2級管工事(第二次) ミニテスト

2級管工事施工管理技士 記述式テクニック 練習問題②【無料・解答付き】|数値の入れ方

2級管工事施工管理技士 記述式解答テクニック ミニテスト 第2回

第2回ミニテストでは、具体的な数値の入れ方問題文の指示の正確な読み方を練習します。「2つ述べよ」と言われたら何個書くべきか、「理由とともに」と言われたら何を書くべきか——こうした基本ルールを確実に押さえましょう。テクニックの全体像は記述式解答テクニック総合|第二次検定⑥で解説しています。

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:5問

分野:記述式解答テクニック

目標時間:30分

記述のポイント(おさらい)

  • 「指摘→理由→対策」の3ステップを徹底する
  • 数値・固有名詞を入れて具体的に書く
  • 問題文の指示(「2つ述べよ」「理由とともに」)を正確に守る

記述式解答テクニック ミニテスト(全5問)

問1:抽象的な解答を具体的な数値入りに書き直す

次の解答例は抽象的で点数になりにくい悪い例です。具体的な数値や固有名詞を入れて、得点できる解答に書き直しなさい。

【問題】給水設備における汚染防止の留意事項を1つ述べよ。

【悪い解答例】
「適切な距離を確保して、汚染を防止する。」

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【良い解答例】

「飲料用給水タンクは、外壁や天井から保守点検ができるよう、上部は100cm以上、側面および底部は60cm以上の距離を確保して設置し、汚染および点検不良を防止する。」

なぜ悪い例がダメなのか:「適切な距離」「汚染を防止」では何をどうするのか具体性が全くない。採点者は「この受験者は実際の数値を知らないのだろう」と判断する。「100cm以上」「60cm以上」のように基準値を数字で示すことで知識があることを証明できる。

問2:問題文の指示数を正しく守る

次の問題文と受験者の解答を読み、解答の書き方として何が間違っているかを説明しなさい。

【問題文】空調設備の配管施工における留意事項を2つ述べよ。

【受験者の解答】
1. 冷温水配管の勾配は、先上がりとし、空気抜き弁を設ける。
2. 配管の伸縮継手は、温度変化による伸縮を吸収できる位置に設ける。
3. 配管支持金具の間隔は、管種と管径に応じた適切な間隔とする。

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【間違い】

問題文では「2つ述べよ」と指示されているのに、3つ書いている。第二次検定の採点では、指定された数を超えて解答を書いた場合、上から順に指定数だけが採点対象になる。つまり3番目の解答は採点されない。

この場合、仮に3番目が最も良い解答でも無駄になる。さらに、余分な解答を書く時間を、最初の2つの解答をより充実させることに使うべきである。

ルール:「N個述べよ」→ 必ずN個だけ書く。多くても少なくてもダメ。自信のある解答をN個厳選して書くこと。

問3:「理由とともに述べよ」への正しい対応

次の問題に対する2人の解答を読み、どちらがより高得点になるかを選び、もう一方の問題点を具体的に説明しなさい。

【問題文】排水トラップの二重トラップを禁止する理由とともに、施工上の留意事項を述べよ。

【解答A】
排水管にトラップを二重に設けてはならない。排水の流れを確認し、適切に施工する。

【解答B】
二重トラップとすると、トラップ間の空気が密閉され排水の流れが阻害されるため、排水管には1つの器具に対し1つのトラップのみを設ける。

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解答Bの方が高得点になる。

解答Aの問題点:

1. 問題文で「理由とともに」と指示されているにもかかわらず、理由が書かれていない。「排水の流れを確認し」は理由ではなく施工手順であり、なぜ二重トラップがダメなのかが説明されていない。

2. 「適切に施工する」は抽象的で、具体的にどうするかが不明。

解答Bが良い理由:

「トラップ間の空気が密閉され排水の流れが阻害される」と禁止の理由を具体的に説明した上で、「1つの器具に対し1つのトラップのみ」という具体的な留意事項を述べている。「理由とともに」の指示に正確に応えている。

問4:数値の入った解答を自分で作成する

次の問題に対して、数値を最低2つ含む解答を作成しなさい。

【問題文】高所作業における墜落防止のための安全管理上の留意事項を1つ述べよ。

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【模範解答例】

「高さ2m以上の作業場所には、高さ85cm以上の手すりおよび高さ35cm以上の中さんを設けた作業床を設置し、墜落を防止する。」

含まれている数値:

1. 「2m以上」(高所作業の定義)
2. 「85cm以上」(手すりの高さ基準)
3. 「35cm以上」(中さんの高さ基準)※3つ入っているのでさらに良い

比較(悪い例):「高い場所で作業するときは、手すりを設けて安全に注意する。」→ 数値が1つもなく、何を基準にしているかが不明。このような解答は部分点すらもらいにくい。

問5:「施工上の留意事項」と「設計上の注意事項」を区別する

次のA〜Dの記述のうち、「施工上の留意事項を述べよ」という問題の解答として適切でないものを全て選び、それぞれなぜ不適切かを説明しなさい。

A:「ダクトのフランジ接合部にはガスケットを挟み込み、ボルト・ナットを均一に締め付けて気密性を確保する。」

B:「空調機の冷房能力は、室内の発熱量と外気負荷を考慮して計算し、適切な機種を選定する。」

C:「冷媒配管のろう付け作業は、管内に窒素ガスを流しながら行い、内面の酸化を防止する。」

D:「建物の断熱性能を高めるために、外壁の断熱材の厚さを設計段階で十分に検討する。」

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不適切なもの:BとD

B:不適切
理由:「冷房能力の計算」「機種選定」は設計段階の業務であり、施工上の留意事項ではない。「施工上の留意事項」とは、現場で機器を据え付けたり配管を接続したりする際の注意点を意味する。

D:不適切
理由:「設計段階で検討する」と明確に書かれており、これは設計上の注意事項そのもの。施工上の留意事項を問われているのに設計の話を書くと、問題の指示に答えていないと判断されて得点できない。

AとCは適切
A(フランジ接合の気密性確保)もC(ろう付け時の窒素パージ)も、現場での施工作業に関する具体的な留意事項であり、「施工上の留意事項」として正しく解答できている。

採点と復習のポイント

正解数 評価
5問 合格レベル!記述テクニックが身についている
3〜4問 あと一歩。書き方のパターンを復習しよう
2問以下 解説記事を読み直してから再挑戦

復習のコツ

「数値を入れる」テクニックは、覚えている数字の引き出しが多いほど有利です。普段の学習で出てくる基準値(高さ・距離・勾配・温度など)をノートにまとめておきましょう。また、過去問を解く際は、問題文の「述べよ」の前にある修飾語(「2つ」「理由とともに」「施工上の」)に赤線を引く習慣をつけると、指示の読み落としを防げます。

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