2級管工事(第一次) ミニテスト

2級管工事施工管理技士 給排水衛生設備 練習問題②【無料・10問】排水管・トラップ

2級管工事施工管理技士 給排水衛生設備 ミニテスト 第2回

第2回では排水管の勾配・トラップ・破封・二重トラップの禁止を中心に出題します。排水設備は「勾配」「トラップ」「通気」が3大テーマです。

給排水衛生設備②(排水設備・通気設備・トラップ)をわかりやすく解説」を復習してから挑戦しましょう。

テスト情報

形式:四肢択一(各問1つ選択)

問題数:10問

分野:給排水衛生設備(排水・トラップ)

目標時間:15分

給排水衛生設備 ミニテスト(全10問)

問1

排水管の最低勾配に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)管径65mm以下の排水管の最低勾配は1/100である。
(2)管径75mm・100mmの排水管の最低勾配は1/100である。
(3)管径150mm以上の排水管の最低勾配は1/50である。
(4)排水管の勾配は管径に関係なく一律1/100でよい。

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正解:(2)

排水管の最低勾配は管径によって異なる。65mm以下=1/50、75mm・100mm=1/100、125mm=1/150、150mm以上=1/200。管径が大きいほど緩い勾配でも排水できる。100mmの管を10m配管するなら、始点と終点で10cmの高低差が必要。

問2

排水トラップに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)排水トラップは、排水管内にたまった水(封水)で下水の臭気やガスの侵入を防ぐ装置である。
(2)トラップの封水深は50mm以上100mm以下とする。
(3)Pトラップは壁排水に、Sトラップは床排水に使用される。
(4)1つの排水経路にトラップを2つ以上設けると、排水がよりスムーズになる。

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正解:(4)

二重トラップは禁止。1つの排水経路にトラップを2つ設けると、トラップ間の空気が密閉されて排水の流れが悪くなる(空気栓現象)。「トラップが多いほど安心」は誤り。これは試験の超頻出ポイント。

問3

トラップの破封に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)自己サイフォン作用とは、排水が勢いよく流れてトラップの封水まで引っ張られて流出する現象である。
(2)誘導サイフォン作用とは、他の器具の排水で排水管内が負圧になり封水が吸い出される現象である。
(3)長期間使用しない器具では、蒸発によりトラップの封水が失われることがある。
(4)破封を防止するために、トラップの封水深をできるだけ深く(200mm以上)するのがよい。

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正解:(4)

トラップの封水深は50mm以上100mm以下が基準。200mmも深くすると排水の流れが悪くなり、汚物が溜まる原因にもなる。破封防止は通気管の設置で対処するのが正しい方法。封水深を深くするのは解決策にならない。

問4

わんトラップ(ベルトラップ)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)わんトラップはP字型の曲がりで壁排水に使用する。
(2)わんトラップは床排水口に使用し、お椀を逆さにしたような構造をしている。
(3)わんトラップは自己サイフォン作用が起きやすい形状である。
(4)わんトラップは地中埋設管専用のトラップである。

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正解:(2)

わんトラップ(ベルトラップ)は厨房や浴室の床排水口に使われるトラップ。お椀(わん)を逆さにしたような形状の蓋で封水を保持する。構造がシンプルで掃除しやすいが、わんを外すと封水機能がなくなるので清掃後は必ず戻すこと。

問5

排水管の施工に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)排水横管の勾配は一定とし、途中で勾配を変えないのが原則である。
(2)排水管の合流部には、直角でなく45度以下の角度(大曲がり)で合流させる。
(3)排水立て管の最下部には掃除口を設け、詰まりに対応できるようにする。
(4)排水横管の勾配が急すぎると、排水がよく流れるため施工上問題はない。

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正解:(4)

排水横管の勾配が急すぎると、水だけが先に流れて固形物が管内に残り、詰まりの原因になる。適切な勾配を保つことが重要。「急勾配=よく流れる」は誤解で、水と固形物が一緒に流れる適度な速度(0.6〜1.5m/s程度)が理想。

