2級管工事施工管理技士 衛生設備の留意事項 ミニテスト 第1回
この記事では、2級管工事施工管理技士 第二次検定の記述対策として、給水設備の施工上の留意事項をテーマにしたミニテストを5問出題します。クロスコネクション禁止、逆流防止、吐水口空間など、給水設備で問われやすいポイントを記述式で練習しましょう。解説記事を先に読んでおくと効果的です → 衛生設備の施工上の留意事項|第二次検定⑤
テスト情報
形式:記述式(模範解答付き)
問題数:5問
分野:衛生設備の施工留意事項
目標時間:25分
記述のポイント(おさらい)
- 留意事項と理由をセットで書く:「○○する。これは△△を防止するためである」
- 具体的な数値を入れる:「管径100mmでこう配1/100以上」「管の中心より上方」
- 衛生上の理由(飲料水の安全、臭気防止等)を明確に記述する
衛生設備の留意事項 ミニテスト(全5問)
問1:クロスコネクションの禁止
給水設備の配管施工において、「クロスコネクション」が禁止されている理由と、具体的にどのような接続が該当するかを述べよ。
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模範解答:
クロスコネクションとは、飲料水の給水管と、それ以外の配管(雑用水管・排水管・冷温水管など)を直接接続することである。これは水道法により絶対に禁止されている。飲料水以外の水が給水管に逆流し、飲料水が汚染されるおそれがあるためである。発覚した場合は給水停止処分の対象となる。仮に弁やバルブを間に設けたとしても、直接接続である限り禁止であり、完全に配管系統を分離しなければならない。
問2:吐水口空間による逆流防止
水槽(受水槽など)への給水において、「吐水口空間」を確保する目的と、その施工上の留意事項を述べよ。
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模範解答:
吐水口空間とは、給水管の吐水口端と水槽のあふれ縁との間に設ける垂直距離のことである。これは、水槽内の水が負圧などにより給水管側へ逆流(逆サイホン作用)するのを防止するために確保する。施工上の留意事項として、吐水口空間は給水管の口径に応じた規定値以上を確保しなければならない。また、水槽にボールタップを設置する場合でも、吐水口空間の確保は省略できない。給水管の吐水口が水没しないよう、オーバーフロー管の位置関係にも注意する。
問3:逆止弁(チェックバルブ)の設置
給水設備において逆止弁(チェックバルブ)を設置する目的と、設置箇所の選定における留意事項を述べよ。
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模範解答:
逆止弁(チェックバルブ)は、配管内の水が逆方向に流れるのを防止するために設置する弁である。給水系統においては、ポンプの吐出し側や給水管と他系統の接続部分付近に設置し、逆流による飲料水の汚染やポンプの損傷を防止する。設置にあたっては、弁の種類(スイング式・リフト式など)を流量や配管方向に適したものとし、取付け方向を間違えないよう注意する。また、定期的な点検・交換ができるように、前後に止水弁を設け、メンテナンスが容易な位置に取り付けることが重要である。
問4:バキュームブレーカーの設置
給水配管にバキュームブレーカーを設置する目的と、その動作原理について述べよ。
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模範解答:
バキュームブレーカーは、給水管内に負圧(真空状態)が発生した際に、自動的に外部の空気を吸入して管内の負圧を解消し、逆サイホン作用による逆流を防止するための装置である。大便器用洗浄弁や散水栓など、吐水口空間を確保しにくい器具に設置する。動作原理として、通常の通水時は水圧で弁体が閉じているが、断水や配管上流の圧力低下で管内が負圧になると弁体が開き、大気を吸い込むことで逆流を阻止する。設置位置は、接続する器具のあふれ縁より150mm以上高い位置とすることが重要である。
問5:ウォーターハンマー防止対策
給水配管におけるウォーターハンマー(水撃作用)が発生する原因と、施工上の防止対策を2つ述べよ。
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模範解答:
ウォーターハンマーとは、配管内を流れる水が弁の急閉鎖などにより急激に停止させられた際、運動エネルギーが圧力に変換されて配管内に異常な高圧の衝撃波が発生する現象である。配管の振動・騒音や、継手部の破損を引き起こすおそれがある。
防止対策①:配管の適切な位置にエアチャンバー(空気室)を設置する。エアチャンバー内の空気がクッションの役割を果たし、衝撃圧を吸収する。
防止対策②:給水管の流速が過大にならないよう、管径を適切に選定する。一般的に、給水管の流速は2.0m/s以下とすることで、ウォーターハンマーの発生を軽減できる。
採点と復習のポイント
| 正解数 |
評価 |
| 5問 |
合格レベル!衛生設備の知識が定着している |
| 3〜4問 |
あと一歩。数値の暗記を強化しよう |
| 2問以下 |
解説記事を読み直してから再挑戦 |
復習のコツ
給水設備の記述では、「なぜ禁止されているのか」「何を防止するためか」を常にセットで書くことが重要です。特にクロスコネクション禁止と逆流防止は、根拠法令(水道法)や処分内容(給水停止)まで言及できると高得点につながります。バキュームブレーカーの設置高さ(150mm以上)や、ウォーターハンマー対策の具体的数値(流速2.0m/s以下)など、数値を正確に覚えておきましょう。
記述のコツ
- 衛生設備は「水の流れ(給水→給湯→排水→通気)」を意識すると留意事項が整理しやすくなります
- 施工留意点を書くときは「何を」「どうする」「なぜ」の3要素を必ず入れましょう
- 排水管の勾配、トラップの封水深など数値を伴う留意点は正確に書くと加点されます
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