されやすいですが、避雷針は雷撃を受雷部で受け止め、引下げ導線を通じて接地極から大地に放流することで、建物本体への被害を防ぎます。

【第6問】受変電設備

建築物の受変電設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 受変電設備は、電力会社から受電した高圧電力を建物内で使用する電圧に変換する設備である。

2. 一般的な建物では、6,600Vの高圧で受電し、変圧器で100Vや200Vに変圧する。

3. キュービクルは、変圧器・遮断器・計器類などを金属製の箱に収めた受変電設備である。

4. 受変電設備の保守点検は特に必要なく、設置後は放置してよい。

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正解:4
受変電設備は高圧の電気を扱うため、定期的な保守点検が法令で義務付けられています。電気事業法に基づく保安規程に従い、月次点検や年次点検(停電点検含む)を実施する必要があります。保守点検を怠ると、漏電・火災・停電事故のリスクが高まります。

【第7問】給湯設備

建築物の給湯設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 中央式給湯方式は、ボイラーや貯湯槽で集中的にお湯を作り、配管で各所に供給する方式である。

2. 局所式給湯方式は、使用箇所の近くに小型給湯器を設置して給湯する方式である。

3. 給湯管には、温度変化による膨張・収縮を吸収するための伸縮継手が必要である。

4. 給湯温度は、レジオネラ菌の繁殖防止のため、30℃程度に設定するのが望ましい。

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正解:4
レジオネラ菌は20〜45℃の温度帯で繁殖しやすいため、給湯温度を30℃程度に設定すると菌の繁殖を促進してしまいます。レジオネラ菌の繁殖を防止するには、貯湯槽の温度を60℃以上に保つことが推奨されています。末端の給水栓でも55℃以上を確保するのが望ましいです。

【第8問】排煙設備

建築物の排煙設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 排煙設備は、火災時に発生する煙を建物外に排出して避難を容易にする設備である。

2. 自然排煙方式は、排煙窓を開放して煙を自然に排出する方式である。

3. 機械排煙方式は、排煙ファンで強制的に煙を排出する方式である。

4. 排煙口は、天井面から80cm以上下方の壁面に設けるのが原則である。

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正解:4
排煙口は、煙が天井付近に溜まる性質を利用するため、天井面から80cm以内の高さ(天井に近い位置)に設ける必要があります。「天井面から80cm以上下方」では煙を効率的に排出できません。排煙口の有効面積は、防煙区画の床面積の1/50以上と規定されています。

【第9問】防災設備

建築物の防災設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 非常用エレベーターは、消防隊が消火活動に使用するためのエレベーターである。

2. 誘導灯は、避難口や避難方向を示すために設置される照明設備である。

3. 防火ダンパーは、ダクト内を延焼が広がるのを防ぐために設置される装置である。

4. 非常用の進入口は、消防活動のための開口部で、1階にのみ設置すればよい。

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正解:4
非常用の進入口は、消防隊が外部から進入するための開口部で、建築基準法により3階以上の各階に設置が義務付けられています(一定の条件あり)。「1階にのみ設置」では上層階の消火活動ができません。進入口は道路または空地に面する外壁面に設け、赤い逆三角形のマークで表示します。

【第10問】省エネルギー設備

建築物の省エネルギー設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 太陽光発電設備は、太陽電池パネルで発電し、パワーコンディショナーで交流に変換して使用する。

2. コージェネレーションシステムは、発電時の排熱を給湯や暖房に利用するシステムである。

3. BEMS(ビルエネルギー管理システム)は、建物のエネルギー使用を監視・制御するシステムである。

4. 全熱交換器は、換気時に排気と給気の間で温度だけを交換し、湿度は交換しない装置である。

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正解:4
全熱交換器は、排気と給気の間で温度(顕熱)と湿度(潜熱)の両方を交換する装置です。温度だけを交換するのは「顕熱交換器」です。「全熱」の名称は、顕熱と潜熱の合計である全熱を交換することに由来しています。全熱交換器により、換気によるエネルギーロスを大幅に削減できます。

結果の目安

正答数 評価
9〜10問 素晴らしい!建築設備を幅広く理解できています。
7〜8問 合格レベルです。消防設備や防災設備の知識を強化しましょう。
5〜6問 もう少し。設備の種類と役割を整理しましょう。
4問以下 基礎から復習が必要です。解説記事で各設備の基本を確認しましょう。

次のミニテストに挑戦

建築設備のミニテストは全3回です。

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