問6

排水管の管種に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)硬質ポリ塩化ビニル管(VP管)は、排水管として最も広く使用されている。
(2)排水用鋳鉄管は、遮音性が高く集合住宅の排水立て管に使用されることがある。
(3)耐火二層管は、防火区画貫通部に使用される管で、外層が耐火材で覆われている。
(4)排水管には、すべて金属管を使用しなければならない。

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正解:(4)

排水管は金属管に限定されない。現在最も多く使われているのは硬質ポリ塩化ビニル管(VP管・VU管)で、樹脂製。軽量で耐食性があり施工も容易。ただし防火区画貫通部では耐火二層管を使う等の配慮が必要。

問7

間接排水に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)間接排水は、排水管を直接下水管に接続して効率的に排水する方式である。
(2)間接排水は、排水口空間(エアギャップ)を設けて排水管に接続する方式で、逆流を防止する。
(3)間接排水は、食品関連の設備にのみ適用される特殊な排水方式である。
(4)間接排水は、排水管の勾配を通常より急にして排水する方式である。

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正解:(2)

間接排水は排水管と下水管を直結せず、排水口空間(エアギャップ)を設ける方式。下水の逆流を防止し、衛生を確保する。受水槽のオーバーフロー管、空調ドレン管、食品機器の排水など、汚染防止が必要な箇所で使われる。食品以外にも広く適用される。

問8

Sトラップに関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)Sトラップは壁排水に使用されるトラップである。
(2)Sトラップは自己サイフォン作用が起きやすいため、近年はPトラップに比べて使用が減少している。
(3)Sトラップは封水が非常に安定しており、最も信頼性が高いトラップである。
(4)Sトラップは地中埋設管専用のトラップである。

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正解:(2)

SトラップはS字型の曲がりで床排水に使用されるが、自己サイフォン作用(排水の勢いで封水が引っ張られる現象)が起きやすい欠点がある。そのため近年はPトラップ(壁排水)のほうが推奨される場面が多い。(1)壁排水はPトラップ。

問9

排水の種類に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)汚水とは、トイレからの排水(し尿を含む排水)のことである。
(2)雑排水とは、台所・洗面・浴室などからの排水(し尿を含まない排水)のことである。
(3)雨水排水は、屋根や外構に降った雨水を排水する系統で、汚水管と合流させるのが原則である。
(4)特殊排水とは、工場排水や実験排水など、特別な処理が必要な排水のことである。

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正解:(3)

分流式の下水道では、雨水と汚水は別々の管で排水する。「合流させるのが原則」は誤り。合流式下水道もあるが、近年は環境保全の観点から分流式が推進されている。建物内でも雨水と汚水の配管系統は分けるのが基本。

問10

排水管の清掃に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)排水管の要所に掃除口を設けて、詰まり時にメンテナンスできるようにする。
(2)掃除口は排水管の曲がり部分や合流部分の近くに設ける。
(3)排水管の高圧洗浄は、配管内の汚れや詰まりを除去する有効な方法である。
(4)排水立て管の最上部には掃除口は不要で、最下部にのみ設ければよい。

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正解:(4)

排水立て管には最上部と最下部の両方に掃除口を設ける。上からも下からもメンテナンスできるようにするため。特に高層ビルでは、各階の合流部付近にも掃除口を設けて、詰まりの発生箇所を特定しやすくする。

得点アップのコツ

  • 排水管の勾配は管径ごとに決まっています(65mm以下→1/50、75〜100mm→1/100など)。数値問題の頻出テーマです
  • 通気管の役割は「トラップの封水を守ること」。なぜ必要かを理解すればひっかけに騙されません
  • 給排水は実務経験がそのまま得点力になる分野。現場のイメージと結びつけて覚えましょう

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