2級土木(第一次) ミニテスト

2級土木施工管理技士 建設機械 練習問題②【無料・10問・解説付き】

2級土木施工管理技士の第一次検定で出題される「建設機械」分野のミニテスト第2回です。

第1回より一歩踏み込んだ問題を中心に、施工条件に応じた機械選定や安全管理から全10問を出題します。

現場で「どの機械を使うべきか」を判断できる力を身につけましょう!

項目 内容
出題分野 建設機械(掘削・運搬・締固め・クレーン)
問題数 10問(四肢択一)
目安時間 10〜15分
対応検定 第一次検定

問1

締固め機械と適する土質の組合せのうち、適当でないものはどれか。

(1)振動ローラー ――― 砂質土
(2)タンピングローラー ――― 粘性土
(3)ロードローラー ――― 路盤材(砂利・砕石)
(4)振動コンパクター ――― 岩盤

解答を見る

正解:(4)
振動コンパクター(プレートコンパクター)は、マンホール周りや構造物際など狭い場所の土の締固めに使う小型機械です。岩盤を締め固めるものではありません。そもそも岩盤は十分に硬いので締固めの必要がなく、逆に岩盤を砕くにはブレーカーを使います。

問2

ラフテレーンクレーンに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)ラフテレーンクレーンは、1つの運転席で走行操作とクレーン操作の両方ができる。
(2)ラフテレーンクレーンは、四輪駆動・四輪操舵で小回りが利く。
(3)ラフテレーンクレーンは、公道を自走して現場に移動できる。
(4)ラフテレーンクレーンは、クローラークレーンより大きな吊り上げ能力を持つ。

解答を見る

正解:(4)
大きな吊り上げ能力を持つのはクローラークレーンの方です。ラフテレーンクレーンは機動性(小回り・公道走行)が強みで、中小規模の現場で多く使われます。一方、クローラークレーンは大型で安定性が高く、数百トン級の大型吊り作業が可能です。「機動力のラフター、パワーのクローラー」と覚えましょう。

問3

建設機械の作業能力に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)建設機械の作業能力は、土量変化率を考慮して計算する必要がある。
(2)ほぐした土量は、地山の状態の土量より体積が大きくなる。
(3)締め固めた土量は、地山の状態の土量より体積が小さくなる。
(4)ダンプトラックの積載量を計算するとき、土量変化率は考慮しなくてよい。

解答を見る

正解:(4)
ダンプトラックに積む土はほぐした状態なので、地山土量に対してL(ほぐし率)をかけて体積を計算する必要があります。たとえばL=1.2なら、地山100m³の土をほぐすと120m³になります。土量変化率を無視すると、ダンプトラックの台数計算を誤って工事全体のスケジュールが狂います。

問4

モーターグレーダーに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)モーターグレーダーは、前後の車輪の間にブレードを持ち、路面の整地・敷均しに使用する。
(2)モーターグレーダーのブレードは角度を自由に変えられるため、側溝の切取りなどにも対応できる。
(3)モーターグレーダーは、道路の路盤仕上げに最も適した機械の一つである。
(4)モーターグレーダーは、大量の土を掘削して積み込むのに適した機械である。

解答を見る

正解:(4)
モーターグレーダーは路面の整地・敷均し・仕上げを精密に行う機械で、大量の土を掘削・積込みする能力はありません。掘削・積込みにはバックホウやトラクターショベルを使います。モーターグレーダーは「仕上げの職人」で、道路工事の最終段階で路面を平坦にきれいに仕上げるのが役割です。

問5

建設機械の走行方式に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)クローラ式(キャタピラ式)は、接地面積が大きいため接地圧が小さく、軟弱地盤での走行に適している。
(2)ホイール式(タイヤ式)は、クローラ式に比べて走行速度が速く、舗装路面での移動に適している。
(3)クローラ式の機械は、一般に公道の走行が認められていない。
(4)ホイール式の機械は、クローラ式に比べて軟弱地盤での安定性に優れている。

解答を見る

正解:(4)
軟弱地盤での安定性に優れているのはクローラ式です。クローラ式は接地面積が大きいため地盤にかかる圧力が分散され、軟弱地盤でも沈みにくい利点があります。ホイール式は接地面積が小さいため軟弱地盤では沈みやすく不向きです。「かんじき=クローラ、長靴=ホイール」のイメージです。

