2級土木(第一次) ミニテスト

2級土木施工管理技士 土工 練習問題③【無料・10問・解説付き】

2級土木施工管理技士「土工」ミニテスト第3回は、第1回・第2回では出題しなかったテーマを中心に構成した総仕上げの10問です。圧密試験・粒度試験・塑性指数といった土質試験の深掘りや、土量計算の逆算問題、盛土材料の選定、段階盛土・押え盛土工法など、幅広い応用力を試します。

1問ずつ「解答を見る」で正解と解説を確認できます。7問以上正解を目指しましょう!


土工 ミニテスト 第3回

問1

粘性土の圧密沈下量や圧密に要する時間を推定するために行う室内試験として、最も適当なものはどれか。

(1)一軸圧縮試験
(2)圧密試験
(3)三軸圧縮試験
(4)平板載荷試験

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正解:(2)圧密試験
圧密試験は、粘性土に荷重を段階的にかけて沈下量と時間の関係を調べる試験です。圧縮指数や圧密係数を求め、実際の構造物による沈下量や沈下が完了するまでの期間を予測します。一軸圧縮試験は粘性土の強さ(qu)、三軸圧縮試験はせん断強さ、平板載荷試験は原位置での地盤の支持力を求めるものです。

問2

土の粒度試験に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)粒度試験は、土を構成する粒子の大きさの分布を調べる試験である。
(2)粗粒分はふるい分析、細粒分は沈降分析で粒度分布を求める。
(3)粒径加積曲線が急勾配のものは、粒径がそろった土(均等な土)である。
(4)均等係数が大きいほど、粒度分布の幅が狭くそろった土である。

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正解:(4)
均等係数(Uc)は粒度分布の幅を表す指標で、大きいほど粒度分布の幅が広い(いろいろな大きさの粒が混じっている)土です。Ucが小さいほど均等な土(粒径がそろった土)になります。一般にUc≧10の土は「粒度が良い」とされ、締固めに適しています。

問3

土の塑性指数(Ip)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)塑性指数は、液性限界と収縮限界の差で求められる。
(2)塑性指数が大きい土ほど、含水比の変化に対して体積変化が小さい。
(3)塑性指数が大きい土ほど、粘性が高く締固めが困難になりやすい。
(4)砂質土は一般に粘性土より塑性指数が大きい。

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正解:(3)
塑性指数(Ip)は液性限界と塑性限界の差で求められ、土の粘性の程度を表します。Ipが大きいほど粘性が高く、水を含むとベタベタになり締固めが難しくなります。砂質土はIpが小さく(またはNP=非塑性)、粘性土はIpが大きい値を示します。(1)は「収縮限界」ではなく「塑性限界」が正しいです。

問4

締固め後の盛土量として500m³が必要な場合、掘削すべき地山土量として最も近いものはどれか。ただし、土量変化率はL=1.20、C=0.80とする。

(1)400m³
(2)500m³
(3)625m³
(4)750m³

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正解:(3)625m³
締固め後の土量=地山土量×Cなので、地山土量=締固め後の土量÷C=500÷0.80=625m³です。「必要な盛土量から逆算して地山をどれだけ掘るか」を求める問題は頻出です。Cは常に1未満なので、締固め後の体積より多くの地山を掘削する必要があります。

問5

盛土材料の選定に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)せん断強さが大きく、圧縮性の小さい土が適している。
(2)施工含水比が最適含水比に近い状態で締め固められる土が望ましい。
(3)有機質土やベントナイトを多く含む土は、盛土材料として適している。
(4)岩塊や礫まじり土は、大型ブルドーザ等で締め固めれば良好な盛土材となる。

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正解:(3)
有機質土は分解により体積が減少し、ベントナイトは吸水すると膨張・軟化するため、いずれも盛土材料として不適です。盛土材に適しているのは、せん断強さが大きく圧縮性が小さい砂質土や礫質土です。高含水比の粘性土も避けるべき材料です。

