2級建築(第一次) ミニテスト

2級建築施工管理技士 施工管理法 練習問題③【無料・10問・解説付き】

2級建築施工管理技士 施工管理法ミニテスト 第3回

結論から言います。第3回では、PDCA・ISO・安全衛生教育・クレーン作業・労働災害統計など、第1・2回で扱わなかったテーマを中心に出題します。

第1・2回で基礎を固めた方向けの仕上げテストです。四肢択一の10問を出題します。

テスト情報

問題数:10問(四肢択一)

目標正答率:7問以上で合格レベル

出題範囲:PDCA、ISO、安全衛生教育、クレーン作業、労働災害統計、環境対策

問題

【第1問】PDCAサイクル

品質管理のPDCAサイクルに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. PDCAサイクルは、Plan(計画)→Do(実施)→Check(確認)→Action(改善)の4段階で構成される。

2. Check(確認)の段階では、計画どおりに実施されたか、結果が目標を達成したかを評価する。

3. Action(改善)の段階では、問題点を把握して次のサイクルに改善を反映する。

4. PDCAサイクルは1回だけ実施すれば十分であり、繰り返す必要はない。

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正解:4
PDCAサイクルは継続的に繰り返すことで、品質を段階的に向上させていく手法です。1回で終わりではなく、改善結果を次のPlan(計画)に反映し、螺旋的にレベルアップさせていきます。これを「スパイラルアップ」といい、品質マネジメントの基本的な考え方です。

【第2問】品質マネジメントシステム

品質マネジメントシステム(ISO 9001)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. ISO 9001は、品質マネジメントシステムの国際規格である。

2. ISO 9001では、顧客満足の向上を目指して品質管理を体系的に行うことが求められる。

3. 品質マネジメントシステムでは、文書管理・内部監査・是正処置等が要求される。

4. ISO 9001の認証を取得すれば、製品の品質が自動的に保証される。

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正解:4
ISO 9001は品質を管理する仕組み(マネジメントシステム)の規格であり、製品そのものの品質を自動的に保証するものではありません。認証を取得しているということは、品質管理の仕組みが整備・運用されていることを意味しますが、個々の製品の品質はその仕組みを確実に運用することで維持されます。

【第3問】安全衛生教育

建設現場の安全衛生教育に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 雇入れ時の安全衛生教育は、事業者が労働者に対して実施する義務がある。

2. 作業内容変更時にも、安全衛生教育を実施する必要がある。

3. 新規入場者教育は、初めて現場に入場する作業者に対して行う。

4. 安全衛生教育は管理職だけが受ければよく、一般作業者は対象外である。

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正解:4
安全衛生教育は管理職だけでなく、全ての労働者が対象です。むしろ、現場で直接作業を行う一般作業者こそ、危険な作業に従事することが多く、安全衛生教育が最も重要です。労働安全衛生法では、雇入れ時・作業内容変更時の教育を全ての労働者に実施することを義務付けています。

【第4問】クレーン作業の安全管理

建設現場のクレーン作業に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. つり上げ荷重5t以上のクレーンの運転には、クレーン運転免許が必要である。

2. 玉掛け作業(つり荷の掛け外し)には、玉掛け技能講習の修了が必要である。

3. クレーンの定格荷重を超える荷物をつり上げてはならない。

4. クレーンの作業範囲内に作業者がいても、合図者がいれば作業を続行できる。

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正解:4
クレーンの作業範囲内(つり荷の直下及びその周辺)には、作業者を立ち入らせてはなりません。合図者がいるかどうかに関係なく、つり荷の下での作業や通行は禁止です。荷が落下した場合に重大な災害につながるため、立入禁止区域を設定して監視員を配置し、作業者の安全を確保します。

【第5問】労働災害統計

労働災害統計に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 度数率は、延べ実労働時間100万時間あたりの労働災害による死傷者数を示す。

2. 強度率は、延べ実労働時間1000時間あたりの労働損失日数を示す。

3. 建設業の労働災害で最も多い災害の種類は、墜落・転落である。

4. 労働災害統計は参考値にすぎず、安全管理の改善には活用できない。

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正解:4
労働災害統計は安全管理の改善に不可欠な重要データです。度数率や強度率を分析することで、どのような災害が多いか、どの作業が危険かを客観的に把握し、重点的な安全対策を立てることができます。建設業では墜落・転落が最多で、次いで建設機械・クレーン等による災害が多く、これらの統計に基づいて優先順位をつけた安全対策が行われています。

