2級管工事(第一次) ミニテスト

2級管工事施工管理技士 給排水衛生設備 練習問題①【無料・10問】給水方式・受水槽

2級管工事施工管理技士 給排水衛生設備 ミニテスト 第1回

給排水衛生設備は管工事の最も身近な分野。蛇口から水が出てお湯が使える仕組みを理解すれば得点源になります。

第1回では給水方式・受水槽・逆流防止・給湯設備を中心に10問出題します。「給排水衛生設備①(給水設備・給湯設備)をわかりやすく解説」を復習してから挑戦しましょう。

テスト情報

形式:四肢択一(各問1つ選択)

問題数:10問

分野:給排水衛生設備(給水・給湯)

目標時間:15分

給排水衛生設備 ミニテスト(全10問)

問1

給水方式に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)直結直圧方式は、受水槽とポンプを使って高層ビルに給水する方式である。
(2)直結増圧方式は、増圧ポンプを使い、受水槽なしで中層マンションに給水できる方式である。
(3)受水槽方式は、水道本管の圧力だけで給水する方式で、設備費が最も安い。
(4)高置水槽方式は、地下の受水槽から直接各階に給水する方式である。

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正解:(2)

直結増圧方式は増圧ポンプで水圧を上げ、受水槽なしで10階程度まで給水できる。最近のマンションで主流。(1)は受水槽方式の説明。(3)直結直圧方式が最も設備費が安い。(4)高置水槽方式は屋上の水槽から重力で各階に給水する方式。

問2

受水槽に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)受水槽は6面(上下左右前後)すべてに60cm以上の点検スペースが必要である。
(2)有効容量10m³を超える受水槽は、年1回以上の水質検査と清掃が義務付けられている。
(3)受水槽のオーバーフロー管は、排水管に直結して効率的に排水する。
(4)受水槽方式は断水時でも一定量の水が使えるメリットがある。

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正解:(3)

オーバーフロー管は排水管に直結してはいけない。間接排水とし、排水口空間を設けて逆流を防止する。排水管と直結すると、排水管内の汚水や臭気が受水槽に逆流するリスクがある。飲料水を守るための重要なルール。

問3

クロスコネクション(誤接合)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)クロスコネクションとは、上水道の配管同士を接続することである。
(2)クロスコネクションは、配管スペースの節約になるため推奨されている。
(3)クロスコネクションとは、上水道の配管と他の水系統(井戸水・工業用水等)を直接接続することで、水道法で禁止されている。
(4)クロスコネクションは、同じ建物内であれば問題ない。

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正解:(3)

クロスコネクションは上水道と他の水系統の直接接続で、水道法で厳しく禁止。水道本管の圧力が一時的に下がったとき、汚染された水が上水道に逆流する危険がある。同じ建物内でも井戸水や雨水配管と上水道の接続は絶対NG。

問4

逆流防止に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)吐水口空間は、蛇口の先端と水面の間に一定の空間を確保して逆流を防止する方法である。
(2)逆止弁(チェックバルブ)は、水の逆流を機械的に防止する弁である。
(3)バキュームブレーカーは、管内が負圧になったとき空気を吸い込んで逆流を防止する装置である。
(4)吐水口空間が確保できない場合でも、逆流防止装置は不要である。

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正解:(4)

吐水口空間が確保できない場合は、逆止弁やバキュームブレーカーなどの逆流防止装置を必ず設置する。上水道を汚染から守るための逆流防止は、どんな場合でも省略できない。吐水口空間が最も確実な方法だが、構造上確保できない場合は機械的な装置で対応する。

問5

給湯方式に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)中央式は各所に小型給湯器を設置する方式で、配管が短く熱損失が少ない。
(2)局所式は機械室のボイラーで集中的に湯を作り、配管で各所に供給する方式である。
(3)中央式は大規模ビルやホテルに適し、局所式は戸建住宅や小規模事務所に適している。
(4)局所式は大量の湯を一括して作れるため、大規模施設に最適である。

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正解:(3)

