2級管工事施工管理技士 衛生設備の留意事項 ミニテスト 第2回
この記事では、2級管工事施工管理技士 第二次検定の記述対策として、排水設備の施工上の留意事項をテーマにしたミニテストを5問出題します。排水こう配の数値、通気管の取り出し方、二重トラップの禁止など、排水設備で特に問われやすい知識を記述式で確認しましょう。解説記事を先に読んでおくと効果的です → 衛生設備の施工上の留意事項|第二次検定⑤
テスト情報
形式:記述式(模範解答付き)
問題数:5問
分野:衛生設備の施工留意事項
目標時間:25分
記述のポイント(おさらい)
- 留意事項と理由をセットで書く:「○○する。これは△△を防止するためである」
- 具体的な数値を入れる:「管径100mmでこう配1/100以上」「管の中心より上方」
- 衛生上の理由(飲料水の安全、臭気防止等)を明確に記述する
衛生設備の留意事項 ミニテスト(全5問)
問1:排水こう配の設定
排水横管のこう配は管径に応じて最小値が定められている。管径65mm以下、管径75mm・100mm、管径150mm以上の3つについて、それぞれの最小こう配を述べよ。
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模範解答:
排水横管のこう配は、管径に応じて以下の最小値を確保しなければならない。
・管径65mm以下:こう配 1/50以上
・管径75mm・100mm:こう配 1/100以上
・管径150mm以上:こう配 1/200以上
こう配が不足すると排水の流速が低下し、管内に汚物が堆積して閉塞の原因となる。逆にこう配が急すぎると、水だけが先に流れて固形物が取り残される場合があるため、適切なこう配を確保することが重要である。
問2:通気管の取り出し方
排水横枝管から通気管を取り出す際の施工上の留意事項を、取り出し位置の観点から述べよ。また、通気が不足した場合にどのような不具合が発生するかも述べよ。
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模範解答:
排水横枝管から通気管を取り出す場合は、排水横枝管の管頂部(管の中心より上方)から取り出さなければならない。管の下半分から取り出すと、排水が通気管内に流入してしまい、通気管としての機能を果たさなくなる。
通気が不足した場合、排水の流れによって管内に負圧が生じ、トラップの封水が破壊(破封)される。封水が失われると、排水管内の臭気やガスが室内に逆流し、衛生上の問題が発生する。このため、通気管は適切な位置・管径で設け、通気系統を確実に確保することが重要である。
問3:二重トラップの禁止
排水設備における「二重トラップ」とは何か説明し、なぜ禁止されているのかその理由を述べよ。
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模範解答:
二重トラップとは、1つの排水系統において直列にトラップが2つ以上設置された状態のことである。例えば、器具にトラップが付いているにもかかわらず、排水管の途中にもトラップ付きの排水ますを設置した場合が該当する。
二重トラップが禁止されている理由は、トラップとトラップの間の区間が密閉された空気層となり、排水の流れが著しく悪化するためである。さらに、2つのトラップ間の空気が圧縮・膨張を繰り返すことで封水切れが起こりやすくなり、臭気の逆流が発生するおそれがある。このため、1つの排水系統にはトラップを1つだけ設けなければならない。
問4:排水横枝管の合流角度
排水横枝管を排水立て管または他の排水横管に接続する場合の、合流角度に関する留意事項を述べよ。
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模範解答:
排水横枝管を排水立て管や他の排水横管に合流させる場合は、合流角度を45°以内とし、排水の流れ方向に対して鋭角に接続しなければならない。90°(直角)での合流は、排水の衝突による乱流・詰まりの原因となるため避ける。
施工にあたっては、Y継手(45°Y)やコンビネーションY(45°Y+1/8ベンド)などの適切な排水用継手を使用する。T字管(90°T)は排水横管同士の合流には使用してはならない。また、排水立て管の底部付近では排水が集中して圧力変動が大きいため、最下階付近の合流には特に注意を要する。
問5:掃除口の設置
排水管の掃除口を設置する目的と、設置箇所に関する施工上の留意事項を述べよ。
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模範解答:
掃除口は、排水管内の詰まりの点検・清掃(排水管の保守管理)を行うために設置する開口部である。
設置箇所に関する留意事項として、以下の点に注意する。
① 排水横管の起点(最上流端)には掃除口を設けること。
② 排水管の延長が長い場合は、管径の120倍以内の間隔で設置すること(例:管径100mmなら12m以内ごと)。
③ 排水管の方向が変わる箇所(曲がり部分)や合流箇所の近くに設けること。
④ 掃除口の口径は、排水管の管径と同径以上とすること。
⑤ 掃除口は清掃器具を挿入しやすい方向(排水の流れの上流方向)に向けて設置すること。
採点と復習のポイント
| 正解数 |
評価 |
| 5問 |
合格レベル!衛生設備の知識が定着している |
| 3〜4問 |
あと一歩。数値の暗記を強化しよう |
| 2問以下 |
解説記事を読み直してから再挑戦 |
復習のコツ
排水設備の記述では、具体的な数値を正確に書けるかがカギです。特に排水こう配(65mm以下→1/50、75mm・100mm→1/100、150mm以上→1/200)はそのまま出題されるため、完璧に暗記しましょう。通気管は「管の中心より上方から取り出す」、合流角度は「45°以内」、掃除口の間隔は「管径の120倍以内」など、数値とセットで理由を書ける練習を繰り返してください。
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