2級建築(第一次) ミニテスト

2級建築施工管理技士 施工管理法 練習問題①【無料・10問・解説付き】

2級建築施工管理技士 施工管理法ミニテスト 第1回

結論から言います。施工管理法は第一次検定の中でも配点が高く、合否を分ける重要分野です。施工計画・工程管理・品質管理・安全管理の4分野から幅広く出題されます。

このミニテストでは、施工管理法全般から四肢択一の10問を出題します。すべてオリジナル問題で、各問に詳しい解説付きです。

テスト情報

問題数:10問(四肢択一)

目標正答率:7問以上で合格レベル

出題範囲:施工計画、工程管理、品質管理、安全管理

問題

【第1問】施工計画書

施工計画書に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 施工計画書には、工事概要・工程表・施工方法・品質管理計画・安全管理計画を記載する。

2. 施工計画書は、着工前に作成し、監理者の承認を受ける。

3. 仮設計画や使用機械・資材の搬入計画も施工計画書に含まれる。

4. 施工計画書は一度作成すれば変更の必要はなく、工事完了まで最初の計画どおりに進める。

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正解:4
施工計画書は、工事の進捗状況や現場条件の変化に応じて必要に応じて見直し・修正します。天候の変化、設計変更、資材の納入遅延など、さまざまな要因で計画の修正が必要になることがあります。PDCAサイクルの考え方に基づき、計画(Plan)→実施(Do)→確認(Check)→改善(Action)を繰り返して施工管理を行います。

【第2問】事前調査・届出

工事着手前の事前調査・届出に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 建築確認申請は、建築主が建築工事に着手する前に行う必要がある。

2. 特定建設作業(著しい騒音・振動を発する作業)は、事前に届出が必要である。

3. 道路を使用して工事を行う場合は、道路使用許可を申請する。

4. 近隣への挨拶や説明は法律上の義務ではないため、一切行う必要はない。

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正解:4
近隣への挨拶や説明は、法律で義務付けられていない場合でも、施工計画上重要な事前準備です。工事による騒音・振動・粉じん・交通規制などは近隣住民の生活に影響を与えるため、事前に工事内容・期間・作業時間等を説明して理解と協力を得ることが、トラブル防止と円滑な施工のために不可欠です。

【第3問】バーチャート工程表

バーチャート工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. バーチャート工程表は、縦軸に作業名、横軸に時間(日数)をとり、各作業の期間を棒線で表す。

2. 作成が容易で、各作業の開始日・終了日・所要日数が一目でわかる。

3. 全体の工事の流れと各作業の進捗状況を把握しやすい。

4. 各作業間の関連性やクリティカルパスが明確に表現できる。

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正解:4
バーチャート工程表の弱点は、各作業間の関連性(前後関係)やクリティカルパスが明確に表現できないことです。作業間の依存関係やクリティカルパスを明確にしたい場合は、ネットワーク工程表を使用します。バーチャートは作成が容易で全体像を把握しやすい反面、工程の遅れがどこに波及するかの判断が難しいという欠点があります。

【第4問】ネットワーク工程表

ネットワーク工程表に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. ネットワーク工程表は、作業の順序関係を矢印(アロー)と結合点(ノード)で表す。

2. クリティカルパスとは、全体工期を決定する最長経路のことである。

3. クリティカルパス上の作業が遅れると、全体工期も遅れる。

4. フロート(余裕日数)が0の作業は全て重要度が低く、管理の必要はない。

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正解:4
フロート(余裕日数)が0の作業はクリティカルパス上の作業であり、最も重要度が高い作業です。この作業が遅れると全体工期に直接影響するため、最も重点的に管理する必要があります。「重要度が低く管理不要」は完全に逆の記述です。

【第5問】工程管理の手法

工程管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 工程の進捗管理には、出来高累計曲線(Sカーブ)を活用する方法がある。

2. マイルストーンとは、工事の重要な節目(中間検査日・引渡日等)のことである。

3. 工程が遅れた場合は、作業員の増員・作業時間の延長・工法の変更などの対策を検討する。

4. 工程の短縮(突貫工事)をしてもコストは一切増加しない。

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正解:4
工程の短縮(突貫工事)をすると、作業員の増員・残業手当・機械の追加投入・仮設の増設など、直接工事費(クラッシュコスト)が増加します。一方、工期短縮により現場の管理費等の間接工事費は減少します。最適工期とは、直接工事費と間接工事費の合計が最小となる工期のことです。

