2級建築(第二次) ミニテスト

2級建築施工管理技士 経験記述(工程管理)練習問題②【無料・模範解答付き】

2級建築施工管理技士 施工経験記述(工程管理)ミニテスト 第2回

結論から言います。第2回は「工期短縮の要請」と「工法変更による対応」がテーマです。発注者から竣工の前倒しを求められたり、途中で工期が圧迫された場合にどう対応するかを記述します。

第1回の天候遅延に続き、より実践的な工程管理の課題に取り組みましょう。「施工経験記述の書き方(工程管理)例文・採点ポイント」を参考にしてください。

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:3問(課題・対策・結果の一貫記述)

テーマ:工期短縮の要請と工法変更

目標時間:25分

工程管理記述 第2回のポイント

第2回は異なる工事テーマで工程管理の記述を練習します。パターンを増やすことが本番の自信につながります。

  • 第1回とは異なる遅延リスクを想定して書く練習をする
  • 対策の引き出しを増やす:工区分け、作業の並行化、突貫工事の判断など
  • 結果に「コスト増なしで工期を遵守した」等の付加価値を加えると高得点

問題1:技術的課題の記述

【問題】

あなたが経験した建築工事において、工期短縮が必要となった状況を1つ選び、工事概要と工程管理上の技術的課題を記述しなさい。
「なぜ工期短縮が必要だったのか」の理由と、必要な短縮日数を具体的に含めること。

🎯 工期短縮の課題で書きやすいパターン

  • 発注者からの前倒し要請:「テナントの入居日が前倒しになり竣工を1か月早める必要が生じた」
  • 設計変更による工程圧迫:「途中の設計変更で手戻りが発生し、工期が2週間不足した」
  • 資材の納入遅れ:「特注品の製作遅延で施工開始が遅れ、後工程が圧迫された」
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【模範解答例】

工事概要:S造・地上3階建事務所ビル新築工事。延べ面積1,800㎡。工期:令和○年6月〜令和○年1月。私の立場:現場代理人。

技術的課題:施工開始後2か月が経過した時点で、発注者からテナント入居時期の前倒しに伴い、竣工日を当初予定より3週間(21日間)早める要請があった。工事は躯体工事の最中であり、鉄骨建方は予定どおり進んでいたものの、仕上げ工事と設備工事の工期に余裕がなくなった。品質を落とさずに21日間の工期短縮を実現することが技術的課題となった。

問題2:対策の記述

【問題】

問題1の工期短縮を実現するために、あなたがとった具体的な対策を3つ以上記述しなさい。
工法変更を含む場合は、変更前と変更後の工法名、およびその工法を選んだ理由を明記すること。

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【模範解答例】

① 間仕切壁の工法を湿式(ブロック積み)から乾式(LGS+石膏ボード)に変更した。モルタルの乾燥養生期間が不要になるため、間仕切り工事だけで約10日間の短縮が見込めた。設計者と協議し、遮音性能と耐火性能が同等以上であることを確認して変更の承認を得た。
② 外壁のALC板取付けと内部仕上げ工事をフロアごとに並行して施工する計画に変更した。3階の外壁を施工している間に、1階の内部仕上げに着手する「追いかけ工程」を採用し、約7日間の短縮を実現した。
③ 設備工事の配管・配線ルートについて、設備業者と事前に3D図面で取り合い調整を行い、現場での手戻りを防止した。設備工事の施工期間を5日間短縮できた。
④ 関係する全下請業者を集めた全体工程会議を週2回開催し、各社の進捗状況と翌週の作業予定を共有した。問題点は会議の場で即座に解決する体制を構築した。

問題3:結果の記述

【問題】

問題2の対策を実施した結果を記述しなさい。工期短縮の達成度と、品質への影響の有無を含めること。

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【模範解答例】

上記対策の結果、湿式→乾式の工法変更で10日間、並行施工で7日間、設備取り合い調整で5日間、合計22日間の工期短縮を達成した。要請された21日間の短縮を1日上回る結果となり、前倒しした竣工日を予定どおり達成することができた。工法変更にあたっては設計者の承認を得たうえで品質確認を実施しており、遮音性能・耐火性能の低下はなかった。竣工検査でも指摘事項は軽微なものにとどまり、品質を維持しながらの工期短縮を実現できた。

自己採点のチェックリスト

No. チェック項目 配点
1 工期短縮が必要になった理由が明確か 2点
2 必要な短縮日数が具体的に示されているか 2点
3 工法変更の前後が具体的に書かれているか 2点
4 品質を落とさない配慮が記述されているか 2点
5 結果に具体的な短縮日数と達成状況が書かれているか 2点

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