2級建築(第一次) ミニテスト

2級建築施工管理技士 仕上げ工事 練習問題①【無料・10問・解説付き】

2級建築施工管理技士 仕上げ工事ミニテスト 第1回

結論から言います。仕上げ工事は防水・左官・タイル・塗装・内装・建具と範囲が広く、第一次検定でも毎年出題される重要分野です。

このミニテストでは、仕上げ工事全般から四肢択一の10問を出題します。すべてオリジナル問題で、各問に詳しい解説付きです。

テスト情報

問題数:10問(四肢択一)

目標正答率:7問以上で合格レベル

出題範囲:防水工事、シーリング工事、左官工事、タイル工事、塗装工事、内装工事、建具工事

問題

【第1問】アスファルト防水

アスファルト防水に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. アスファルト防水は、ルーフィングをアスファルトで貼り重ねて防水層を形成する工法である。

2. 熱工法は、溶融したアスファルトでルーフィングを貼り付ける工法である。

3. トーチ工法は、改質アスファルトルーフィングの裏面をトーチバーナーで炙って貼り付ける工法である。

4. アスファルト防水の防水層は、1層だけ施工すれば十分な防水性能が得られる。

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正解:4
アスファルト防水は、ルーフィングを複数層(通常2〜4層)貼り重ねて防水層を形成します。1層だけでは十分な防水性能と耐久性が確保できません。複数層にすることで、万一1層にピンホール等の欠陥があっても他の層がカバーし、信頼性の高い防水層となります。

【第2問】シーリング工事

シーリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. シーリング材は、外壁の目地やサッシ周りの隙間を充填して防水する材料である。

2. シーリング材の施工では、プライマーを塗布して被着面との接着性を確保する。

3. 2面接着は、目地の底面と両側面の3面に接着させるよりも目地の動きに追従しやすい。

4. シーリング材は、施工後すぐに上から塗装しても品質に影響はない。

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正解:4
シーリング材は施工後、十分に硬化・養生してから塗装する必要があります。硬化前に塗装すると、シーリング材中の可塑剤が塗膜に移行して塗膜の軟化・変色・はがれ(ブリード現象)を引き起こします。ノンブリードタイプのシーリング材を使用するか、十分な養生期間を確保してから塗装します。

【第3問】左官工事(モルタル塗り)

左官工事のモルタル塗りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. モルタル塗りは、下塗り・中塗り・上塗りの3回塗りが標準である。

2. 各層の塗り厚が厚すぎると、ひび割れや剥離の原因となる。

3. 下塗り後は、適切な乾燥期間を置いてから中塗りを行う。

4. モルタルの調合は、下塗りから上塗りに向かって富調合(セメント量を増やす)にする。

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正解:4
モルタルの調合は、下塗りから上塗りに向かって貧調合(セメント量を減らす)にするのが原則です。下塗りを富調合(セメント量が多い)にして強い下地を作り、上塗りに向かってセメント量を減らすことで、乾燥収縮によるひび割れを防止します。上塗りを富調合にすると、硬化収縮が大きくなりひび割れが生じやすくなります。

【第4問】タイル工事

タイル工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 外壁タイルの張付けには、圧着張り・改良積上げ張り・接着剤張りなどの工法がある。

2. タイルの張付け後には、打診検査(ハンマーで叩いて音で判定)で浮きの有無を確認する。

3. 目地モルタルの充填は、タイルの張付けモルタルが硬化した後に行う。

4. 外壁タイルは、張付け直後にたっぷり散水して急速乾燥を促進するのがよい。

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正解:4
外壁タイルの張付け直後にたっぷり散水する必要はなく、「急速乾燥を促進する」のは不適当です。張付けモルタルの急激な乾燥は接着力の低下やひび割れの原因となります。適度な養生が必要で、直射日光や強風を避け、必要に応じてシートで覆うなどの養生を行います。

【第5問】塗装工事(素地ごしらえ)

塗装工事の素地ごしらえに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 素地ごしらえとは、塗装の前に被塗面を整える下地処理のことである。

2. 鉄部の素地ごしらえでは、錆・油脂・汚れを除去して清浄な面にする。

3. 木部の素地ごしらえでは、やにの除去・研磨・パテ付けなどを行う。

4. 素地ごしらえを省略しても、塗料の性能が高ければ塗装品質に影響はない。

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正解:4
素地ごしらえは塗装品質を左右する最も重要な工程です。どんなに高性能な塗料を使用しても、素地ごしらえが不十分だと付着不良・剥離・早期劣化の原因になります。「塗装の品質は素地ごしらえで8割決まる」と言われるほど重要な工程で、省略は絶対にできません。

