2級建築施工管理技士 施工管理法(記述)ミニテスト 第1回
結論から言います。第二次検定では、施工管理法に関する記述問題が出題されます。品質管理の手法、環境対策、建設副産物の処理など、施工管理全般の知識を記述する力が求められます。
第1回は品質管理の手法と環境対策をテーマに出題します。「施工管理法の記述対策」と「品質管理をわかりやすく解説」を参考にしてください。
テスト情報
形式:記述式(模範解答付き)
問題数:4問
出題範囲:品質管理の手法(QC7つ道具)・環境対策・建設副産物
目標時間:20分
施工管理法・記述 攻略のポイント
施工管理法の記述は第二次検定で毎年出題。品質管理・環境対策・安全管理の知識を「書ける」レベルにしましょう。
- QC7つ道具:名前だけでなく「何を見るための図表か」を説明できるように
- 環境対策:騒音・振動・粉じん・廃棄物の具体的な対策を数値で
- 記述は「結論→理由→具体例」の3段構成で書くと採点者に伝わりやすい
問題1:QC7つ道具
【問題】
品質管理で用いるQC7つ道具のうち、「ヒストグラム」と「管理図」の2つについて、それぞれ①目的と②建設現場での活用例を記述しなさい。
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【ヒストグラム】
①目的:データの分布状態(ばらつき)を視覚的に把握するための棒グラフ。データが規格値内に収まっているか、分布の偏りはないかを確認する。
②活用例:コンクリートの圧縮強度試験の結果をヒストグラムにまとめ、強度のばらつきが許容範囲内であるか、設計基準強度を満足しているかを確認する。分布が左寄り(強度が低い側に偏っている)の場合は、配合の見直しが必要と判断できる。
【管理図】
①目的:工程が安定した状態にあるかを時系列で監視するためのグラフ。上方管理限界(UCL)と下方管理限界(LCL)を設定し、データがこの範囲内に収まっているかを確認する。
②活用例:コンクリートのスランプ値を管理図で管理し、打設ロットごとの値が管理限界内に収まっているかを監視する。管理限界を超えた場合は、生コンの品質に異常がある可能性があるため、原因を調査して是正措置をとる。
問題2:検査の種類
【問題】
建設工事における「受入検査」「工程内検査」「完了検査」の3つについて、それぞれの目的と実施時期を簡潔に記述しなさい。
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受入検査:搬入された材料・部材が設計図書や仕様書の要求品質を満たしているかを確認する検査。材料搬入時に実施する。例:生コンのスランプ試験・空気量測定、鉄筋のミルシート確認。
工程内検査:施工の各段階で、施工品質が所定の基準を満たしているかを確認する検査。施工中の各工程完了時に実施する。例:配筋検査(コンクリート打設前)、防水層の検査(仕上げ工事前)。
完了検査:工事全体が完了した後に、設計図書どおりに施工されているかを総合的に確認する検査。工事完了後・引渡し前に実施する。例:竣工検査、建築確認の完了検査。
問題3:建設現場の環境対策
【問題】
建設現場で実施すべき環境対策について、「騒音・振動対策」「粉じん対策」「排水処理」の3つの観点から、具体的な対策をそれぞれ1つずつ記述しなさい。
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騒音・振動対策:杭打ち工法を打撃工法から低騒音・低振動工法(プレボーリング工法やアースドリル工法)に変更する。また、作業時間を8:00〜17:00に限定し、早朝・夜間の作業を避ける。防音パネルや防音シートを設置して騒音の伝搬を低減する。
粉じん対策:解体工事や掘削工事では散水を行い、粉じんの飛散を防止する。足場には防じんシート(メッシュシート)を設置し、敷地外への飛散を防ぐ。建設車両の出入口にはタイヤ洗浄装置を設置し、道路への土砂の持ち出しを防止する。
排水処理:掘削時の湧水や洗浄水は沈砂槽(沈殿槽)を設けて土砂を沈殿させてから排水する。コンクリート打設後の洗浄水は強アルカリ性のため、中和処理を行ってからpHを確認して排水する。処理水は水質汚濁防止法の排水基準を満たすようにする。
問題4:建設副産物とリサイクル
【問題】
建設リサイクル法に基づき、建設工事で発生する特定建設資材廃棄物を2つ挙げ、それぞれの再資源化の方法を記述しなさい。
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①コンクリート塊:解体工事で発生するコンクリートの破砕物。破砕プラントで破砕・分級して再生砕石(再生クラッシャーラン)として再資源化する。道路の路盤材や埋戻し材として利用される。
②建設発生木材:型枠材の廃材、内装解体材等の木質廃棄物。チップ化してボード原料、製紙原料、堆肥原料等として再資源化する。または焼却してサーマルリサイクル(熱回収)として利用することもできる。なお、建設リサイクル法では対象建設工事(床面積80㎡以上の解体等)で分別解体と再資源化が義務付けられている。
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