2級土木(第一次) ミニテスト

2級土木施工管理技士 土工 練習問題②【無料・10問・解説付き】

2級土木施工管理技士の「土工」分野から10問出題します(第2回)。第1回とは異なる角度から、土質試験の使い分け・土量計算・締固め管理・軟弱地盤対策の知識を確認しましょう。

1問ずつ「解答を見る」で正解と解説を確認できます。7問以上正解を目指しましょう!


土工 ミニテスト 第2回

問1

土の含水比試験で求められるものとして、最も適当なものはどれか。

(1)土粒子の粒の大きさの分布
(2)土に含まれる水分の割合
(3)土が液状化する限界の含水量
(4)土の一軸圧縮強さ

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正解:(2)
含水比試験は、土に含まれる水分量の割合(=含水比)を求める試験です。土を110℃で乾燥させ、乾燥前後の質量差から水分量を算出します。(1)は粒度試験、(3)は液性限界試験、(4)は一軸圧縮試験の説明です。

問2

土の圧密試験に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)砂質土の透水係数を求めるために行う試験である。
(2)粘性土に荷重をかけたときの沈下量と沈下速度を調べる試験である。
(3)土の粒度分布を調べて土を分類するための試験である。
(4)土の締固め特性(最適含水比・最大乾燥密度)を求める試験である。

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正解:(2)
圧密試験は、粘性土(粘土やシルト)に荷重を加えたときに、時間の経過とともにどれだけ沈下するかを調べる試験です。軟弱地盤上に盛土を築くときなどに、将来の沈下量を予測するために実施します。(1)は透水試験、(3)は粒度試験、(4)は締固め試験の説明です。

問3

ほぐした土量300m³をダンプトラックで運搬する場合、地山土量に換算するといくらか。ただし、L(ほぐし率)=1.20とする。

(1)200m³
(2)250m³
(3)300m³
(4)360m³

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正解:(2)250m³
ほぐした土量=地山土量×Lなので、地山土量=ほぐした土量÷L=300÷1.20=250m³です。ダンプに積んだ土はフワフワにほぐれた状態なので、元の地山に換算すると体積は小さくなります。

問4

盛土材料として最も不適当なものはどれか。

(1)砂質土
(2)礫まじり土
(3)高有機質土(腐植土)
(4)山砂利

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正解:(3)高有機質土(腐植土)
高有機質土(腐植土)は有機物を多く含み、圧縮性が大きく強度が低いため盛土材料には不適です。砂質土・礫まじり土・山砂利は水はけがよく締固めやすいため、盛土材料として適しています。

問5

盛土の品質管理における「締固め度」に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)締固め度とは、現場で得られた乾燥密度を室内試験の最大乾燥密度で割った値である。
(2)締固め度が高いほど、盛土内の空隙が多い状態を示す。
(3)締固め度の管理基準値は、一般に80%以上とされる。
(4)締固め度は含水比を測定するだけで求められる。

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正解:(1)
締固め度(Dc)=(現場の乾燥密度÷室内試験の最大乾燥密度)×100(%)です。一般に90%以上を管理基準とします(80%ではない)。締固め度が高いほど隙間が少なく密実な状態で、含水比だけでなく密度の測定が必要です。

問6

切土工事における排水処理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)切土面に降った雨水は、速やかに排水溝などで排除する。
(2)法肩には排水溝を設け、法面への雨水の流入を防ぐ。
(3)湧水がある場合は、暗きょ排水等で地下水位を低下させる。
(4)切土中の排水は工費がかかるため、工事完了後にまとめて行うのがよい。

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正解:(4)
切土中の排水は工事の進行に合わせて施工中から行うのが原則です。排水を後回しにすると、雨水や湧水によって法面が崩壊したり、地盤がゆるんで施工機械が作業できなくなるなどの問題が発生します。

問7

プレロード(載荷重)工法に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)軟弱地盤にセメント系固化材を注入して地盤を固める工法である。
(2)軟弱層を掘削し、良質な材料に置き換える工法である。
(3)構造物の施工に先立ち、計画荷重以上の盛土を載荷して地盤の沈下を促進させる工法である。
(4)地盤中に砂杭を打設し、緩い砂地盤を締め固める工法である。

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正解:(3)
プレロード工法は、構造物を建てる前にあらかじめ計画荷重以上の盛土を載せて沈下を先に起こさせ、その後に盛土を撤去してから本構造物を施工する工法です。「先に重しを載せて沈ませておく」イメージです。(1)は深層混合処理工法、(2)は置換工法、(4)はサンドコンパクションパイル工法の説明です。

問8

法面の植生工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)客土吹付け工は、種子と肥料を混ぜた土を法面に吹き付ける工法である。
(2)張芝工は、法面に芝を張り付けて保護する工法で、施工直後から効果がある。
(3)植生マット工は、種子や肥料を組み込んだマットを法面に固定する工法である。
(4)植生工は法面のすべり破壊を防止する抑止工として用いられる。

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正解:(4)
植生工は法面の表面侵食を防ぐ「のり面保護工」であり、地すべりなどの大きなすべり破壊を防止する「抑止工」ではありません。すべり破壊の防止にはアンカー工やくい打ち工などの構造物による抑止工が必要です。植生工は雨水による表面浸食や風化を防ぐ役割を果たします。

問9

軟弱地盤対策としての置換工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)軟弱層が比較的浅い場合に適用される。
(2)軟弱土を掘削し、砂や砂利などの良質材で埋め戻す。
(3)施工が単純でわかりやすい工法である。
(4)軟弱層が地表面から20m以上の深さでも経済的に施工できる。

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正解:(4)
置換工法は、軟弱層が浅い場合(一般に3m程度まで)に経済的に適用できる工法です。軟弱層が20mもの深さにある場合、膨大な掘削量と良質材が必要になり、現実的ではありません。深い軟弱層にはサンドドレーン工法や深層混合処理工法などが用いられます。

問10

サンドコンパクションパイル工法に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)軟弱地盤中に砂を圧入して締め固めた砂杭を造成し、地盤全体の強度を高める工法である。
(2)地盤中にセメントミルクを注入して柱状に固化する工法である。
(3)地盤の表面に砂の層を敷設して排水層とする工法である。
(4)真空ポンプで地盤中の水を強制排水する工法である。

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正解:(1)
サンドコンパクションパイル(SCP)工法は、振動や衝撃を与えながら砂を地盤中に圧入し、締め固めた砂杭を多数造成することで、地盤全体の密度と強度を高める工法です。砂質地盤の液状化対策としても有効です。(2)は深層混合処理工法、(3)はサンドマット工法、(4)は真空圧密工法の説明です。


結果の目安

正解数 評価
9〜10問 素晴らしい!土工は得点源です
7〜8問 合格ライン。間違えた問題を復習しましょう
4〜6問 解説記事を読み直して再チャレンジ!
0〜3問 まずは基礎固め。解説記事でじっくり学習を

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土工の基礎をしっかり固めたい方は、解説記事も合わせてチェックしましょう。

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