2級管工事(第一次) ミニテスト

2級管工事施工管理技士 電気工学・建築学 練習問題②【無料・10問】電力計算・S造

2級管工事施工管理技士 電気工学・建築学 ミニテスト 第2回

第2回では、電力の計算・接地(アース)・漏電遮断器鉄骨造の特徴・コンクリートの基礎知識を中心に出題します。第1回より少し応用的な問題を含んでいます。

電気工学・建築学の基礎をわかりやすく解説|必須2問を確実に取る」を復習してから挑戦しましょう。

テスト情報

形式:四肢択一(各問1つ選択)

問題数:10問

分野:電気工学・建築学

目標時間:15分

電気工学・建築学 ミニテスト(全10問)

問1

電圧200V、電流5Aで動作するポンプの消費電力として、正しいものはどれか。

(1)40W
(2)400W
(3)1,000W
(4)4,000W

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正解:(3)

P=V×I=200×5=1,000W(1kW)。管工事の現場で使う小型ポンプはだいたい0.4〜2.2kW程度のものが多い。電力の計算はシンプルだが確実に押さえておきたい。

問2

接地(アース)工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)接地工事は、漏電による感電事故を防止するために行う。
(2)接地工事には、接地抵抗値によりA種からD種までの種類がある。
(3)金属製の機器の外箱には、原則として接地工事を施す必要がある。
(4)接地線は、漏電時に大きな電流を流すため太い電線を使う必要がある。

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正解:(4)

接地線の太さは「大きな電流を流すため」ではなく、漏電時に確実に電流を大地に逃がすため。接地線の太さは接地の種類(A種〜D種)に応じて規定されているが、「太い電線が必要」という理由説明が不適当。接地の本質は「電気を大地に逃がして人体に流れないようにする」こと。

問3

漏電遮断器に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)漏電遮断器は、回路に過大な電流が流れたときに作動する装置である。
(2)漏電遮断器は、回路の地絡(漏電)を検知して自動的に電路を遮断する装置である。
(3)漏電遮断器が作動した場合は、すぐにスイッチを入れ直せば問題ない。
(4)漏電遮断器は、乾燥した場所では設置しなくてもよい。

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正解:(2)

漏電遮断器(ELCB)は漏電を検知して回路を遮断する安全装置。(1)は配線用遮断器(ブレーカー)の説明。(3)漏電の原因を調べず再投入すると感電や火災の危険がある。(4)水回りの多い管工事現場では特に重要だが、設置義務は場所を問わない。

問4

100Vの回路に20Ωと30Ωの抵抗を直列に接続したとき、回路全体に流れる電流として、正しいものはどれか。

(1)1A
(2)2A
(3)5A
(4)10A

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正解:(2)

直列接続の合成抵抗はR=20+30=50Ω。I=V/R=100/50=2A。直列接続は抵抗の足し算。配管にたとえると、2つのバルブを直列につなぐと水が流れにくくなるのと同じ。

問5

電気設備の安全に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)管工事の現場で電動工具を使う場合は、感電防止のために漏電遮断器を使用する。
(2)湿潤な場所で電動工具を使用する場合は、特に漏電に注意が必要である。
(3)電線の許容電流を超えた電流を流し続けると、過熱して火災の原因になる。
(4)作業中に停電した場合は、電源復旧に備えてスイッチを入れたまま待機する。

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正解:(4)

停電中はスイッチを切り、電源プラグを抜いておくのが鉄則。スイッチを入れたまま放置すると、復電時に不意に機器が動き出し、事故やケガの原因になる。管工事の現場ではポンプやカッターなど危険な電動工具を使うため特に注意が必要。

問6

鉄骨造(S造)の建物に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)S造は工場や体育館など大空間の建物に適している。
(2)S造の鉄骨は不燃材料だが、高温になると強度が低下するため耐火被覆が必要である。
(3)S造の梁に配管用の開口を設ける場合は、構造計算による検討が必要である。
(4)S造は鉄骨のみで構成されるため、コンクリートは一切使用しない。

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正解:(4)

S造でも基礎部分にはコンクリートを使用するし、床スラブにデッキプレート+コンクリートを使うことも多い。また耐火被覆にモルタルを吹き付けることもある。「鉄骨造=コンクリートゼロ」ではない。

問7

コンクリートに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)コンクリートはセメント、水、骨材(砂・砂利)を混ぜて作る。
(2)コンクリートは圧縮力には強いが、引張力には弱い。
(3)鉄筋コンクリートは、コンクリートの引張力の弱さを鉄筋で補った構造である。
(4)コンクリートの強度は、水の量を多くするほど高くなる。

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正解:(4)

コンクリートの強度は水セメント比(W/C)で決まり、水の量が多いほど強度は「低く」なる。水が多いと硬化後に内部にすき間ができ、もろくなる。現場では「水を足して柔らかくしてくれ」という要望があるが、強度低下の原因になるため安易に加水してはいけない。

問8

木造建物の配管工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)給水管は床下を通すことが多く、凍結防止対策が重要である。
(2)排水管には適切な勾配を付けて、自然流下で排水できるようにする。
(3)木造住宅の壁内配管では、結露による木材の腐食に注意が必要である。
(4)木造住宅の梁や柱は自由に穴を開けて配管を通すことができる。

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正解:(4)

木造の梁や柱は建物を支える構造材であり、自由に穴を開けると強度が低下する。配管を通す場合は、構造材を避けるか、構造に影響しない範囲で穴を開ける必要がある。特に通し柱や胴差しなどの主要構造部に大きな穴を開けることは避けるべき。

問9

建物の荷重に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)固定荷重とは、建物自体の重量(柱・壁・床など)のことである。
(2)積載荷重とは、人や家具など建物の使用に伴って加わる荷重である。
(3)風圧力は、建物の高さや形状によって異なる。
(4)配管やダクトの重量は、構造計算上考慮する必要はない。

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正解:(4)

配管やダクト、それに通る水の重量も固定荷重として構造計算に含める必要がある。特に大口径の配管は水が満たされると相当な重量になる。たとえば口径100mmの配管1mあたり約8kgの水が入る。これを無視すると建物の安全性に影響する。

問10

電動機の始動方式に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)じか入れ始動は、始動電流が小さく電源設備への影響が少ない。
(2)スターデルタ始動は、始動時にスター結線で電圧を下げ、始動電流を抑える方式である。
(3)インバーター始動は、始動時に周波数を最大にして一気に加速する方式である。
(4)電動機の容量が大きくなるほど、じか入れ始動が推奨される。

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正解:(2)

スターデルタ始動は、始動時にスター(Y)結線にして電圧を1/√3に下げ、始動電流をじか入れの約1/3に抑える。回転が安定したらデルタ(Δ)結線に切り替える。(1)じか入れは始動電流が定格の5〜7倍と大きい。(3)インバーターは低周波数から徐々に上げる。(4)大容量ほどじか入れの影響が大きく避けるべき。

得点アップのコツ

  • 接地工事のD種・C種の違いは「使用電圧」で分けるのがポイント(300V以下=D種、300V超=C種)
  • 漏電遮断器の動作時間(0.1秒以内)は数値で問われる定番問題です
  • 構造の問題は「管工事との関わり」を意識すると正解しやすくなります

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