2級管工事(第一次) ミニテスト

2級管工事施工管理技士 空調設備 練習問題③【無料・10問】ダクト施工・ゾーニング

2級管工事施工管理技士 空調設備 ミニテスト 第3回

第3回ではダクトの種類・施工・付属品空調システムの総合問題を出題します。第1・2回の知識を活用した応用問題も含まれています。

空調設備①」「空調設備②」を復習してから挑戦しましょう。

テスト情報

形式:四肢択一(各問1つ選択)

問題数:10問

分野:空調設備(ダクト・空調システム総合)

目標時間:15分

空調設備 ミニテスト(全10問)

問1

ダクトの種類に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)亜鉛鉄板ダクト(角ダクト)は、空調・換気用として最も一般的に使用される。
(2)スパイラルダクト(丸ダクト)は、気密性が高く、同じ風量で角ダクトより省スペースである。
(3)フレキシブルダクトは蛇腹状で自由に曲げられるため、主ダクトとして長距離に使用する。
(4)グラスウールダクトは断熱材一体型で、保温工事が不要である。

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正解:(3)

フレキシブルダクトは曲がりやすいが圧力損失が大きいため、吹出口との接続部分など短い区間にだけ使用する。長距離に使うと風量が大幅に低下する。主ダクトには亜鉛鉄板ダクトやスパイラルダクトを使うのが基本。

問2

ダクトの施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)ファンとダクトの接続部には、振動を伝えないよう「たわみ継手」を使用する。
(2)ダクトの分岐部分には、風量を調整するためのボリュームダンパー(VD)を設ける。
(3)空調用ダクトには、結露防止と熱損失防止のため保温材を施工する。
(4)ダクトの板厚は、ダクトのサイズに関係なく一定である。

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正解:(4)

ダクトの板厚はダクトサイズ(長辺の寸法)に応じて決まる。サイズが大きいほど内圧や自重に耐えるため板厚を厚くする。例えば長辺450mm以下なら0.5mm、1500mm超なら1.2mmなど、規格で定められている。

問3

ダクトの付属品に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)チャンバーは、気流を安定させるための箱型の空間で、吹出口の手前に設けることがある。
(2)エルボは、ダクトの分岐に使用する継手である。
(3)レジューサーは、ダクトを90度曲げるための継手である。
(4)吹出口(ディフューザー)は、室内の空気を吸い込むための装置である。

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正解:(1)

チャンバーは風速を落として気流を安定させるための箱。吹出口の手前に設けると、均一に空気を送り出せる。(2)エルボは曲がり管、分岐はティー(T字管)。(3)レジューサーはダクトの径を変える継手。(4)吹出口は空気を室内に「送り出す」装置。吸い込むのは「吸込口」。

問4

ダクトの圧力損失に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)ダクト内の風速が速いほど、摩擦による圧力損失は大きくなる。
(2)ダクトが長いほど、摩擦による圧力損失は大きくなる。
(3)曲がり(エルボ)や分岐(ティー)でも圧力損失が生じる。
(4)ダクトの断面積が大きいほど、同じ風量での圧力損失は大きくなる。

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正解:(4)

ダクトの断面積が大きいほど同じ風量での風速が下がるため、圧力損失は「小さく」なる。配管と同じで、太い管ほど流れやすい。逆に細いダクトに大風量を通すと風速が上がり、圧力損失が増大するだけでなく騒音の原因にもなる。

問5

空調設備の自動制御に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)サーモスタットは室温を検知して、空調機の運転を制御する機器である。
(2)ヒューミディスタットは室内の湿度を検知して、加湿・除湿を制御する機器である。
(3)二方弁は冷温水コイルへの流量を調整して、送風温度を制御する弁である。
(4)空調の自動制御では、室温が設定値に達したらすべての設備を停止させるのが基本である。

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正解:(4)

室温が設定値に達しても換気設備は停止させない。24時間換気が法的義務であり、空気質の維持が必要。空調の自動制御は「冷暖房の出力を調整する」もので、全設備の一斉停止ではない。温度が下がったら暖房出力を絞り、上がったら増やすという連続的な制御が基本。

