2級土木(第一次) ミニテスト

2級土木施工管理技士 建設機械 練習問題③【無料・10問・解説付き】

2級土木施工管理技士の第一次検定で出題される「建設機械」分野のミニテスト第3回(最終回)です。

第1回・第2回の知識を総合した実践的な応用問題を中心に全10問を出題します。

全3回を通して建設機械を完全マスターしましょう!

項目 内容
出題分野 建設機械(掘削・運搬・締固め・クレーン)
問題数 10問(四肢択一)
目安時間 10〜15分
対応検定 第一次検定

問1

掘削機械の作業姿勢に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)バックホウは、機械の位置より低い場所の掘削に適している。
(2)ローディングショベル(パワーショベル)は、機械の位置より高い場所の掘削に適している。
(3)ドラグラインは、機械の位置より低い場所を広い範囲で掘削するのに適している。
(4)クラムシェルは、機械の位置より高い場所の掘削に最も適している。

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正解:(4)
クラムシェルは、バケットをワイヤーで吊り下げて垂直方向に深い場所を掘削する機械です。高い場所の掘削には適していません。高い場所の掘削にはローディングショベル(パワーショベル)が適しています。掘削機械の使い分けは「バックホウ=下向き、ローディングショベル=上向き、クラムシェル=真下の深い場所」です。

問2

舗装工事で使用するローラーの転圧順序として、最も適当なものはどれか。

(1)タイヤローラー → マカダムローラー → タンデムローラー
(2)タンデムローラー → タイヤローラー → マカダムローラー
(3)マカダムローラー → タイヤローラー → タンデムローラー
(4)マカダムローラー → タンデムローラー → タイヤローラー

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正解:(3)
アスファルト舗装の転圧順序は「初転圧:マカダムローラー → 二次転圧:タイヤローラー → 仕上げ転圧:タンデムローラー」が標準です。マカダムローラーの重さで骨材を安定させ、タイヤローラーのゴムタイヤで密度を高め、タンデムローラーで表面を平滑に仕上げる流れです。覚え方は「マ・タイ・タン」です。

問3

建設機械用ディーゼルエンジンに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)ディーゼルエンジンは、燃料を圧縮・加熱して自然発火させる方式である。
(2)ディーゼルエンジンは、ガソリンエンジンに比べて燃費が良い。
(3)ディーゼルエンジンは、低速で大きなトルク(回転力)が得られるため、建設機械に適している。
(4)ディーゼルエンジンは、排気ガスがきれいなため環境対策は不要である。

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正解:(4)
ディーゼルエンジンは、窒素酸化物(NOx)や粒子状物質(PM)を排出するため、排出ガス対策は必要です。特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律(オフロード法)により、建設機械にも排出ガス基準が定められています。近年はDPF(ディーゼル微粒子捕集フィルター)付きの低排出ガス型が増えています。

問4

コンクリートポンプ車に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)コンクリートポンプ車は、ブームを伸ばしてコンクリートを遠くに圧送する機械である。
(2)コンクリートポンプ車には、ピストン式とスクイーズ式がある。
(3)コンクリートの圧送距離が長くなるほど、配管内の圧力損失が大きくなる。
(4)コンクリートポンプ車は、圧送前に配管内を先送りモルタルで潤滑する必要はない。

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正解:(4)
コンクリートの圧送前には、先送りモルタルを配管内に流して潤滑しなければなりません。いきなりコンクリートを圧送すると、配管内壁との摩擦で詰まり(閉塞)が発生します。先送りモルタルが配管内面を滑りやすくし、その後のコンクリートがスムーズに流れるようにします。

問5

クレーン作業における合図に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)クレーン作業には、合図を行う者を指名して作業を行わなければならない。
(2)合図は手・旗・笛・無線機などを用いて、定められた方法で行う。
(3)複数の合図者がそれぞれ別々にクレーン運転手に合図を送ることが望ましい。
(4)クレーン運転士は、合図者が定めた合図に従って操作しなければならない。

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正解:(3)
合図者は1人を決めて、その人の合図だけでクレーンを操作します。複数の人がバラバラに合図を出すと、クレーン運転士が混乱して事故の原因になります。これは安全管理の基本中の基本で、「指揮系統は一本化」が鉄則です。

