2級管工事(第二次) ミニテスト

2級管工事施工管理技士 記述式テクニック 練習問題①【無料・解答付き】|指摘→理由→対策

2級管工事施工管理技士 記述式解答テクニック ミニテスト 第1回

この第1回ミニテストでは、第二次検定の記述式で最も重要な「指摘→理由→対策」の3ステップを集中的に練習します。施工要領図の不適切箇所を指摘する問題で、正しい解答フォーマットを身につけましょう。テクニックの基本を復習したい方は、記述式解答テクニック総合|第二次検定⑥を先にお読みください。

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:5問

分野:記述式解答テクニック

目標時間:30分

記述のポイント(おさらい)

  • 「指摘→理由→対策」の3ステップを徹底する
  • 数値・固有名詞を入れて具体的に書く
  • 問題文の指示(「2つ述べよ」「理由とともに」)を正確に守る

記述式解答テクニック ミニテスト(全5問)

問1:3ステップの欠落を見抜く

次の解答例は、施工要領図の不適切箇所を指摘する問題への回答です。この解答に不足している要素は何か、また、不足部分を補って正しい3ステップの解答に書き直しなさい。

【解答例】
給水管の接続部にフランジ継手を使用している点が不適切である。管径50A以下の場合はねじ込み継手を使用する。

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不足している要素:「理由」

解答例には「指摘」と「対策」はあるが、なぜ不適切なのかという「理由」が抜けている。3ステップの中で最も配点が高いのは「理由」であるため、これを省略すると大幅な減点になる。

【正しい3ステップの解答】

(指摘)給水管の接続部に管径50A以下であるにもかかわらずフランジ継手を使用している点が不適切である。

(理由)管径50A以下の場合、フランジ継手では接合部が大きくなり施工スペースを圧迫するとともに、コスト面でも不経済となるため。

(対策)管径50A以下の給水管の接続部は、ねじ込み継手に変更する。

問2:指摘→理由→対策を正しい順序で書く

次の条件について、「指摘→理由→対策」の3ステップ形式で解答を作成しなさい。

【条件】排水横管の勾配が1/300で施工されている。管径は75mmである。

※ヒント:管径75mmの排水横管の最小勾配は1/100です。

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【模範解答】

(指摘)管径75mmの排水横管の勾配が1/300で施工されている点が不適切である。

(理由)管径75mm以下の排水横管の最小勾配は1/100と定められており、1/300では排水の流速が不足し、管内に汚物が堆積して排水不良を起こすおそれがあるため。

(対策)排水横管の勾配を1/100以上に変更する。

採点ポイント:指摘で「何が・どう不適切か」を明示し、理由で「なぜダメなのか(具体的な悪影響)」を説明し、対策で「どう変更するか」を数値付きで書けていれば満点。文末表現も確認しよう(指摘=「不適切である」、理由=「おそれがあるため」、対策=「変更する」)。

問3:文末表現の適切さを判断する

次のA〜Cの解答文について、3ステップのどの要素(指摘・理由・対策)に該当するかを判断し、文末表現として適切かどうかをそれぞれ理由とともに述べなさい。

A:「冷温水管の保温材の厚さが20mmとなっているが、結露防止のためには不十分と考えられる。」

B:「配管の伸縮継手を設けないと、温度変化による管の膨張で破損するおそれがあるため。」

C:「飲料用受水槽の上部には排水管を設置しないようにしたほうがよいと思う。」

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A:指摘に該当 → 文末表現が不適切

「不十分と考えられる」は曖昧な表現。指摘の文末は「〜が不適切である」と断定的に書くべき。改善例:「冷温水管の保温材の厚さが20mmとなっている点が不適切である。」

B:理由に該当 → 文末表現は適切

「〜おそれがあるため」は理由の文末表現として正しい。不適切である根拠(管の膨張による破損リスク)を具体的に示している点も良い。

C:対策に該当 → 文末表現が不適切

「〜したほうがよいと思う」は主観的で曖昧な表現。対策の文末は「〜に変更する」「〜を設置する」のように断定的・具体的に書くべき。改善例:「飲料用受水槽の上部に排水管を設置しない配管経路に変更する。」

問4:施工要領図の不適切箇所を3ステップで指摘する

次の施工条件を読み、不適切な箇所を「指摘→理由→対策」の3ステップ形式で解答しなさい。

【施工条件】
地中埋設の給水管(水道用硬質ポリ塩化ビニル管)と排水管が平行して埋設される計画である。給水管と排水管の水平間隔は300mmとし、給水管を排水管より下方に敷設する計画となっている。

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【模範解答】

(指摘)給水管を排水管より下方に敷設する計画としている点が不適切である。

(理由)給水管を排水管より下方に配置すると、排水管から漏水が発生した場合に汚水が給水管側に浸透し、水質汚染を引き起こすおそれがあるため。

(対策)給水管を排水管より上方に敷設する配置に変更する。また、水平間隔は500mm以上を確保することが望ましい。

採点ポイント:この問題では不適切箇所が「上下関係」であることを正確に指摘し、理由で「汚水浸透による水質汚染」を述べることが重要。対策で「上方に変更する」と具体的に書けていれば得点できる。

問5:不完全な解答を3ステップに修正する

次の解答例は、ある受験者が書いた記述です。この解答には3ステップの観点から2つの問題点があります。問題点を指摘し、修正した完全な解答を書きなさい。

【問題】通気管の施工要領図で不適切な箇所を指摘し、理由と対策を述べよ。

【受験者の解答】
通気管の末端を窓の近くに設けている。臭気が室内に侵入する可能性があるので注意が必要である。

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【2つの問題点】

問題点1:3ステップの「対策」が完全に欠落している。問題文で「対策を述べよ」と指示されているのに、どう修正するかが書かれていない。

問題点2:指摘と理由の文末表現が不適切。「注意が必要である」は指摘にも理由にも使えない曖昧な表現。指摘は「不適切である」、理由は「おそれがあるため」で統一すべき。

【修正した解答】

(指摘)通気管の末端を窓の付近に設けている点が不適切である。

(理由)通気管から排出される臭気が開口部を通じて室内に侵入し、衛生上の問題を引き起こすおそれがあるため。

(対策)通気管の末端は、窓や換気口等の開口部の上端から600mm以上立ち上げた位置に変更する。

採点と復習のポイント

正解数 評価
5問 合格レベル!記述テクニックが身についている
3〜4問 あと一歩。書き方のパターンを復習しよう
2問以下 解説記事を読み直してから再挑戦

復習のコツ

「指摘→理由→対策」の3ステップは、毎日1問ずつ練習するだけでも着実に上達します。特に「理由」は最も配点が高い要素なので、「なぜ不適切なのか」を常に具体的な悪影響(漏水・結露・汚染など)とセットで書く癖をつけましょう。また、文末表現(指摘=「不適切である」、理由=「おそれがあるため」、対策=「変更する」)を統一するだけでも答案の印象が格段に良くなります。

記述のコツ

  • 記述式は「知っている」だけでは得点できない。「書ける」状態まで練習しましょう
  • 解答は結論→理由→具体策の順で書くと採点者に伝わりやすくなります
  • 文字数が少なすぎると減点。指定行数の8割以上は埋めることを目指しましょう

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