2級電気工事(第一次) ミニテスト

2級電気工事施工管理技士 電力系統 練習問題③【無料・10問】総合問題

2級電気工事施工管理技士 電力系統 ミニテスト 第3回

第3回では発電・送電・変電・配電の総合問題を10問出題します。第1回・第2回の内容を横断的に出題しますので、総仕上げとして挑戦しましょう。「電力系統①」「電力系統②」を参照しながら取り組みましょう。

テスト情報

形式:四肢択一(各問1つ選択)

問題数:10問

分野:電力系統 総合

目標時間:15分

電力系統 ミニテスト(全10問)

問1

ベースロード電源として、最も適当なものはどれか。

(1)ガスタービン発電
(2)揚水式発電
(3)原子力発電
(4)太陽光発電

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正解:(3)

原子力発電は出力調整が難しいため、常に一定出力で運転する「ベースロード電源」に適している。ガスタービンと揚水式はピーク需要対応、太陽光は出力が不安定。

問2

送電に交流が使われる主な理由として、最も適当なものはどれか。

(1)直流より送電損失が小さいため。
(2)変圧器で容易に電圧を変えられるため。
(3)直流より安全性が高いため。
(4)交流は蓄電池に直接充電できるため。

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正解:(2)

交流は変圧器で簡単に電圧を上げ下げできるため、高電圧での長距離送電に適している。直流では電圧変換が困難。蓄電池への充電には直流に変換する必要がある。

問3

地中送電線と架空送電線の比較として、最も不適当なものはどれか。

(1)地中送電線は景観への影響が少ない。
(2)地中送電線は架空送電線より建設コストが高い。
(3)地中送電線は事故発生時の復旧が架空送電線より容易である。
(4)架空送電線は落雷の影響を受けやすい。

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正解:(3)

地中送電線は事故箇所の特定や掘り返しに時間がかかるため、復旧は架空送電線より「困難」。架空送電線は目視で確認でき比較的迅速に復旧可能。

問4

力率改善に使用される設備として、最も適当なものはどれか。

(1)避雷器
(2)進相コンデンサ
(3)断路器
(4)計器用変流器

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正解:(2)

進相コンデンサは誘導性負荷(モーターなど)による力率の低下を改善する。力率を0.95以上にすると電力料金の割引が適用される。避雷器は雷対策、断路器は回路切離し、計器用変流器は電流測定用。

問5

変電所で使用される計器用変成器に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)計器用変圧器(VT)は高電圧を低電圧に変換して計測可能にする。
(2)計器用変流器(CT)は大電流を小電流に変換して計測可能にする。
(3)CTの二次側は運転中に開放してはならない。
(4)VTの二次側は運転中に短絡してもよい。

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正解:(4)

VTの二次側を短絡すると大電流が流れて焼損する。CTの二次側を開放すると高電圧が発生して危険。「CTは開放禁止、VTは短絡禁止」の両方を覚えよう。

問6

水力発電の方式のうち、電力のピーク需要に対応するのに最も適したものはどれか。

(1)流込み式
(2)調整池式
(3)揚水式
(4)潮力発電

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正解:(3)

揚水式は夜間に水を汲み上げ、昼間の電力需要ピーク時に発電する。大規模なエネルギー貯蔵と瞬時の出力調整が可能で、ピーク需要対応に最適。

問7

火力発電所の環境対策に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)脱硫装置はSOx(硫黄酸化物)を除去する。
(2)脱硝装置はNOx(窒素酸化物)を除去する。
(3)電気集塵器はばいじん(粉塵)を除去する。
(4)脱硫装置はCO2を除去する装置である。

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正解:(4)

脱硫装置はSOx(硫黄酸化物)を除去する装置。CO2の除去にはCCS(二酸化炭素回収・貯留)技術が別途必要。脱硫=SOx、脱硝=NOx、集塵=ばいじんの対応を整理しよう。

問8

配電線の保護に関する記述として、最も適当なものはどれか。

(1)過電流継電器(OCR)は過電流を検出して遮断器を動作させる。
(2)地絡継電器(GR)は過電圧を検出する装置である。
(3)再閉路方式は一度遮断した後、再投入せずに停電を維持する方式である。
(4)ヒューズは繰り返し使用できる保護装置である。

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正解:(1)

過電流継電器(OCR)は過電流を検出して遮断器に遮断指令を出す。(2)地絡継電器は地絡(漏電)を検出する装置。(3)再閉路方式は一時的な事故後に自動的に再投入する方式。(4)ヒューズは1回で溶断し交換が必要。

問9

需要率・負荷率・不等率に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)需要率は設備容量に対する最大需要電力の割合である。
(2)負荷率は最大需要電力に対する平均需要電力の割合である。
(3)負荷率が高いほど設備が効率的に使われている。
(4)需要率は常に1を超える。

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正解:(4)

需要率 = 最大需要電力 / 設備容量 で、通常1以下(100%以下)。すべての設備が同時にフル稼働することはないため、需要率は1を超えない。

問10

次の発電方式のうち、再生可能エネルギーに該当しないものはどれか。

(1)太陽光発電
(2)風力発電
(3)地熱発電
(4)LNG火力発電

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正解:(4)

LNG(液化天然ガス)火力発電は化石燃料を使うため再生可能エネルギーではない。太陽光・風力・地熱は自然エネルギーを利用し、資源が枯渇しない再生可能エネルギー。

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