2級電気工事(第一次) ミニテスト

2級電気工事施工管理技士 電力系統 練習問題②【無料・10問】送電・変電・配電

2級電気工事施工管理技士 電力系統 ミニテスト 第2回

第2回では送電・変電・配電を中心に10問出題します。発電所から家庭に届くまでの電圧変換の流れを理解しましょう。「電力系統②(送電・変電・配電)をわかりやすく解説」を復習してから挑戦しましょう。

テスト情報

形式:四肢択一(各問1つ選択)

問題数:10問

分野:送電・変電・配電

目標時間:15分

電力系統 ミニテスト(全10問)

問1

送電に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)電力ロスを減らすため、送電電圧はできるだけ低くする。
(2)送電線の電力損失は電流の2乗に比例する。
(3)日本の送電は直流方式が主流である。
(4)送電電圧を上げると電流が増え、損失も増える。

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正解:(2)

電力損失 P=I²R なので電流の2乗に比例する。送電電圧を高くすると電流が小さくなり損失が減るため、超高圧(27.5万〜50万V)で送電する。日本は交流送電が主流。

問2

架空送電線に使用されるACSR(鋼心アルミより線)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)中心の鋼線は機械的強度を確保する役割がある。
(2)周囲のアルミ線は電気を通す役割がある。
(3)銅線を使わないのは、アルミが銅より軽いためである。
(4)ACSRはアルミより電気抵抗が小さいため使用される。

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正解:(4)

銅はアルミより電気抵抗が小さいが、ACSRが使われるのはアルミが「軽い」ため。同じ断面積なら銅の方が導電性は良いが、重量が軽いアルミを使うことで鉄塔の間隔を広くでき、コストを抑えられる。

問3

架空地線(グランドワイヤ)の役割として、最も適当なものはどれか。

(1)送電線を支持する。
(2)送電線の振動を防止する。
(3)雷を受け止めて送電線への直撃雷を防ぐ。
(4)配電線の電圧降下を補償する。

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正解:(3)

架空地線は鉄塔の最も高い位置に張られ、雷を受け止めて大地に逃がす「避雷針」の役割を果たす。送電線への直撃雷による停電事故を防止する重要な設備。

問4

変電所の設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)遮断器(CB)は事故時に大電流を安全に遮断する。
(2)断路器(DS)は電流が流れている状態でも操作できる。
(3)保護継電器は異常を検出して遮断器に遮断指令を出す。
(4)避雷器(LA)は雷サージを大地に逃がして設備を守る。

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正解:(2)

断路器(DS)は電流が流れていない「無負荷状態」でのみ操作できる。電流が流れている状態で切れるのは遮断器(CB)。「CBは事故対応、DSはメンテナンス用」が区別のポイント。

問5

配電用変電所から需要家に届く電圧として、最も適当なものはどれか。

(1)配電用変電所の出力電圧は100Vである。
(2)配電用変電所の出力電圧は6,600Vで、柱上変圧器で100V/200Vに変換される。
(3)配電用変電所の出力電圧は15.4万Vである。
(4)配電用変電所の出力電圧は50万Vである。

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正解:(2)

配電用変電所から6,600Vで送り出された電気は、街の電柱にある柱上変圧器で100V/200Vに変圧されて各家庭に届く。50万Vは超高圧送電、15.4万Vは一次変電所の電圧。

問6

配電方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)単相2線式は一般住宅の100V供給に使われる。
(2)単相3線式は100Vと200Vの両方を供給できる。
(3)三相3線式は動力用(200V)の供給に使われる。
(4)三相4線式は一般住宅で最も普及している方式である。

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正解:(4)

一般住宅で最も普及しているのは「単相3線式」。三相4線式は大型ビルやデータセンターなどで使われる特殊な方式。住宅では単相3線式で100V/200Vの両方を供給するのが標準。

問7

短絡と地絡に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)短絡とは電線が大地と接触する事故である。
(2)地絡とは異なる相の電線同士が接触する事故である。
(3)短絡は異なる相の電線同士が接触し、大電流が流れる事故である。
(4)地絡事故では短絡事故より大きな電流が流れる。

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正解:(3)

短絡は異なる相の電線同士が接触して大電流が流れる事故。地絡は電線が大地と接触する事故。(1)と(2)は短絡と地絡の説明が逆。短絡のほうが一般に大電流が流れ危険度が高い。

問8

電力系統の電圧の大きさの順として、正しいものはどれか。

(1)発電所 > 超高圧変電所 > 配電用変電所 > 需要家
(2)超高圧変電所 > 発電所 > 配電用変電所 > 需要家
(3)発電所 > 配電用変電所 > 超高圧変電所 > 需要家
(4)需要家 > 配電用変電所 > 超高圧変電所 > 発電所

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正解:(2)

発電所(数千〜2万V)→ 昇圧 → 超高圧変電所(27.5万〜50万V)→ 段階的に降圧 → 配電用変電所(6,600V)→ 需要家(100/200V)。超高圧変電所が最も高い電圧を扱う。

問9

送電線の電圧降下に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)電圧降下は電流が大きいほど大きくなる。
(2)電圧降下は電線が長いほど大きくなる。
(3)電圧降下を小さくするには電線の断面積を大きくする。
(4)電圧降下は電線の断面積が大きいほど大きくなる。

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正解:(4)

電線の断面積が大きいと抵抗が小さくなり、電圧降下は「小さく」なる。太い電線ほど電気が流れやすい=電圧降下が少ない。実務では電圧降下が規定値以内になるよう電線の太さを選定する。

問10

高圧受変電設備(キュービクル)に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)キュービクルは6,600Vを100V/200Vに変圧する自家用設備である。
(2)キュービクルには遮断器や変圧器は含まれない。
(3)キュービクルは一般住宅に設置が義務づけられている。
(4)キュービクルの保守点検は不要である。

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正解:(1)

キュービクルは高圧(6,600V)で受電し、変圧器で100V/200Vに変圧するビルや工場の自家用受変電設備。遮断器・変圧器・保護継電器等を一体化した金属箱体。定期的な保守点検が法令で義務づけられている。

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