2級建築施工管理技士 建築設備ミニテスト 第3回
結論から言います。建築設備の第3回では、分電盤・ガス設備・ダクト・防火区画貫通など、第1・2回で扱わなかった設備分野を出題します。
第一次検定の建築設備分野は出題範囲が広く、電気・給排水・空調以外にも幅広い知識が問われます。このミニテストでは、四肢択一の10問を出題します。すべてオリジナル問題で、各問に詳しい解説付きです。
テスト情報
問題数:10問(四肢択一)
目標正答率:7問以上で合格レベル
出題範囲:分電盤、ガス設備、エスカレーター、ダクト、冷却塔、衛生器具、非常用発電、防火区画貫通、自動制御、電力幹線
建築設備 第3回のテーマ
この回は分電盤・ガス設備・ダクト・冷却塔・防火区画貫通処理など、仕上げテーマを出題。特に防火区画貫通部の処理(不燃材料で埋め戻す+防火ダンパー設置)は法規との関連で頻出です。3回分を全問正解できれば建築設備は完璧。「建築設備を得点源にする方法」で最終確認。
問題
【第1問】分電盤
建築物の分電盤に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 分電盤は、幹線から分岐して各回路に電力を供給するための配電設備である。
2. 配線用遮断器(ブレーカー)は、過電流や短絡を検出して回路を自動的に遮断する。
3. 漏電遮断器は、地絡(漏電)を検出して回路を遮断し、感電事故を防止する。
4. 分電盤は湿気の多い場所に設置するのが望ましく、点検スペースは不要である。
【第2問】ガス設備
建築物のガス設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 都市ガスの供給方式には、低圧供給・中圧供給・高圧供給がある。
2. ガス漏れ警報器は、都市ガス(空気より軽い)の場合、天井付近に設置する。
3. LPガス(プロパンガス)は空気より重いため、ガス漏れ警報器は床面付近に設置する。
4. ガス管は、建物の基礎を直接貫通させて剛接合するのが標準的な施工方法である。
【第3問】エスカレーター
建築物のエスカレーターに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. エスカレーターの定格速度は、一般的に30m/分以下と定められている。
2. エスカレーターの踏段の幅は、1.1m以下と建築基準法で規定されている。
3. エスカレーターの勾配は、一般的に30度が標準で、35度以下とされている。
4. エスカレーターは、火災時の避難経路として積極的に使用することが推奨されている。
【第4問】ダクト設備
空調ダクトに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 長方形ダクトは、板金を折り曲げて製作し、フランジ接合やコーナーボルト接合で接続する。
2. スパイラルダクトは、円形の断面を持つ工場生産品で、漏気が少ない特徴がある。
3. フレキシブルダクトは、可撓性があり、吹出口への接続など短い区間で使用される。
4. ダクトの断面積は、どの部分でも同一にするのが原則で、分岐部でも変化させない。
【第5問】冷却塔
建築物の冷却塔(クーリングタワー)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 冷却塔は、冷凍機の凝縮器で発生した排熱を大気中に放出する装置である。
2. 開放型冷却塔は、冷却水を大気と直接接触させて蒸発冷却する方式である。
3. 密閉型冷却塔は、冷却水を密閉コイル内に通し、外部の散布水で冷却する方式である。
4. 冷却塔は補給水が不要で、循環水量は常に一定に保たれる。
【第6問】衛生器具
建築物の衛生器具に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 大便器の洗浄方式には、洗い落とし式・サイホン式・サイホンゼット式などがある。
2. サイホンゼット式は、サイホン作用とゼット穴からの噴出水により洗浄力が強い。
3. 洗面器にはオーバーフロー口を設け、水があふれるのを防ぐ構造としている。
4. 節水型便器は、洗浄水量が多いほど節水効果が高く環境にやさしい。
【第7問】非常用発電設備
建築物の非常用発電設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 非常用発電設備は、停電時に消防設備や非常用照明に電力を供給する設備である。
2. ディーゼル発電機は、非常用発電設備として最も広く使用されている。
3. 非常用発電機は、停電後40秒以内に電圧を確立することが求められる。
4. 非常用発電設備の燃料は、1時間分だけ備蓄すれば全ての法的要件を満たす。
【第8問】防火区画貫通処理
配管やダクトの防火区画貫通処理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 防火区画を貫通する配管には、貫通部に防火措置を施す必要がある。
2. 防火区画を貫通する給水管は、貫通部にモルタル等の不燃材料を充填する。
3. 防火ダンパーは、温度ヒューズ(一般に72℃)が溶断するとダクトを閉鎖する。
4. 防火区画を貫通する樹脂管は、そのまま貫通させても延焼のおそれはない。
【第9問】自動制御
建築設備の自動制御に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 中央監視制御システムは、空調・衛生・電気設備を統合的に管理するシステムである。
2. DDC(ダイレクトデジタルコントロール)は、デジタル演算で設備機器を直接制御する方式である。
3. 室温のフィードバック制御では、設定温度と室温の差に応じて空調機の出力を調整する。
4. 自動制御を導入すると省エネ効果は得られるが、手動制御より快適性は必ず低下する。
【第10問】電力幹線
建築物の電力幹線に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 幹線とは、引込口から分電盤までの主要な配線のことである。
2. 幹線の太さ(断面積)は、供給する電力の大きさに応じて適切に選定する。
3. 幹線が長くなると電圧降下が大きくなるため、電線サイズを太くして対策する。
4. バスダクトは、住宅の屋内配線用として最も一般的に使用される幹線方式である。
結果の目安
| 正答数 | 評価 |
|---|---|
| 9〜10問 | 素晴らしい!建築設備を幅広く理解できています。 |
| 7〜8問 | 合格レベルです。苦手な設備分野を重点的に復習しましょう。 |
| 5〜6問 | もう少し。設備の種類と役割を整理して再挑戦しましょう。 |
| 4問以下 | 基礎から復習が必要です。解説記事で各設備の基本を確認しましょう。 |
建築設備ミニテスト全3回を制覇!
全3回を通して解くと、建築設備の全範囲をカバーできます。
- 建築設備 ミニテスト 第1回(電気・給排水・空調・消防)
- 建築設備 ミニテスト 第2回(防災・省エネ・応用設備)
- 今ここ → 建築設備 ミニテスト 第3回(施工・維持管理・実務)
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