問6

移動式クレーンの定格荷重に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)定格荷重とは、そのクレーンの構造と安定度から定まる、安全に吊ることができる最大の荷重である。
(2)定格荷重には、フックやグラブバケットなどの吊り具の重量は含まれない。
(3)作業半径が大きくなるほど、定格荷重は小さくなる。
(4)ジブの長さが長くなるほど、定格荷重は大きくなる。

解答を見る

正解:(4)
ジブ(ブーム)が長くなるほど、先端にかかるモーメント(回転力)が大きくなるため、定格荷重は小さくなります。長い棒の先に重い荷物をぶら下げるほど転倒しやすくなる、というイメージです。同様に、作業半径が大きくなるほど定格荷重は小さくなります。クレーンの能力表は「半径×ジブ長」ごとに定格荷重が決まっています。

問7

アスファルトフィニッシャーに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)アスファルトフィニッシャーは、アスファルト混合物を敷均すための専用機械である。
(2)アスファルトフィニッシャーは、ホッパー、スクリュー、スクリードで構成される。
(3)スクリードは、敷均し面を均一な厚さに仕上げる部分である。
(4)アスファルトフィニッシャーは、敷均しと同時に最終的な締固めまで完了する。

解答を見る

正解:(4)
アスファルトフィニッシャーは敷均しまでを担当する機械で、最終的な締固めはその後にローラー(マカダムローラー・タイヤローラー・タンデムローラー)で行います。舗装工事の流れは「フィニッシャーで敷均し → ローラーで転圧(初転圧・二次転圧・仕上げ転圧)」です。

問8

玉掛け作業に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)つり上げ荷重1t以上のクレーンの玉掛け作業には、玉掛け技能講習の修了が必要である。
(2)玉掛けワイヤロープは、使用前に素線の断線やキンク(折れ曲がり)がないか点検する。
(3)ワイヤロープの安全係数は、一般に6以上とする。
(4)2本吊りの場合、吊り角度が大きくなるほどワイヤロープにかかる荷重は小さくなる。

解答を見る

正解:(4)
2本吊りの場合、吊り角度(2本のワイヤロープが開く角度)が大きくなるほど、ワイヤロープ1本あたりにかかる張力は大きくなります。角度が60°を超えるとワイヤにかかる力が急激に増大し、破断の危険が高まります。現場では「吊り角度は60°以内に収める」のが安全の基本です。

問9

建設機械の安全対策に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)車両系建設機械は、作業開始前に始業点検を行わなければならない。
(2)車両系建設機械の運転席から離れるときは、バケットを地面に降ろしてエンジンを停止する。
(3)車両系建設機械の作業範囲内に作業員を立ち入らせてはならない。
(4)車両系建設機械の運転には、機械の大きさにかかわらず特に資格は必要ない。

解答を見る

正解:(4)
車両系建設機械の運転には資格が必要です。機体重量3t以上は技能講習修了、3t未満は特別教育の修了が必要です(労働安全衛生法)。無資格での運転は法律違反であり、事故が起きた場合は事業者にも重い責任が問われます。

問10

リッパー装置に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)リッパーは、ブルドーザーの後部に取り付けて、岩盤や硬い地盤を引っかいて破砕する装置である。
(2)リッパーによる掘削が可能かどうかは、弾性波速度によって判定する。
(3)一般に弾性波速度が大きい地盤ほどリッパーで破砕しやすい。
(4)リッパーで破砕できない硬い岩盤には、発破やブレーカーが使用される。

解答を見る

正解:(3)
弾性波速度が大きい地盤は硬い地盤を意味し、リッパーでは破砕しにくくなります。弾性波速度が小さいほど軟らかくリッパーで施工可能です。一般的には弾性波速度が700〜2,000m/s程度の範囲がリッパー施工可能とされます。弾性波速度=地盤の硬さの指標と覚えておきましょう。


結果の目安

正解数 評価 アドバイス
9〜10問 合格圏内 建設機械はバッチリ!第3回で仕上げましょう。
7〜8問 あと一歩 間違えた問題の解説をしっかり復習しましょう。
4〜6問 要復習 解説記事で各機械の特徴を整理しましょう。
0〜3問 基礎固めから まず解説記事をじっくり読んでからもう一度!

もっと学習する

建設機械の基礎をしっかり固めたい方は、解説記事も合わせてチェックしましょう。

建設機械ミニテスト シリーズ

他の分野のミニテスト

-2級土木(第一次), ミニテスト