2級管工事(第二次) ミニテスト

2級管工事施工管理技士 記述式テクニック 練習問題③【無料・解答付き】|全テーマ横断

2級管工事施工管理技士 記述式解答テクニック ミニテスト 第3回

第3回は全テーマ横断の総合問題です。空調・衛生・工程管理・法規のさまざまな分野から出題し、これまで学んだ記述テクニック(3ステップ・数値の具体性・問題文の読み方・文末表現・解答欄の活用)を総合的に試します。実力チェックとして本番のつもりで取り組みましょう。テクニックの基本に戻りたい方は記述式解答テクニック総合|第二次検定⑥を参照してください。

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:5問

分野:記述式解答テクニック

目標時間:30分

記述のポイント(おさらい)

  • 「指摘→理由→対策」の3ステップを徹底する
  • 数値・固有名詞を入れて具体的に書く
  • 問題文の指示(「2つ述べよ」「理由とともに」)を正確に守る

記述式解答テクニック ミニテスト(全5問)

問1:空調分野 — 解答の改善(3ステップ+数値)

次の解答例を読み、記述テクニック上の問題点を2つ指摘した上で、改善した解答を書きなさい。

【問題文】冷温水配管の施工要領図で不適切な箇所を指摘し、理由と対策を述べよ。

【受験者の解答】
「配管の勾配が小さいのでもっと大きくすべきだと思う。空気が抜けなくなるかもしれないから。」

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【問題点2つ】

問題点1:3ステップの構成になっていない。指摘・理由・対策が明確に分かれておらず、一文にまとめてしまっている。また「対策」が「大きくすべき」と曖昧で、具体的な数値がない。

問題点2:文末表現が不適切。「すべきだと思う」「かもしれないから」は主観的・曖昧な表現。指摘は「不適切である」、理由は「おそれがあるため」、対策は「変更する」で統一すべき。

【改善した解答】

(指摘)冷温水配管の勾配が先下がりとなっている点が不適切である。

(理由)先下がりの勾配では管内の空気が最高部に滞留し、エアロックによる循環不良を引き起こすおそれがあるため。

(対策)冷温水配管の勾配を1/250以上の先上がりとし、最高部に自動空気抜き弁を設置する。

問2:衛生分野 — 問題文の指示に正しく応える

次の問題文に対して、指示を正確に守った解答を作成しなさい。解答の前に、問題文から読み取れるルール(何を・いくつ・どのように書くか)を箇条書きで整理すること。

【問題文】給水設備の施工において、クロスコネクション防止のための留意事項を2つ理由とともに述べよ。

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【問題文から読み取れるルール】

  • 分野:給水設備(排水や空調の話はNG)
  • テーマ:クロスコネクション防止
  • 求められる内容:施工上の留意事項(設計の話はNG)
  • 数:2つ(3つ以上書かない、1つでは不足)
  • 形式:各留意事項に理由を付けること(理由なしは減点)

【模範解答】

1. 飲料水系統の配管と雑用水系統の配管は、直接接続してはならない。(理由)異なる水質の系統が接続されると、圧力差により雑用水が飲料水系統に逆流し、水質汚染を引き起こすおそれがあるため。

2. 給水管と井水配管等の別系統配管には、それぞれ識別できる色分け表示を行う。(理由)配管の系統が外観で区別できないと、誤接続(クロスコネクション)が発生し、飲料水の安全性が損なわれるおそれがあるため。

問3:工程管理分野 — 解答欄の7割を埋める練習

次のAとBは同じ問題に対する2人の受験者の解答です。どちらがより高い得点になるかを選び、低い方の解答の問題点を「解答量」と「具体性」の2つの観点から説明しなさい。

【問題文】管工事の工程管理において、ネットワーク工程表を用いる場合の利点を述べよ。

【解答A】
「工程が分かる。」

【解答B】
「ネットワーク工程表を用いることで、各作業の相互関係と順序が明確になり、クリティカルパスを把握できる。これにより、工期全体に影響する作業を特定し、重点的に管理することで遅延を防止できる。また、ある作業に遅れが生じた場合の全体工程への影響を定量的に判断できるため、迅速な是正措置が可能になる。」

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解答Bの方が圧倒的に高得点になる。

解答Aの問題点:

【解答量の問題】わずか一文(7文字)で、解答欄の7割に到底達しない。記述式では解答欄のスペースに対して十分な量を書くことが求められ、1行だけの解答は「知識が不足している」と判断される。白紙よりはましだが、部分点もわずかしか期待できない。

