第2回の解答で判断の再現性を確かめる
第1回と同じ論点で迷ったかを確認します。正解していても根拠を説明できない問題は弱点に含め、知識ではなく判断手順を修正します。
2級建築施工管理技士 第一次検定 模擬テスト 第2回 — 解答・解説
全50問の解答と解説です。間違えた問題は解説をよく読み、該当する解説記事で復習しましょう。
建築学等
問1 正解:(4)二重窓は結露防止にも効果がある
二重窓にすると窓表面の温度が室温に近づくため、結露防止にも効果がある。「効果はない」は誤り。断熱性の向上と結露防止はセットで考える。
問2 正解:(4)照度は距離の2乗に反比例
点光源からの照度は距離の2乗に反比例する(逆2乗の法則)。3乗ではない。
問3 正解:(2)鉄骨は耐火被覆が必要
鉄骨は約500℃以上で急激に強度が低下するため、耐火被覆が必要。「十分な耐火性能がある」は誤り。耐火被覆にはロックウール吹付けや耐火板張りなどが用いられる。
問4 正解:(3)吸水率が大きい骨材は耐久性が低下する
骨材の吸水率が大きいと凍結融解作用でコンクリートの耐久性が低下する。「向上する」は誤り。
問5 正解:(4)FRP防水は主にバルコニーや浴室の小面積向け
FRP防水は主にバルコニー・浴室・屋上庭園など比較的小面積に使用される。大面積の屋上防水にはアスファルト防水やシート防水が一般的。
問6 正解:(4)片持梁の固定端にはモーメントも生じる
片持梁の固定端には鉛直反力に加えて固定モーメント(曲げモーメント)も生じる。「モーメントは生じない」は誤り。
問7 正解:(4)木材の熱伝導率は鋼材より小さい
木材の熱伝導率は鋼材の約1/400と非常に小さい。「鋼材より大きい」は誤り。木材は優れた断熱材でもある。
問8 正解:(4)パッケージ型は個別設置も可能
パッケージ型空調機は個別の部屋やゾーンごとに設置できる。ビル用マルチエアコンなども含まれ、中小規模ビルでも広く使用される。
問9 正解:(4)誘導灯は常時点灯
誘導灯は常時点灯しており、火災時だけでなく平常時から避難経路を示す。「火災時にのみ点灯」は誤り。
問10 正解:(4)クロスコネクションは法令で禁止
クロスコネクション(上水管と排水管の直接接続)は衛生上極めて危険であり、法令で禁止されている。「推奨されている」は誤り。
問11 正解:(4)層間変形角は小さいほど安全
層間変形角は小さいほど安全。大きいと変形が大きく、構造部材の損傷やP-Δ効果による崩壊のリスクが高まる。
問12 正解:(4)ガラスは圧縮に強く引張に弱い
ガラスは圧縮力には強いが引張力には弱い脆性材料。「引張に強い」は逆。
問13 正解:(4)支持杭は先端支持力で建物を支持
支持杭は杭先端を支持層に到達させ、先端支持力で建物の荷重を支持する。「周面摩擦力のみ」は誤り(摩擦杭との混同)。
問14 正解:(4)シックハウス対策には0.5回/h以上必要
シックハウス対策の換気回数は0.5回/h以上が必要(建築基準法施行令第20条の8)。0.1回/hでは全く不十分。
施工(躯体)
問15 正解:(4)根がらみは足場の最下部に設ける
根がらみは、足場の最下部において建地(建枠)の脚部を水平に連結し、足場の滑動や沈下を防止する部材である。「最上部にのみ設ける」は誤りで不適当。建枠(A)、交差筋かい(B)、壁つなぎ(C)の記述は正しい。
問16 正解:(4)杭の傾斜は1/100以内が標準
杭の施工精度は傾斜1/100以内が一般的な管理基準。1/50では傾きが大きすぎる。
問17 正解:(3)屋外面の壁は最小40mm以上が正解
屋外に面する壁のかぶり厚さは最小40mm以上。屋内は30mm以上、土に接する部分は60mm以上。かぶり厚さは鉄筋の表面からの距離(中心ではない)。
問18 正解:(4)AE減水剤は単位水量を減らす効果がある
AE減水剤は単位水量を減少させる効果と空気連行効果の両方がある。「効果がない」は誤り。
問19 正解:(4)風速10m/s以上では遮風措置が必要
溶接作業は風速10m/s以上では遮風措置を講じなければならない。遮風なしでは溶接欠陥の原因となる。
問20 正解:(4)ひび割れは補修が必要
ひび割れは漏水や鉄筋の腐食の原因となるため、適切な補修が必要。「補修不要」は誤り。
問21 正解:(4)鉄骨建方後すぐにコンクリートは打設しない
鉄骨の建方では、柱の倒れ修正・ボルトの本締め・溶接を完了してから次工程に進む。すぐにコンクリートを打設することはない。
問22 正解:(4)スライムは必ず除去する
スライムは掘削時に孔底に堆積する泥土で、杭の支持力を著しく低下させるため必ず除去する。
施工(仕上げ)
問23 正解:(3)瓦葺きでもルーフィングは必要
桟瓦葺きでも下地にアスファルトルーフィング等の防水シートが必要。瓦だけでは十分な防水性は確保できない。
問24 正解:(4)花崗岩は耐酸性に劣る
花崗岩は美しい石材だが耐酸性に劣り、酸性雨の影響で表面が劣化する。大理石も同様に酸に弱い。
問25 正解:(4)素地調整は仕上がりに大きく影響する
素地調整は塗装の密着性と仕上がりに大きく影響する最重要工程。省略すると剥離や錆の再発が起きる。
問26 正解:(4)建具枠は水平器や下げ振りで精度確認する
建具枠の取付けは水平器・下げ振り・レーザー等で精度を確認する。目視だけでは不十分。
問27 正解:(4)壁紙は下地が十分乾燥してから施工
