2級管工事(第二次) ミニテスト

2級管工事施工管理技士 衛生設備の留意事項 練習問題③【無料・記述式】|給湯・総合

2級管工事施工管理技士 衛生設備の留意事項 ミニテスト 第3回

この記事では、2級管工事施工管理技士 第二次検定の記述対策として、給湯設備の施工上の留意事項と給水・排水・給湯の横断問題を組み合わせたミニテストを5問出題します。膨張対策や逃し弁、そして衛生設備全体の知識を横断的に確認する総合問題です。解説記事を先に読んでおくと効果的です → 衛生設備の施工上の留意事項|第二次検定⑤

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:5問

分野:衛生設備の施工留意事項

目標時間:25分

記述のポイント(おさらい)

  • 留意事項と理由をセットで書く:「○○する。これは△△を防止するためである」
  • 具体的な数値を入れる:「管径100mmでこう配1/100以上」「管の中心より上方」
  • 衛生上の理由(飲料水の安全、臭気防止等)を明確に記述する

衛生設備の留意事項 ミニテスト(全5問)

問1:給湯設備の膨張対策

給湯設備において、水を加熱した際に生じる膨張への対策として必要な設備と、その施工上の留意事項を述べよ。

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模範解答:
給湯設備では、水を加熱すると体積が膨張するため、配管や機器の破損を防止する目的で膨張管(逃し管)または逃し弁(安全弁)を設置しなければならない。

膨張管(逃し管)は、加熱により膨張した湯を開放型の膨張タンクに逃がすもので、途中に弁を設けてはならない。弁を設けると膨張した水の逃げ道がなくなり、配管や機器の破裂につながるおそれがある。

逃し弁(安全弁)は、密閉式の給湯システムで使用し、設定圧力を超えた場合に自動的に開いて圧力を逃がす装置である。逃し弁の吹出し管は、安全な場所へ開放して排水できるよう施工する。また、逃し弁から逃し管への配管にも弁類を設けてはならない

問2:給湯用銅管のろう付け施工

給湯設備に銅管を使用し、ろう付けにより接合する場合の施工上の留意事項を述べよ。

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模範解答:
銅管のろう付け接合を行う場合は、加熱時に管内面に酸化スケール(酸化皮膜)が生成されるのを防止するため、管内に窒素ガスを流しながら(窒素パージ)施工しなければならない。

窒素パージを怠ると、管内面に黒色の酸化スケールが付着し、使用開始後にスケールが剥離して弁の故障や水栓のストレーナー詰まりの原因となる。窒素ガスは接合部の両側から十分に行き渡るよう、流量を適切に調整して施工する。また、ろう材はJISに適合したリン銅ろうまたは銀ろうを使用し、フラックスを適量塗布して毛細管現象により接合部全周に均一にろう材を浸透させる。

問3:給水管の埋設施工(総合問題)

給水管を地中に埋設する場合の施工上の留意事項を、排水管との位置関係および凍結防止の観点から述べよ。

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模範解答:
排水管との位置関係:給水管を地中に埋設する場合、排水管と近接する区間では、給水管を排水管の上方に配管しなければならない。これは、排水管に漏水や破損が生じた場合に、汚水が給水管に浸入して飲料水が汚染されることを防止するためである。やむを得ず給水管を排水管の下方に配管する場合は、給水管を適切な防護措置(さや管を設けるなど)で保護する必要がある。

凍結防止:給水管は、その地域の凍結深度より深い位置に埋設しなければならない。凍結深度は地域によって異なるため、施工場所の気象条件を確認して適切な埋設深さを確保する。凍結深度以上に埋設できない場合は、保温材による凍結防止措置を講じる。管内の水が凍結すると、膨張により管が破裂し、漏水事故の原因となる。

問4:トラップの封水保持(総合問題)

排水設備においてトラップの封水が失われる原因を3つ挙げ、それぞれの防止対策を述べよ。

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模範解答:

原因① 自己サイホン作用:洗面器など器具からの排水時に、排水の流れに引かれてトラップ内の封水がサイホン作用で吸い出される現象。防止対策として、器具排水管に各個通気管を設けて管内の負圧を解消する。

原因② 誘導サイホン作用:他の器具の排水により、排水立て管や横管内に負圧が発生し、別の器具のトラップの封水が吸い出される現象。防止対策として、排水通気系統にループ通気管伸頂通気管を適切に設け、排水管内の圧力変動を抑制する。

原因③ 蒸発:長期間使用しない器具のトラップ内の封水が蒸発して失われる現象。防止対策として、長期不在の場合は定期的に少量の水を流すか、蒸発防止用のトラッププライマー(封水自動補給装置)を設置する。

問5:衛生設備の施工上の留意事項を2つ述べよ(総合問題)

衛生設備(給水・排水・給湯のいずれか)の施工上の留意事項を、異なる分野から2つ選び、それぞれ留意事項とその理由を述べよ。

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模範解答(例):

留意事項①(給水):飲料水の給水管は、他の配管系統(雑用水管・排水管・冷温水管など)とクロスコネクション(直接接続)をしてはならない。これは、飲料水以外の水が給水管に逆流・混入して飲料水が汚染されることを防止するためである。水道法により禁止されており、発覚した場合は給水停止処分となる。

留意事項②(排水):排水横枝管から通気管を取り出す場合は、排水横枝管の管頂部(管の中心より上方)から取り出す。管の下半分から取り出すと排水が通気管に流入して通気機能が失われ、トラップの封水が破壊されて排水管内の臭気が室内に逆流するためである。

※ 上記は一例です。給湯設備の膨張対策(逃し弁・膨張管の設置)、排水管のこう配、二重トラップの禁止なども出題が想定されます。異なる分野から2つを選び、留意事項と理由をセットで書けるよう準備しましょう。

採点と復習のポイント

正解数 評価
5問 合格レベル!衛生設備の知識が定着している
3〜4問 あと一歩。数値の暗記を強化しよう
2問以下 解説記事を読み直してから再挑戦

復習のコツ

第3回は給湯設備と総合問題を扱いました。本番の第二次検定では、「衛生設備の施工上の留意事項を2つ述べよ」のように分野を横断する出題がされることが多いです。給水(クロスコネクション・逆流防止・吐水口空間)、排水(こう配・通気管・トラップ・掃除口)、給湯(膨張対策・逃し弁・窒素パージ)の各分野から最低2つずつ、留意事項と理由をすぐに書けるよう繰り返し練習しましょう。第1回・第2回のミニテストも合わせて復習すると効果的です。

得点アップのコツ

  • 衛生設備は管工事の本業中の本業。留意事項を「自分の言葉で」書けるようになれば第二次検定は合格圏内です
  • 全3回15問を完走したら、模範解答を見ずに自力で書く練習に移行しましょう。書けなかった問題だけ復習すれば効率的です
  • 第二次検定の記述に不安がある方は添削サービスの活用も検討を。プロの目で合格レベルか判定してもらえます

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