【具体性の問題】「工程が分かる」だけでは、ネットワーク工程表ならではの利点が何も説明されていない。バーチャートでも工程は分かるため、ネットワーク工程表を使う固有の利点(クリティカルパスの把握、作業間の依存関係の明確化、遅延の定量的影響把握など)を具体的に述べるべき。

ルール:解答欄の7割以上を埋める。短すぎる解答は知識不足と見なされる。ただし、冗長な繰り返しで水増しするのではなく、具体的な内容で充実させること。

問4:法規分野 — 部分点を狙う戦略

次の問題で、正確な数値が思い出せないとします。白紙で出すのと、分かる範囲で書くのと、どちらが良いですか。「部分点戦略」の観点から、あなたの考えを述べた上で、実際に「数値が不確かでも書く」解答例を作成しなさい。

【問題文】建設業法に基づき、管工事の主任技術者が現場に配置される要件を述べよ。

※ 正確な金額基準がうろ覚えだと仮定して解答してください。

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【部分点戦略の考え方】

白紙は確実に0点。分かる範囲で書けば部分点が得られる可能性がある。記述式では、解答の方向性が正しければ数値が多少不正確でも部分点がつくケースがあるため、「思い出せないから書かない」は最悪の選択である。

【数値が不確かでも書く解答例】

「建設業法に基づき、建設業の許可を受けた建設業者は、請負金額の多寡にかかわらず、工事現場に主任技術者を配置しなければならない。主任技術者は、施工計画の作成、工程管理、品質管理その他の技術上の管理を行う。」

ポイント:金額基準がうろ覚えなら、無理に間違った数字を書くよりも、確実に正しい内容(「許可業者は全ての工事に配置義務がある」「主任技術者の職務内容」)を中心に書く。知っている知識で解答欄を埋めれば、部分点を確保できる。ただし、本番までには正確な数値を覚えることが大前提。

問5:混合分野 — 総合的な記述力チェック

次の問題に対して、これまで学んだ全てのテクニックを活用して解答を作成しなさい。採点基準も自分で意識してください。

【問題文】空調用ダクトの施工要領図において、不適切な箇所を1つ指摘し、理由と対策を述べよ。

【施工条件】長方形ダクトの曲がり部(エルボ)において、内側の曲げ半径がダクト幅の1/4で施工されている。ダクト内にガイドベーンは設置されていない。

※解答作成のチェックリスト:(1)3ステップの構成になっているか (2)数値が含まれているか (3)文末表現は正しいか (4)指定数は守っているか (5)施工上の内容か

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【模範解答】

(指摘)長方形ダクトのエルボ部において、内側の曲げ半径がダクト幅の1/4で施工されており、ガイドベーンも設置されていない点が不適切である。

(理由)曲げ半径がダクト幅の1/2未満の場合、気流の剥離が生じて圧力損失が増大し、送風量の低下や騒音の発生を招くおそれがあるため。

(対策)エルボの内側曲げ半径をダクト幅の1/2以上に変更するか、それが困難な場合はエルボ内にガイドベーンを設置して気流を整流する。

【テクニック活用チェック】

(1) 3ステップ:指摘・理由・対策が明確に分かれている → OK

(2) 数値:「1/4」「1/2以上」と具体的な基準値が含まれている → OK

(3) 文末表現:「不適切である」「おそれがあるため」「変更する/設置する」 → OK

(4) 指定数:1つの指摘に対して解答している → OK

(5) 施工上の内容:現場での施工方法に関する対策である → OK

採点と復習のポイント

正解数 評価
5問 合格レベル!記述テクニックが身についている
3〜4問 あと一歩。書き方のパターンを復習しよう
2問以下 解説記事を読み直してから再挑戦

復習のコツ

総合問題で間違えた箇所は、どのテクニックが不足していたかを必ず特定しましょう。「3ステップが崩れた」なら第1回、「数値が書けなかった」なら第2回のミニテストに戻って復習するのが効率的です。本番では、解答を書き終えた後に「(1)3ステップ (2)数値あり (3)文末OK (4)指定数OK (5)施工の話」の5つを頭の中でチェックする習慣をつけましょう。この5秒間のセルフチェックで防げるミスは多いです。

得点アップのコツ

  • 全3回15問を完走したら模範解答を見ずに自力で書く練習に切り替えましょう
  • 第二次検定は「書ける量=得点力」。白紙で出すくらいなら部分点を狙って必ず何か書く
  • 独学で記述に不安がある方は添削サービスの活用も検討を。プロの目で合格レベルか判定してもらえます

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