2級管工事(第一次) ミニテスト

2級管工事施工管理技士 電気工学・建築学 練習問題③【無料・10問】配線・防火区画

2級管工事施工管理技士 電気工学・建築学 ミニテスト 第3回

第3回では、電気配線・絶縁抵抗・力率建築設備と建物の関係・耐震設計を中心に出題します。第1・2回の知識をベースにした総仕上げ問題です。

電気工学・建築学の基礎をわかりやすく解説|必須2問を確実に取る」を復習してから挑戦しましょう。

テスト情報

形式:四肢択一(各問1つ選択)

問題数:10問

分野:電気工学・建築学

目標時間:15分

電気工学・建築学 ミニテスト(全10問)

問1

電気配線に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)電線の太さ(断面積)が大きいほど、許容電流は大きくなる。
(2)電線の長さが長いほど、電圧降下は大きくなる。
(3)電線を管(電線管)に収めて配線するのは、電線の保護と安全のためである。
(4)電線の許容電流は、周囲温度が高くなるほど大きくなる。

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正解:(4)

周囲温度が高くなると電線の放熱が悪くなり、許容電流は「小さく」なる。夏場の屋外配線や天井裏の配線では、周囲温度による許容電流の低減を考慮する必要がある。管工事の現場でも機械室など高温環境での電気配線には注意が必要。

問2

絶縁抵抗に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)絶縁抵抗値が低いほど、電気の漏れが少なく安全である。
(2)絶縁抵抗測定は、回路に電圧をかけた状態(通電中)で行う。
(3)絶縁抵抗値は、電路の使用電圧に応じた最低値が定められている。
(4)絶縁抵抗の測定には、回路計(テスター)を使用する。

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正解:(3)

電気設備技術基準で、使用電圧に応じた絶縁抵抗の最低値が規定されている(例:300V以下の対地電圧150V以下は0.1MΩ以上)。(1)絶縁抵抗値は高いほど安全。(2)測定は停電状態で行う。(4)絶縁抵抗計(メガー)を使用する。

問3

力率に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)力率とは、供給された電力のうち実際に仕事をする割合のことである。
(2)力率が1(100%)に近いほど効率が良い。
(3)誘導電動機(モーター)は力率が低い負荷の代表例である。
(4)力率を改善するには、回路にリアクトル(コイル)を接続する。

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正解:(4)

力率を改善するには「進相コンデンサ」を接続する。リアクトル(コイル)は遅れ無効電力を発生させるため、力率はかえって悪くなる。管工事で多用するモーター(ポンプ・送風機)は力率が低いため、進相コンデンサを設置して力率改善を図ることが多い。

問4

電圧200V、消費電力2kWの電気ヒーターの電流値として、正しいものはどれか。

(1)1A
(2)4A
(3)10A
(4)20A

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正解:(3)

I=P/V=2,000/200=10A。2kW=2,000Wを忘れずに換算すること。現場では「この機器は何アンペア流れるか」を把握してブレーカーの容量を確認するのが基本。電気ヒーターは管工事で配管の凍結防止に使うこともある。

問5

変圧器(トランス)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)変圧器は交流の電圧を変換する装置である。
(2)変圧器は電磁誘導の原理を利用している。
(3)変圧器は直流の電圧も変換することができる。
(4)ビルの受変電設備では、高圧(6,600V)を低圧(200V/100V)に変換している。

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正解:(3)

変圧器は交流専用。直流は電磁誘導が起きないため変圧器では変換できない。直流の電圧変換にはDC-DCコンバーターを使う。ビルの地下にある受変電室では6,600Vの高圧を200V/100Vに変換しており、管工事の機器もこの電源を使う。

問6

建物の耐震設計に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)耐震設計は、地震時に建物が倒壊しないようにするためのものである。
(2)配管設備にも耐震対策として、フレキシブルジョイントや耐震支持が必要である。
(3)建物の固有周期と地震波の周期が一致すると共振が起こり、揺れが増幅される。
(4)管工事設備の耐震対策は、建築構造とは無関係に個別に設計すればよい。