壁紙張りは下地が十分に乾燥してから施工する。乾燥不足だとカビの発生や壁紙の剥離の原因になる。
問28 正解:(4)モルタル塗り床は下地を湿潤にして施工
モルタル塗り床は下地コンクリートを湿潤(散水)にしてから施工する。乾燥したまま施工するとモルタルの水分が吸い取られて密着不良になる。
問29 正解:(4)外壁塗装は気温・湿度の基準がある
外壁塗装は気温5℃以下・湿度85%以上では施工しない。「いつでも施工できる」は誤り。
問30 正解:(4)カーテンウォールは層間変位に追従する必要がある
カーテンウォールは非耐力壁だからこそ、地震時の層間変位に追従できる構造でなければならない。追従できないと破損・脱落の危険がある。
施工管理法
問31 正解:(4)外装仕上と内装仕上の完了時期は異なる
バーチャートを読み取ると、外装仕上は第6〜8週(8週末完了)、内装仕上は第7〜9週(9週末完了)であり、完了時期が異なる。「同時に完了する」は誤り。全体工期は内装仕上の完了する第9週末までの10週間(正しい)。防水工事は第7週で上部躯体(第5〜7週)の完了と同週(正しい)。基礎躯体(第2〜4週)と地業工事(第1〜2週)は第2週が重複している(正しい)。
問32 正解:(4)工程計画は工事中にも見直す
工程計画は工事中に進捗状況や条件変化に応じて随時見直す必要がある。「見直し不要」は誤り。
問33 正解:(3)リスク低減は設備対策を優先する
リスクの低減措置は設備対策(本質安全化)→管理的対策→個人保護具の順に優先する。個人の注意喚起を優先するのは誤り。
問34 正解:(4)出来高は定期的に計測する
出来高の計測は月次や週次で定期的に行う。工事完了時の一括計測では進捗管理ができない。
問35 正解:(2)13日
各経路の所要日数を計算する。
・A→C→F:4+5+4=13日
・B→D→F:2+6+4=12日
・B→E→G:2+3+7=12日
最長経路はA→C→F(13日)であり、これがクリティカルパスとなる。よって正解は(2)。
問36 正解:(4)複数クレーンの接近時は事前調整が必要
複数のクレーンが近接する場合は事前に作業計画を調整し、接触防止措置を講じる。各オペレーターの独自判断は危険。
問37 正解:(1)M=P×L、Q=P
片持梁の自由端に集中荷重Pが作用する場合、固定端には反力としてP(鉛直方向)と固定モーメントP×Lが生じる。固定端のせん断力Q=P、曲げモーメントM=P×L である。自由端ではM=0、Q=0となる。正解は(1)。
問38 正解:(4)酸素欠乏の測定は入室前に行う
酸素欠乏の危険がある場所の測定は入室前に行う。入室後では手遅れになる恐れがある。
問39 正解:(4)ハインリッヒの法則は1:29:300
ハインリッヒの法則は1件の重大災害の背後に29件の軽微な災害と300件のヒヤリハットがある(1:29:300)。「約3件」は誤り。
問40 正解:(4)点検結果は記録して保存する
足場の点検結果は記録して保存しなければならない。口頭報告だけでは不十分。
問41 正解:(4)最終処分量を減らすのが目標
建設リサイクルの目標は最終処分量を減らすこと(再資源化率を高めること)。「増やす」は逆。
問42 正解:(4)品質管理の記録は一定期間保存する
品質管理の記録は一定期間保存する必要がある。瑕疵担保責任の期間中は保存が必要。
法規
問43 正解:(3)許可を受けた業種以外の工事は請け負えない
建設業の許可は業種ごとに必要。許可を受けていない業種の工事は、軽微な工事を除き請け負うことはできない。
問44 正解:(4)請負契約は書面が義務
建設業法第19条で請負契約は書面で行うことが義務(義務規定)。努力義務ではない。
問45 正解:(4)大規模の修繕は建築に含まれない
「大規模の修繕」は建築基準法の「建築」(新築・増築・改築・移転)には含まれない。ただし建築確認の対象にはなり得る。
問46 正解:(4)防火地域でも小規模建築物は準耐火でよい場合がある
防火地域内でも、延べ面積100㎡以下・2階以下の小規模建築物は準耐火建築物でよい場合がある。「すべて耐火」は誤り。
問47 正解:(4)安全衛生教育はすべての労働者が対象
雇入れ時の安全衛生教育は管理職・一般作業者を問わず全ての労働者が対象。「管理職のみ」は誤り。
問48 正解:(4)異常所見には就業上の措置が必要
健康診断で異常所見があった場合、事業者は医師の意見を聞き、必要な就業上の措置(就業場所の変更、作業の転換等)を講じなければならない。
問49 正解:(4)労災隠しは犯罪
労働災害の報告義務に違反して隠ぺいする行為(いわゆる「労災隠し」)は法律で禁止されており、罰則がある。
問50 正解:(4)建設リサイクルの届出は工事着手7日前まで
建設リサイクル法の対象工事の届出は工事着手の7日前までに行う。工事完了後ではない。
公式形式との差を確認する
この解答解説は、当サイトが独自作成した50問に対応しています。令和8年度前期の本試験は50問が掲載され、指定された必須問題と選択問題から40問を解答する構成です。公式の問題構成・正答肢・確定した合格基準は「検定問題・正答肢/実施結果」で確認してください。
問題へ戻って解き直す
模擬テストの問題ページへ戻り、正答番号を隠した状態で、誤りの選択肢が成り立たない理由まで説明してください。