2級電気工事(第一次) ミニテスト

2級電気工事施工管理技士 工程管理・品質管理 練習問題②【無料・10問・解説付き】

2級電気工事施工管理技士 工程管理・品質管理 ミニテスト 第2回

第2回ではネットワーク工程表の計算・管理図・電気工事の検査試験を中心に10問出題します。第1回の基本を踏まえた応用問題です。「工程管理(バーチャート・ネットワーク工程表)をわかりやすく解説」「品質管理(品質特性・QC7つ道具・検査試験)をわかりやすく解説」を参照しながら取り組みましょう。

テスト情報

形式:四肢択一(各問1つ選択)

問題数:10問

分野:工程管理・品質管理(応用)

目標時間:15分

工程管理・品質管理 ミニテスト(全10問)

問1

ネットワーク工程表における「フロート」に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)フロートとは作業の所要日数のことである。
(2)フロートとはクリティカルパス上の作業が持つ余裕時間のことである。
(3)フロートとはクリティカルパス以外の作業が持つ余裕時間のことである。
(4)フロートとは全体の工期のことである。

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正解:(3)

フロート(余裕日数)はクリティカルパス以外の作業が持つ余裕時間です。クリティカルパス上の作業はフロートが0で余裕がありません。フロートが大きい作業は多少遅れても全体の工期に影響しません。

問2

トータルフロートの計算式として、最も適当なものはどれか。

(1)トータルフロート = 最早開始時刻 + 所要日数
(2)トータルフロート = 最遅完了時刻 − 最早開始時刻 − 所要日数
(3)トータルフロート = 最早開始時刻 − 最遅完了時刻
(4)トータルフロート = 全体工期 − 所要日数

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正解:(2)

トータルフロート = 最遅完了時刻(LF)− 最早開始時刻(ES)− 所要日数。この値が0の作業をつなげた経路がクリティカルパスです。計算問題では、まず各イベントのESを前から順に求め、次にLFを後ろから逆順に求めるのが基本手順です。

問3

ネットワーク工程表の最早開始時刻(ES)を求める際、複数の経路が合流する結合点ではどのように決定するか。

(1)合流する経路の値のうち、小さい方を採用する。
(2)合流する経路の値のうち、大きい方を採用する。
(3)合流する経路の値の平均を採用する。
(4)合流する経路のいずれか一方を任意に選ぶ。

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正解:(2)

最早開始時刻(ES)は「最も早くその結合点に到達できる時刻」なので、合流する全ての先行作業が完了している必要があります。したがって大きい方(遅い方)を採用します。逆に最遅完了時刻(LF)を逆算する際は、小さい方(早い方)を採用します。

問4

管理図に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)時系列のデータを折れ線グラフで表す。
(2)中心線(CL)・上方管理限界(UCL)・下方管理限界(LCL)の3本の線で管理する。
(3)データが管理限界線を超えたら異常と判断する。
(4)管理図は不良項目を多い順に並べるためのものである。

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正解:(4)

不良項目を多い順に並べるのはパレート図の役割です。管理図は工程の安定性を時系列で監視するためのもの。管理限界線の中にあってもデータが一方向に連続して上がり続けるなどの「トレンド」が見られたら、異常の前兆として注意が必要です。

問5

散布図に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)散布図は時系列データを管理するための図である。
(2)散布図は2つのデータの相関関係を点の分布で示す図である。
(3)散布図はデータの分布の形を把握するための図である。
(4)散布図は不良原因を魚の骨の形で整理する図である。

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正解:(2)

散布図は2つのデータ(たとえば温度と絶縁抵抗値)の関係を点の分布で示す図です。右上がりなら正の相関、右下がりなら負の相関、ばらばらなら相関なしと判断します。(1)は管理図、(3)はヒストグラム、(4)は特性要因図の説明です。

問6

絶縁抵抗の管理基準値として、最も適当なものはどれか。

(1)対地電圧150V以下の場合 → 1.0MΩ以上
(2)対地電圧150V以下の場合 → 0.1MΩ以上
(3)対地電圧300V以下の場合 → 0.1MΩ以上
(4)すべての電路で一律 → 0.5MΩ以上

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正解:(2)

絶縁抵抗の基準値は対地電圧によって異なります。150V以下→0.1MΩ以上、300V以下→0.2MΩ以上、300V超→0.4MΩ以上です。電圧が高くなるほど求められる絶縁抵抗値も大きくなります。竣工検査で必ず測定する項目です。

問7

接地抵抗の種類と基準値の組合せとして、最も適当なものはどれか。

(1)A種接地 → 100Ω以下
(2)C種接地 → 100Ω以下
(3)D種接地 → 100Ω以下
(4)D種接地 → 10Ω以下

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正解:(3)

接地抵抗の基準値は A種→10Ω以下、C種→10Ω以下(500ms以内に遮断する場合は500Ω以下)、D種→100Ω以下(同条件で500Ω以下)です。A種は高圧・特別高圧機器の接地で最も厳しく、D種は300V以下の低圧機器で最も緩い基準です。

問8

電気工事のバーチャート工程表に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)電気工事の工程は建築工事と無関係に独自で組む。
(2)電気工事の工程は建築工事の進捗に合わせて組むのが基本である。
(3)電気工事は竣工直前にまとめて行うのが一般的である。
(4)電気工事の工程には試験調整の期間は含まない。

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正解:(2)

電気工事の工程は建築工事と連動しています。「躯体工事と同時に電線管の埋設」→「内装下地でケーブル敷設」→「仕上げ前に器具取付」→「竣工前に試験調整」という流れ。建築の進捗が遅れると電気も連動して遅れるため、常に建築の進捗を確認することが大切です。

問9

層別に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)層別はデータを条件別に分けて分析する方法である。
(2)層別はデータを時系列で管理する方法である。
(3)層別はデータを区間ごとの棒グラフにする方法である。
(4)層別は2つのデータの相関を調べる方法である。

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正解:(1)

層別はデータを「A班とB班」「午前と午後」「作業者別」などの条件で分けて分析する方法です。全体で見ると問題なさそうなデータでも、層別すると特定の条件で不良率が高いことがわかる場合があります。

問10

電圧降下の基準値に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)幹線で5%以内、分岐回路で3%以内
(2)幹線で3%以内、分岐回路で2%以内
(3)すべての回路で一律1%以内
(4)電圧降下に関する基準値は定められていない

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正解:(2)

内線規程により、電圧降下は幹線で3%以内、分岐回路で2%以内とされています。電圧降下が大きすぎると照明が暗くなったりモーターの出力が低下したりするため、ケーブルの太さや長さの設計段階で計算しておく必要があります。

結果を振り返ろう

10問中何問正解できましたか?間違えた問題は解説記事に戻って復習しましょう。

  • 8問以上正解 → ネットワーク工程表の計算もOK!
  • 5〜7問正解 → フロートの計算式と品質基準値を重点復習
  • 4問以下 → 解説記事で基本を固めてから再チャレンジ

次のステップ

第3回では工程管理・品質管理の総合問題に挑戦!

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