2級土木(第一次) ミニテスト

2級土木施工管理技士 共通工学 練習問題①【無料・10問・解説付き】

2級土木施工管理技士の第一次検定で出題される「共通工学」分野のミニテスト第1回です。

測量・契約・設計図書から暗記で得点しやすい全10問を出題。確実な得点源にするための実力チェックです!

項目 内容
出題分野 共通工学(測量・契約・設計図書)
問題数 10問(四肢択一)
目安時間 10〜15分
対応検定 第一次検定

問1

水準測量に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)水準測量は、レベルと標尺を用いて2点間の高低差を求める測量である。
(2)高低差は、後視の読みから前視の読みを引いて求める。
(3)レベルは、前視側と後視側の標尺までの距離をほぼ等しくして観測する。
(4)水準測量は、2点間の水平距離を求めるための測量である。

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正解:(4)
水準測量は2点間の高低差(高さの差)を求める測量です。水平距離を求めるのはトラバース測量や距離測量の役割です。水準測量では「高さ」だけに注目し、レベルで標尺の目盛りを読んで高低差を計算します。

問2

トラバース測量に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)トラバース測量は、測点間の角度と距離を測定して位置を求める測量である。
(2)閉合トラバースは、出発点に戻る測量で、誤差のチェックが容易である。
(3)開放トラバースは、誤差の検出が困難なため、精度の高い測量には適さない。
(4)結合トラバースは、1つの既知点のみで測量が完結するため、最も精度が高い。

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正解:(4)
結合トラバースは2つの既知点(出発点と到達点)を使用する測量で、両端の座標が既知なので誤差の検出・補正が可能です。「1つの既知点のみ」で精度が高いということはなく、むしろ既知点が1つだけの開放トラバースが最も精度が低い方式です。

問3

公共工事の入札方式に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)一般競争入札は、参加資格を満たす者なら誰でも参加でき、最も公平性が高い。
(2)指名競争入札は、発注者が指名した業者のみが参加できる方式である。
(3)随意契約は、競争入札によらずに発注者が業者を選定して直接契約する方式である。
(4)公共工事の入札は、随意契約が原則であり、競争入札は例外的な方式である。

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正解:(4)
公共工事の入札は一般競争入札が原則です(会計法・地方自治法)。国民の税金を使う以上、最も公平な方法で業者を選定しなければなりません。随意契約は緊急工事や特殊な技術が必要な場合など、例外的に認められる方式です。

問4

設計図書に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)設計図書とは、図面・仕様書・現場説明書・質問回答書を総称するものである。
(2)設計図書に矛盾がある場合は、一般に仕様書よりも図面が優先される。
(3)現場説明書は、発注者が入札前に工事の概要や条件を説明する書類である。
(4)特記仕様書は、標準仕様書を補足して当該工事固有の条件を定める書類である。

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正解:(2)
設計図書に矛盾がある場合の優先順位は、一般に質問回答書 → 現場説明書 → 特記仕様書 → 図面 → 標準仕様書の順です。つまり仕様書のほうが図面より優先されるのが通常です。特記仕様書で定められた条件は、図面よりも上位に位置づけられます。この優先順位は試験でよく問われます。

問5

GNSS測量に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)GNSS測量は、人工衛星からの電波を受信して位置を測定する測量方法である。
(2)GNSS測量は、2点間の見通しが確保できなくても測量が可能である。
(3)RTK-GNSSは、リアルタイムで高精度な位置測定ができる方式である。
(4)GNSS測量は、衛星からの電波を使うため、室内や地下でも精度よく測量できる。

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正解:(4)
GNSS測量は衛星からの電波を受信する必要があるため、上空が開けた場所でないと使えません。室内・地下・トンネル内・高い建物に囲まれた場所では衛星電波が遮断されて測量できません。逆に、2点間の見通しが不要なのは大きなメリットです。

問6

請負契約に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)請負契約は、注文者が仕事の完成を約束し、請負者がそれに対して報酬を支払う契約である。
(2)工事請負契約書には、工事内容・請負代金額・工期・支払条件等を記載する。
(3)設計変更があった場合は、請負代金の変更について発注者と協議する。
(4)一括下請負(丸投げ)は、公共工事では原則として禁止されている。

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正解:(1)
請負契約の説明が逆になっています。正しくは「請負者が仕事の完成を約束し、注文者がそれに対して報酬を支払う」契約です。仕事をするのが請負者(施工者)、お金を払うのが注文者(発注者)。試験では主語と述語の入れ替えに注意しましょう。

問7

測量の誤差に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)系統誤差は、測定のたびに一定の方向に偏る誤差で、器械の調整不良などが原因である。
(2)偶然誤差は、原因が特定できない不規則な誤差で、観測回数を増やすと小さくなる。
(3)過失誤差は、読み取りの間違いなど人為的なミスによる誤差である。
(4)偶然誤差は、観測回数にかかわらず一定であり、減らすことはできない。

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正解:(4)
偶然誤差は観測回数を増やすと平均値に収束するため、小さくなります。これが「多数回観測して平均をとる」という測量の基本的な考え方です。一方、系統誤差は観測回数を増やしても消えないため、器械の調整やデータの補正で除去する必要があります。

問8

工事の変更に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)設計変更が生じた場合は、発注者と受注者の協議により変更契約を締結する。
(2)工事数量の増減があった場合は、契約金額の変更が必要になることがある。
(3)工期の変更が必要な場合は、発注者の承認を得て変更する。
(4)設計変更は受注者が自由に行えるため、発注者への報告は不要である。

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正解:(4)
設計変更は発注者の指示または発注者と受注者の協議によって行うものです。受注者が自由に設計を変更することはできません。現場で設計と異なる状況に遭遇した場合は、発注者に報告し、協議のうえ設計変更の手続きを行います。

問9

丁張り(遣り方)に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)丁張りは、構造物の位置・高さ・幅などを現場で示すための仮設の目印である。
(2)丁張りは、設計図の寸法を現場に正確に落とし込むために設置する。
(3)丁張りの設置には、水準測量やトラバース測量で求めた測量データを使用する。
(4)丁張りは、おおよその位置がわかればよいので、精度は重要ではない。

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正解:(4)
丁張りの精度は非常に重要です。丁張りがずれていると、構造物が設計と異なる位置・高さに造られてしまい、手戻り工事が発生します。現場では「丁張りの精度=工事の出来栄え」と言えるほど重要で、ミリ単位の精度が求められます。

問10

公共工事標準請負契約約款に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)受注者は、現場代理人を工事現場に常駐させなければならない。
(2)受注者は、工事の施工にあたり、設計図書に従わなければならない。
(3)受注者は、工事完成後に発注者に完成通知を行い、検査を受ける。
(4)工事目的物の引渡し前に受注者の責任で生じた損害は、発注者が負担する。

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正解:(4)
工事目的物の引渡し前に受注者の責任で生じた損害は、受注者が負担するのが原則です。引渡し前の工事目的物は受注者の管理下にあるため、受注者が善良な管理者の注意をもって管理しなければなりません。ただし、不可抗力(天災等)による損害は別途協議となります。


結果の目安

正解数 評価 アドバイス
9〜10問 合格圏内 共通工学は得点源にできます!第2回にも挑戦を。
7〜8問 あと一歩 間違えた問題の解説を復習しましょう。
4〜6問 要復習 解説記事で基礎を固めてから再チャレンジ。
0〜3問 基礎固めから 解説記事をじっくり読んでからもう一度!

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共通工学の基礎をしっかり固めたい方は、解説記事も合わせてチェックしましょう。

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