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正解:(4)

配管やダクトの耐震設計は、建物本体の構造と整合させる必要がある。建物の揺れ方に応じて配管の支持方法や伸縮継手の位置を決める。特にエキスパンションジョイント(建物の構造が切れる部分)を配管が横断する箇所では、フレキシブルジョイントで変位を吸収する設計が必須。

問7

建物の防火区画に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)防火区画を配管が貫通する場合は、貫通部を不燃材料で埋め戻す必要がある。
(2)防火区画の貫通部の処理は、火災時の延焼を防止するために行う。
(3)合成樹脂製の配管が防火区画を貫通する場合は、特別な措置は不要である。
(4)防火区画貫通部の処理方法は、建築基準法に規定されている。

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正解:(3)

合成樹脂管(塩ビ管など)は燃えるため、防火区画の貫通部では特に厳しい措置が必要。一般的には、貫通部に耐火パテを充填するか、火災時に膨張して管を塞ぐ防火措置工法を用いる。管工事では排水管に塩ビ管を使うことが多いため、防火区画貫通部の処理は非常に重要。

問8

建物の基礎に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)直接基礎は、地盤が軟弱な場合に用いる基礎形式である。
(2)杭基礎は、支持層が深い場合に杭を打って建物を支える基礎形式である。
(3)べた基礎は、建物の柱の直下にだけコンクリートの基礎を設ける形式である。
(4)独立基礎は、建物の底面全体をコンクリートで覆う基礎形式である。

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正解:(2)

杭基礎は表層の地盤が弱くても、深い位置にある硬い地盤(支持層)まで杭を打って建物を支える方式。(1)直接基礎は地盤が良好な場合に用いる。(3)はべた基礎ではなく独立基礎の説明。(4)は独立基礎ではなくべた基礎の説明。管工事では基礎を貫通する配管(地中埋設管)の処理が重要。

問9

建物の設備スペースに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)パイプシャフト(PS)は、配管を縦方向に通すための専用スペースである。
(2)機械室は、ポンプや空調機などの設備機器を設置するための部屋である。
(3)天井ふところ(天井裏)は、ダクトや配管を水平方向に通すスペースとして利用される。
(4)パイプシャフトは、建物のどの位置にでも自由に設けることができる。

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正解:(4)

パイプシャフト(PS)は各階で同じ位置に連続して設ける必要があり、構造体(梁・柱)との干渉を避けて配置する。また、防火区画の貫通処理も必要で、建築設計段階から計画的に位置を決める。管工事の施工者は建築図面でPSの位置を確認してから配管ルートを決定する。

問10

管工事に関連する電気設備の用語として、最も不適当なものはどれか。

(1)マグネットスイッチは、電磁力でポンプなどの電動機を遠隔操作で起動・停止する機器である。
(2)サーマルリレーは、電動機の過負荷を検知して保護する機器である。
(3)制御盤は、設備機器の運転・監視・制御を行うための盤である。
(4)分電盤は、電動機の回転速度を変えるための機器である。

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正解:(4)

分電盤は電力を各回路に分配するための盤で、ブレーカーが並んでいるもの。回転速度を変えるのはインバーター。分電盤は家庭やオフィスにもあり、管工事の現場では仮設電源の分電盤から電動工具の電源を取ることが多い。

得点アップのコツ

  • 防火区画の貫通処理は管工事の実務で最も重要なテーマの一つ。不燃材で埋め戻す原則を押さえましょう
  • 絶縁抵抗値は電圧区分ごとに数値を正確に暗記する必要があります(300V以下対地→0.1MΩ以上)
  • 第3回まで全30問を通して解くと、電気工学・建築学の必須2問は確実に取れる力がつきます

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