【第6問】塗装の種類

塗装の種類に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 合成樹脂調合ペイント(SOP)は、鉄部や木部の一般的な塗装に使用される。

2. アクリル樹脂エナメルは、耐候性に優れ、外部の鉄部塗装に適している。

3. つや有合成樹脂エマルションペイント(EP-G)は、内装のコンクリート面や壁面に使用される。

4. 錆止め塗料は仕上げ塗料の一種で、最終工程で塗布するものである。

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正解:4
錆止め塗料は仕上げ塗料ではなく、下塗り塗料です。鉄部の塗装では、素地ごしらえの後にまず錆止め塗料を下塗りし、その上に中塗り・上塗りと塗り重ねます。錆止め塗料は鉄面と密着して酸素・水分の侵入を防ぎ、錆の発生を抑制する役割を果たします。

【第7問】壁紙張り

壁紙(クロス)張りに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 壁紙張りの下地には、せっこうボードやコンクリートが使用される。

2. 下地のせっこうボードの継目やビス頭は、パテ処理で平滑にしてから壁紙を張る。

3. 壁紙の張り方には、突付け張りと重ね切り張りがある。

4. 壁紙張りの施工時は、窓を全開にして強い通風を確保するのが望ましい。

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正解:4
壁紙張りの施工時に強い通風があると、接着剤が急速に乾燥して壁紙の端部がめくれたり、継目が開いたりする原因になります。施工中は通風を避け、接着剤が均一に乾燥するようにします。施工後も急激な乾燥を避け、自然乾燥させることで美しい仕上がりが得られます。

【第8問】フローリング工事

フローリング工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. フローリングには、無垢フローリングと複合フローリングがある。

2. 釘打ち工法では、フローリングの凸実(さね)部分に斜めに釘を打つ。

3. 接着工法では、下地面に接着剤を塗布してフローリングを圧着する。

4. 木質フローリングは湿度変化に影響されないため、伸縮目地は不要である。

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正解:4
木質フローリングは湿度変化により膨張・収縮します。特に無垢フローリングは湿度の影響を受けやすく、壁際に伸縮目地(クリアランス)を設けないと、膨張時に突き上げや反りが発生します。一般に壁際に5〜10mm程度の隙間を設け、巾木で隠します。

【第9問】建具工事(アルミサッシ)

アルミサッシに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. アルミサッシの取付けには、溶接工法とアンカー工法がある。

2. サッシ枠の取付け後、枠とコンクリートの隙間にモルタルを充填する。

3. サッシ枠の水平・垂直は、水準器や下げ振りで確認する。

4. アルミサッシはモルタルのアルカリに強いため、接触部の防食処理は不要である。

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正解:4
アルミニウムはモルタルやコンクリートのアルカリに弱く腐食します。アルミサッシとモルタルが直接接触する部分には、防食テープや防食塗料で防食処理を施す必要があります。処理を怠ると、アルカリ腐食により白い粉(腐食生成物)が発生し、サッシの劣化が進行します。

【第10問】ガラス工事

ガラス工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 板ガラスの種類には、フロートガラス・型板ガラス・強化ガラス・合わせガラスなどがある。

2. 強化ガラスは、フロートガラスを加熱後急冷して強度を高めたガラスである。

3. 合わせガラスは、2枚のガラスの間に中間膜を挟んだもので、破損時に飛散しにくい。

4. 強化ガラスは、施工現場で自由に切断・加工できる。

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正解:4
強化ガラスは、製造時に全体に均一な圧縮応力を導入して強度を高めているため、施工現場での切断・穴あけ加工はできません。切断しようとすると全体が粉々に破砕します。強化ガラスの加工は全て強化処理前に行う必要があり、寸法は事前に正確に指定して工場で加工します。

結果の目安

正答数 評価
9〜10問 素晴らしい!仕上げ工事の基礎をしっかり理解しています。
7〜8問 合格レベルです。間違えた分野を重点的に復習しましょう。
5〜6問 もう少し。防水と塗装を中心にバランスよく学習しましょう。
4問以下 基礎から復習が必要です。解説記事で各工事の基本を確認しましょう。

次のミニテストに挑戦

仕上げ工事のミニテストは全3回です。

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