中央式は機械室で集中的に湯を作る方式で大規模向け。局所式は使用場所ごとに小型給湯器を設置する方式で小規模向け。(1)は局所式、(2)は中央式の説明が入れ替わっている。(4)局所式は小型給湯器なので大規模施設には不向き。

問6

給湯配管に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)給湯配管には熱膨張対策として伸縮継手を設ける。
(2)密閉式給湯系統には膨張タンクを設けて体積膨張を吸収する。
(3)給湯循環ポンプは、使用していないときも湯温を維持するために湯を循環させる。
(4)給湯管の管径は、給水管と同じ計算方法で求めるため、同一口径にするのが原則である。

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正解:(4)

給湯管と給水管は同じ口径にする「原則」はない。給湯管の管径は使用する湯量や配管長、返湯管の有無など給湯特有の条件で決まる。給水管と同じ口径になることもあるが、それは結果であって原則ではない。

問7

給水管の管種に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)水道用硬質ポリ塩化ビニル管(HIVP)は、耐食性に優れ、給水管として広く使用される。
(2)水道用ポリエチレン二層管は、可とう性があり地盤の変動に強い。
(3)ステンレス鋼管は、耐食性・耐久性に優れるが、コストが高い。
(4)鋳鉄管は軽量で施工が容易なため、屋内の給水管として最も多く使用される。

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正解:(4)

鋳鉄管は重くて大きいため、屋内の給水管には一般的に使われない。鋳鉄管は地中埋設の水道本管として使用される。屋内の給水管にはHIVP(塩ビ管)やステンレス鋼管、架橋ポリエチレン管などが使われる。

問8

飲料水用貯水槽の衛生管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)貯水槽の清掃は年1回以上行う必要がある。
(2)貯水槽の水に異臭や異常を発見した場合は、直ちに給水を停止して水質検査を行う。
(3)貯水槽内の残留塩素は、末端の蛇口で0.1mg/L以上を確保する。
(4)貯水槽の容量は大きいほどよく、使用水量の3日分以上を確保するのが理想である。

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正解:(4)

貯水槽の容量は大きすぎると水の滞留時間が長くなり、残留塩素が減少して水質が悪化する。一般的には1日の使用水量の4/10〜6/10程度が適切とされる。「大きければ安心」は誤りで、必要量に見合った適切な容量が重要。

問9

給水管の凍結防止に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)保温材(断熱材)を巻いて配管の熱損失を防ぐ。
(2)電気ヒーター(凍結防止帯)を配管に巻いて加温する。
(3)凍結しやすい場所では、管内の水を抜ける構造(水抜栓)にしておく。
(4)配管を外壁の外側に露出して施工すると、太陽熱で凍結しにくくなる。

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正解:(4)

外壁の外側に露出した配管は外気に直接さらされるため、凍結のリスクが最も高い。夜間は太陽熱もなく、放射冷却で急激に温度が下がる。凍結防止の基本は、できるだけ建物内部に配管し、やむを得ず外部に出す場合は保温材やヒーターで保護する。

問10

逃がし弁(安全弁)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)逃がし弁は、配管やタンク内の圧力が設定値を超えたときに自動的に圧力を逃がす弁である。
(2)逃がし弁は、給湯設備のボイラーや温水タンクに必ず設置する。
(3)逃がし弁が作動すると水や蒸気が排出されるため、安全に排出できる場所に排出管を導く。
(4)逃がし弁は配管の圧力を常時調整するために使用する弁で、減圧弁と同じ機能を持つ。

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正解:(4)

逃がし弁は「異常高圧時の緊急安全装置」で、常時の圧力調整用ではない。常時の圧力調整を行うのは減圧弁。逃がし弁と減圧弁は機能が全く異なる。逃がし弁はボイラーの安全を守る「最後の砦」であり、正常運転中は作動しない。

得点アップのコツ

  • 給水方式(水道直結・高置水槽・ポンプ直送)は建物規模との対応をセットで覚えると間違えません
  • 排水トラップの封水深(50〜100mm)は数値で問われる定番問題。二重トラップの禁止も頻出
  • 給排水衛生は管工事の本業中の本業。ここを得意にすれば合格がグッと近づきます

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