問6

盛土の品質管理における現場密度試験に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)砂置換法は、掘った穴に砂を詰めて穴の体積を求める方法である。
(2)砂置換法は、試験に時間がかかるため現場では使用されない。
(3)突固め試験は、現場密度を直接測定する試験である。
(4)現場密度の測定結果は、最適含水比との比較で合否を判定する。

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正解:(1)
砂置換法は、盛土に穴を掘り、掘った土の重量を測ったあと、穴に乾燥砂を詰めてその体積を求める方法です。体積と重量から現場の密度を算出します。最も一般的な現場密度試験で広く使用されています。突固め試験は室内試験で最大乾燥密度を求めるもの、現場密度の合否判定は締固め度(=現場乾燥密度÷最大乾燥密度×100)で行います。

問7

軟弱地盤対策における段階盛土工法(漸増盛土工法)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)盛土を一度に目標の高さまで施工し、急速に圧密を完了させる工法である。
(2)盛土を数段階に分けて施工し、各段階の圧密による強度増加を待って次の段階に進む工法である。
(3)盛土の両端部に押え盛土を設置して安定性を確保する工法である。
(4)載荷重盛土を事前にかけて沈下を促進し、その後撤去する工法である。

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正解:(2)
段階盛土工法は、軟弱地盤上で盛土を一度に高く積まず、数段階に分けて施工する工法です。各段階で圧密沈下が進み地盤の強度が増加するのを待ってから、次の段階の盛土を行います。工期は長くなりますが、特別な機材が不要で安全に施工できます。(3)は押え盛土工法、(4)はプレロード工法の説明です。

問8

軟弱地盤上の盛土の安定対策として用いられる押え盛土工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)盛土本体の両側に押え盛土を設けて、すべり破壊に対する安定性を高める工法である。
(2)押え盛土は、盛土のり先から外側に向けて施工する。
(3)用地幅が十分に確保できる場合に適した工法である。
(4)押え盛土は本体盛土より先に撤去し、荷重を軽減する。

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正解:(4)
押え盛土は本体盛土の安定を確保するために設置するものなので、撤去してはいけません。押え盛土を撤去すると本体盛土の側方に対する抵抗がなくなり、すべり破壊を起こす危険があります。押え盛土はそのまま残置するのが原則で、用地幅に余裕が必要な点がデメリットです。

問9

法面の排水対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)法面の崩壊や侵食は、排水不良が原因となることが多い。
(2)法肩排水溝(小段排水溝)は、法面への地表水の流入を防ぐために設ける。
(3)水抜きボーリングは、法面内部の地下水を排除するために設ける。
(4)排水施設の設置は切土法面に限られ、盛土法面には不要である。

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正解:(4)
排水施設は切土法面だけでなく盛土法面にも必要です。盛土は降雨により浸透水が内部にたまると強度が低下し、すべり破壊を起こすおそれがあります。盛土にも法肩排水溝や縦排水溝を設け、雨水を速やかに法面から排除する対策が不可欠です。

問10

盛土施工における敷均しに関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)敷均しには一般にブルドーザが使用され、均一な層厚に敷き均す。
(2)盛土の1層の敷均し厚さは、一般に1m程度とする。
(3)敷均しと締固めの順序は問わず、どちらを先に行ってもよい。
(4)傾斜地盤上の盛土は、元の地盤の傾斜面のまま敷均しを行う。

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正解:(1)
盛土の敷均しにはブルドーザが一般的に使用され、所定の層厚で均一に敷き均します。1層の敷均し厚さは締固め後に30cm以下となるようにするのが基本で、1mでは厚すぎます。敷均し→締固めの順序は必ず守ります。傾斜地盤上では段切りを行い、旧地盤と新しい盛土材がなじむようにしてから施工します。


結果の目安

正解数 評価
9〜10問 素晴らしい!土工は完璧です
7〜8問 合格ライン。間違えた問題を復習しましょう
4〜6問 もう一度解説記事を読んで再挑戦!
0〜3問 まずは基礎固め。解説記事でじっくり学びましょう

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土工の基礎をしっかり固めたい方は、解説記事も合わせてチェックしましょう。

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