【第6問】ヒストグラム

品質管理のヒストグラムに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. ヒストグラムは、データの分布状態(ばらつき)を棒グラフで視覚的に表したものである。

2. コンクリートの圧縮強度試験結果の分布を確認するのに適している。

3. ヒストグラムの形状から、工程の異常(二山型、離れ小島型等)を発見できる。

4. ヒストグラムは時系列の変化を追跡するのに最も適したグラフである。

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正解:4
ヒストグラムはデータの分布状態(ばらつき)を把握するためのグラフで、時系列の変化を追跡するには適していません。時系列の変化を追跡するには管理図(Xbar-R管理図等)を使用します。ヒストグラムは「ある時点でのデータ全体の分布」を見るもので、「時間の経過に伴う変化」を見るものではありません。

【第7問】管理図

品質管理の管理図に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 管理図は、工程が安定した状態にあるかどうかを判定するためのグラフである。

2. 管理図には、中心線(CL)と上方管理限界線(UCL)・下方管理限界線(LCL)がある。

3. データが管理限界線を超えた場合は、工程に異常が発生している可能性がある。

4. 管理限界線は規格値(設計値の上限・下限)と同じものである。

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正解:4
管理限界線と規格値は別のものです。管理限界線は、工程の統計的なばらつき(±3σ)から算出されるもので、工程が安定しているかどうかを判定する基準です。一方、規格値は設計上の要求値(上限・下限)です。管理限界線内に収まっていても規格値を外れる場合や、その逆もあり得ます。

【第8問】安全管理(足場)

足場の安全管理に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 高さ2m以上の足場には、作業床・手すり(高さ85cm以上)・中さん・幅木を設ける。

2. 足場の組立て・解体作業には、足場の組立て等作業主任者の選任が必要である。

3. 足場の作業床には、最大積載荷重を定めて表示する。

4. 足場の点検は年に1回行えばよく、悪天候後の点検は不要である。

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正解:4
足場の点検は作業開始前に毎日行う必要があります。さらに、強風・大雨・大雪・地震等の悪天候後には速やかに点検を実施し、異常がないことを確認してから作業を再開します。年に1回では全く不十分です。足場の不備は墜落・転落事故に直結するため、日常的な点検が不可欠です。

【第9問】安全管理(墜落防止)

墜落防止措置に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 高さ2m以上の場所で作業を行う場合は、墜落防止措置が必要である。

2. 安全帯(墜落制止用器具)は、フルハーネス型の使用が原則となっている。

3. 開口部には、手すり・覆い・囲い等の墜落防止措置を設ける。

4. 安全ネットは装飾用であり、墜落時の安全確保には役立たない。

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正解:4
安全ネットは装飾用ではなく、墜落時に作業者を受け止めて重大災害を防止する重要な安全設備です。手すりや覆いが設置できない場所では、安全ネットを張って墜落災害を防止します。労働安全衛生規則でも、墜落防止措置の一つとして安全ネットの設置が規定されています。

【第10問】品質管理(検査)

建築工事の検査に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 受入検査は、搬入された材料が仕様書どおりの品質であることを確認する検査である。

2. 中間検査は、施工途中で品質を確認し、手直しが困難になる前に行う検査である。

3. 完了検査(竣工検査)は、工事完了後に建物全体の品質を確認する検査である。

4. 抜取検査は全数検査より常に精度が高いため、全ての検査を抜取検査にすべきである。

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正解:4
抜取検査はロット全体から一部を抜き取って検査する方法で、全数検査より精度が低い(不良品を見逃す可能性がある)のが欠点です。全数検査は精度は高いですが、コスト・時間がかかるため、品質管理上の重要度に応じて使い分けます。破壊検査(圧縮試験等)のように全数検査できない場合に抜取検査を適用します。

結果の目安

正答数 評価
9〜10問 素晴らしい!施工管理法の基礎をしっかり理解しています。
7〜8問 合格レベルです。工程表の特徴やQC手法を復習しましょう。
5〜6問 もう少し。4分野をバランスよく学習しましょう。
4問以下 基礎から復習が必要です。解説記事で各分野の基本を確認しましょう。

次のミニテストに挑戦

施工管理法のミニテストは全3回です。

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