【第6問】環境対策(騒音・振動)

建設工事の騒音・振動対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 特定建設作業(著しい騒音・振動を発する作業)は、市区町村長への届出が必要である。

2. 低騒音型・低振動型の建設機械を使用することで、騒音・振動を低減できる。

3. 作業時間帯の制限(夜間作業の禁止等)も騒音対策のひとつである。

4. 特定建設作業の届出は、作業完了後に提出すればよい。

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正解:4
特定建設作業の届出は、作業開始日の7日前までに市区町村長に届け出る必要があります(騒音規制法・振動規制法)。作業完了後ではなく、事前に届出を行い、必要な規制基準の遵守と近隣への配慮を行います。届出を怠った場合は罰則の対象となります。

【第7問】工程の出来高管理

工事の出来高管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 出来高とは、工事の完成部分を金額で評価したものである。

2. 出来高累計曲線(Sカーブ)は、横軸に時間、縦軸に出来高累計をとったグラフである。

3. 出来高累計曲線が計画線を下回っている場合は、工程が遅れていると判断できる。

4. 出来高管理は経理部門の仕事であり、現場の工程管理とは無関係である。

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正解:4
出来高管理は工程管理と密接に関連しています。出来高は工事の進捗状況を金額ベースで把握する指標であり、計画出来高と実績出来高を比較することで工程の遅れや進みを客観的に判断できます。現場の工程管理者が出来高を把握することは、適切な工程管理を行うために不可欠です。

【第8問】安全管理(電気災害防止)

建設現場の電気災害防止に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 仮設電気設備には、漏電遮断器を設置して感電を防止する。

2. 濡れた手で電気機器を操作してはならない。

3. 移動式電動工具には、二重絶縁構造のものを使用するか、アース(接地)を設ける。

4. 電線は地面に直接這わせて使用するのが標準的で、特に保護は必要ない。

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正解:4
電線を地面に直接這わせると、車両の踏み付けや工具の接触で被覆が損傷して漏電・感電の原因となります。仮設電気配線は架空配線(高所に張る)とするか、やむを得ず地面を通す場合は防護カバーや配線ダクトで保護する必要があります。雨水による漏電リスクもあるため、適切な保護が不可欠です。

【第9問】チェックシート

品質管理のチェックシートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. チェックシートは、データの収集を効率的かつ正確に行うための定型的な記録用紙である。

2. 不良項目チェックシートは、不良の種類別に件数を記録して集計するものである。

3. 点検チェックシートは、確認すべき項目をリスト化して漏れなく点検するためのものである。

4. チェックシートは高度な統計知識がないと作成できず、一般作業者には使えない。

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正解:4
チェックシートはQC7つ道具の中でも最もシンプルなツールで、高度な統計知識は不要です。あらかじめ項目を決めておき、チェック印や正の字で記録するだけなので、誰でも簡単に使えます。むしろ、現場の一般作業者が日常的に使うことで品質管理の基礎データを効率的に収集できる点が大きな利点です。

【第10問】環境マネジメント

建設現場の環境マネジメントに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. ISO 14001は、環境マネジメントシステムの国際規格である。

2. 建設現場では、粉じん対策・水質汚濁防止・土壌汚染防止などの環境対策が求められる。

3. アスベスト(石綿)含有建材の解体作業では、法令に基づく厳格な飛散防止措置が必要である。

4. 環境対策はコストがかかるだけで建設会社にメリットはないため、最小限にすべきである。

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正解:4
環境対策は法令遵守の義務であるだけでなく、企業の社会的信頼の向上・入札時の加点評価・近隣トラブルの防止など、建設会社にとって多くのメリットがあります。環境に配慮した施工は、公共工事の総合評価方式で高い評価を受けることができ、企業の競争力向上にもつながります。

結果の目安

正答数 評価
9〜10問 素晴らしい!施工管理法を幅広く深く理解しています。
7〜8問 合格レベルです。ISO・環境・労災統計の知識を整理しましょう。
5〜6問 もう少し。品質管理と安全管理のポイントを復習しましょう。
4問以下 基礎から復習が必要です。解説記事で各分野の基本を確認しましょう。

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施工管理法のミニテストは全3回です。

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