問6

バイブロハンマに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)バイブロハンマは、振動によって鋼矢板やH形鋼を地盤に打ち込む機械である。
(2)バイブロハンマは、砂質地盤での打込みに効果的である。
(3)バイブロハンマは、杭の引抜きにも使用できる。
(4)バイブロハンマは、粘性土地盤での打込みに最も効果的である。

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正解:(4)
バイブロハンマは振動で周囲の砂粒子を液状化させて杭を沈める仕組みなので、砂質地盤で最も効果的です。粘性土は振動を与えても粒子が動きにくいため、バイブロハンマの効果は低くなります。粘性土では打撃工法(ディーゼルハンマなど)や圧入工法が有効です。「砂には振動が効く」は締固めも杭打ちも同じ原理です。

問7

建設機械の作業計画に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)車両系建設機械を使用する作業では、あらかじめ作業計画を作成しなければならない。
(2)作業計画には、使用する機械の種類・能力、作業方法・手順を定める。
(3)作業計画には、運行経路や制限速度を定める。
(4)作業計画は作業開始時に口頭で伝えればよく、書面で作成する必要はない。

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正解:(4)
労働安全衛生規則では、車両系建設機械を使用する作業の計画は書面で作成し、関係者に周知することが求められています。口頭だけでは記録が残らず、作業員全員に正確に伝わりません。作業計画書には機械の種類・能力・運行経路・作業方法・指揮系統などを記載します。

問8

タイヤローラーに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)タイヤローラーは、ゴムタイヤの接地圧で土を締め固める機械である。
(2)タイヤローラーは、ニーディング効果(練り返し効果)により粘性土にも効果がある。
(3)タイヤローラーは、バラスト(重り)の量を変えることで締固め力を調整できる。
(4)タイヤローラーは、ゴムタイヤが空気入りのため、路面を傷つけやすい。

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正解:(4)
タイヤローラーはゴムタイヤなので、鋼製ドラムのローラーに比べて路面を傷つけにくいのが特徴です。そのため、アスファルト舗装の二次転圧(まだ温度が高い段階)でも表面を傷めずに密度を高められます。ゴムの弾力性があるからこそ、幅広い土質に対応できる万能型の締固め機械です。

問9

ダンプトラックに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)ダンプトラックは、荷台を傾けて土砂を排出する運搬機械である。
(2)ダンプトラックの積載量は、最大積載量と土砂等の比重から計算する。
(3)不整地での運搬には、オフロードダンプ(重ダンプ)が使用される。
(4)ダンプトラックの走行路は、路面が凸凹でも問題なく、整備の必要はない。

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正解:(4)
ダンプトラックの走行路は適切に整備する必要があります。路面が凸凹だと走行速度が低下して運搬効率が落ちるだけでなく、車両の故障や横転の危険もあります。散水による防塵対策や、モーターグレーダーによる路面整正を定期的に行うのが現場の基本です。

問10

建設機械の組合せ(施工機械の編成)に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)バックホウとダンプトラックの組合せでは、バックホウの掘削能力に合わせたダンプトラックの台数を決定する。
(2)施工機械の編成では、各機械の作業能力のバランスが重要である。
(3)ダンプトラックの台数は、運搬距離が長いほど多く必要になる。
(4)機械の組合せでは、最も能力の高い機械に合わせて他の機械を選定するのがよい。

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正解:(4)
機械の組合せは「最も能力の高い機械」ではなく、各機械の能力をバランスよく合わせるのが正しい考え方です。1台だけ高性能でも、他の機械がボトルネックになれば全体の効率は上がりません。たとえば超大型バックホウに小型ダンプ1台では、ダンプの積込み待ちでバックホウが遊んでしまいます。全体の流れを最適化するのが施工計画のコツです。


結果の目安

正解数 評価 アドバイス
9〜10問 合格圏内 建設機械は完全マスター!次の分野へ進みましょう。
7〜8問 あと一歩 間違えた問題を解説記事で確認して仕上げましょう。
4〜6問 要復習 第1回・第2回も含めて全体を復習しましょう。
0〜3問 基礎固めから 解説記事をじっくり読んでから再チャレンジ!

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建設機械の基礎をしっかり固めたい方は、解説記事も合わせてチェックしましょう。

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