問6

空調設備の保温・保冷に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)冷水配管の保冷は、配管表面の結露を防止するために行う。
(2)温水配管の保温は、搬送中の熱損失を低減するために行う。
(3)保温材を施工する際は、保温材の外側に防湿層(アルミガラスクロスなど)を設ける。
(4)冷水配管の保冷では、防湿層は保温材の内側(配管側)に設ける。

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正解:(4)

冷水配管の保冷では、防湿層は保温材の「外側」に設ける。外側に防湿層を設けて外気中の湿気が保温材に浸入するのを防ぐ。内側に設けると、外気の湿気が保温材に入り込み、結露して保温効果が失われる。温水配管の保温でも防湿層は外側が基本。

問7

送風機(ファン)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)遠心式送風機(シロッコファン)は、低圧で大風量の送風に適している。
(2)軸流式送風機(プロペラファン)は、高圧力を必要とするダクト系統に適している。
(3)送風機の風量はファンの回転数に比例する。
(4)送風機の消費動力は回転数の3乗に比例するため、回転数の低減による省エネ効果が大きい。

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正解:(2)

軸流式送風機(プロペラファン)は大風量・低圧向きで、換気扇などに使われる。高圧力を必要とするダクト系統には遠心式送風機が適している。(4)の「動力は回転数の3乗に比例」は送風機の法則(ファンの相似法則)で、回転数を20%下げると動力は約50%に減る。これがインバーター制御の省エネ根拠。

問8

吹出口と吸込口に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)アネモ型吹出口は、天井面に取り付けて放射状に空気を吹き出す形式である。
(2)ライン型吹出口は、細長い形状で窓際のペリメーターゾーンに使用されることが多い。
(3)吹出口と吸込口は、ショートサーキット(短絡)しないよう位置を離して設置する。
(4)吸込口は天井面に設置し、吹出口は床面に設置するのが一般的である。

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正解:(4)

一般的なオフィスビルでは吹出口・吸込口ともに天井面に設置する。吹出口から冷風や温風を天井面から吹き出し、室内を循環した空気を吸込口から回収する。床吹出し方式もあるが「一般的」ではない。

問9

空調設備のゾーニングに関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)ペリメーターゾーンは、建物内部の窓のない領域で、外気の影響を受けにくい。
(2)インテリアゾーンは、建物の外周部で窓に面した領域である。
(3)ペリメーターゾーンは外気温の影響を受けやすいため、インテリアゾーンとは別系統で空調するのが基本である。
(4)空調のゾーニングは不要で、建物全体を同一条件で空調するのが効率的である。

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正解:(3)

ペリメーターゾーン(外周部・窓際)は日射や外気温の影響で温度変動が大きい。インテリアゾーン(内部)は外気の影響が少なく安定している。この2つを別系統で空調することで快適性と省エネを両立する。(1)はインテリアゾーン、(2)はペリメーターゾーンの説明。

問10

空調設備の試運転調整(TAB:Testing, Adjusting, Balancing)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)TABは、空調設備が設計通りの性能を発揮しているか確認する作業である。
(2)風量測定では、各吹出口の風量が設計値に対して適正かを確認する。
(3)水量調整では、冷温水配管の各系統の流量バランスを調整する。
(4)TABは施工中に行うため、設備の完成後には実施しない。

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正解:(4)

TAB(試運転調整)は設備が完成した後に実施する。すべての機器が設置・配管・配線された状態で、設計通りの風量・水量・温度が確保されているかを総合的に確認・調整する。施工中ではなく「完成後の仕上げ」の工程。管工事の施工管理者にとって重要な引渡し前の最終確認作業。

得点アップのコツ

  • 空調設備の全3回30問を通して解けば、本番の選択問題で迷わず解答できる力がつきます
  • 自動制御(比例・積分・微分)は「P=ずれを直す、I=ずれの蓄積を直す、D=急変を抑える」と覚えましょう
  • 空調方式と熱源機器は組み合わせのパターンが限られているので、表で整理すると効率的です

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