2級管工事施工管理技士 工程管理 ミニテスト 第2回
工程管理ミニテスト第2回です。今回は工程短縮・マイルストーン管理・総合工程表を中心に出題します。
「工程管理(バーチャート工程表)の記述対策|第二次検定②」を復習してから挑戦しましょう。
テスト情報
形式:計算問題・記述式(模範解答付き)
問題数:5問
分野:工程短縮・工程管理の応用
目標時間:30分
工程管理 ミニテスト(全5問)
問1:工程短縮の方法
管工事の全体工期を短縮するための具体的な方法を3つ挙げ、それぞれの内容を記述しなさい。
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①作業員の増員
配管工や保温工などの人員を増やし、単位時間あたりの施工量を増加させて作業日数を短縮する。
②工程の並行化(ラップ工法)
本来は前の作業が完了してから次の作業に着手するところを、完了した部分から順次次の作業を開始する。たとえば1階の配管が完了した時点で1階の保温を開始し、同時に2階の配管を進める。
③作業時間の延長
残業や休日出勤を行い、1日あたりの作業時間を増やすことで全体日数を短縮する。ただし、安全管理上の配慮が必要であり、長時間にわたる場合は交代制にするなどの対策が必要。
問2:工程表の作成手順
バーチャート工程表を作成する際の基本的な手順を、順番に4つ記述しなさい。
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①作業の洗い出し
工事に必要なすべての作業(配管・保温・水圧試験・試運転など)を洗い出し、リスト化する。
②各作業の所要日数の見積もり
過去の実績や施工条件をもとに、各作業の所要日数を算定する。
③作業順序と相互関係の整理
どの作業が先行し、どの作業が後続するかの関係を整理する。並行作業が可能な部分も確認する。
④工程表の作図・全体工期の確認
横軸に日数、縦軸に作業名を配置し、各作業をバー(横棒)で記入する。全体工期が契約工期内に収まっているか確認する。
【問3〜問4】共通のバーチャート工程表
あるマンションの管工事について、以下のバーチャート工程表に基づき問3・問4に答えなさい。契約工期は40日間とする。
| 作業名 |
開始日 |
終了日 |
| A:墨出し・スリーブ入れ |
1日目 |
4日目 |
| B:機器搬入・据付 |
5日目 |
10日目 |
| C:配管工事 |
8日目 |
28日目 |
| D:保温工事 |
20日目 |
32日目 |
| E:水圧試験・気密試験 |
29日目 |
34日目 |
| F:試運転調整・引渡し |
35日目 |
40日目 |
問3:工程表の読み取り
(1)配管工事(作業C)の所要日数を求めなさい。
(2)作業Cが3日遅延した場合、契約工期内に完了できるか。理由とともに答えなさい。
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(1)配管工事の所要日数
28日目 − 8日目 + 1 = 21日間
(2)3日遅延した場合
作業Cが3日遅延すると、完了が31日目になる。後続の作業E(水圧試験)の開始が32日目以降にずれ込み、水圧試験6日+試運転調整6日=12日必要なため、完了は43日目となり契約工期40日を3日超過する。
ただし、保温工事は配管完了部分から先行着手できるため、工程の並行化により挽回の余地はある。
問4:工程改善の提案
問3の工程表において、工期を短縮するための改善策を2つ挙げ、それぞれの内容を記述しなさい。
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①配管工事の各階並行施工
配管工事を各階ごとの班に分け、複数階を並行して施工する。1班体制の21日間を2班体制にすることで所要日数を短縮できる。
②保温工事の早期着手
配管工事が完了した部分から保温工事を先行着手する(ラップ工法)。現在は20日目から開始しているが、配管が完了した箇所は15日目頃から保温できる可能性がある。工程の重複を増やして全体日数を短縮する。
問5:工程管理における留意事項
管工事の工程管理で特に留意すべき事項を2つ挙げ、その理由を記述しなさい。
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①他工事(建築工事)との工程調整
管工事は建築躯体工事の進捗に大きく依存する。スリーブ入れは躯体打設前に完了する必要があり、配管は仕上げ工事の前に行う必要がある。建築側の工程変更に随時対応できるよう、定期的な工程調整会議に参加し、最新の情報を把握する。
②資材の発注・納入管理
管工事では配管材料・弁類・機器など多くの資材を使用する。特にボイラーや空調機などの大型機器は製作に時間がかかるため、施工計画段階で発注時期を決定し、納期遅延が工程に影響しないよう管理する。
採点と復習のポイント
| 正解数 |
評価 |
| 5問 |
合格レベル!第3回にも挑戦しよう |
| 3〜4問 |
あと一歩。記述の具体性を意識しよう |
| 2問以下 |
解説記事を読み直してから再挑戦 |
復習のコツ
工程短縮は「増員・並行化・時間延長」の3つが基本手段。記述問題では「方法+具体的な内容+期待される効果」をセットで書くと高得点が狙えます。
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