2級建築施工管理技士 施工管理法(記述)ミニテスト 第2回
結論から言います。第2回は安全管理の記述問題と仮設計画がテーマです。安全衛生管理体制、足場の安全基準、災害防止計画など、施工管理法の中でも安全に関わる分野を出題します。
「施工管理法の記述対策」と「安全管理をわかりやすく解説」を参考にしてください。
テスト情報
形式:記述式(模範解答付き)
問題数:4問
出題範囲:安全衛生管理体制・仮設計画・災害防止・安全教育
目標時間:20分
第2回のポイント — 安全管理の記述
第2回は安全管理体制・足場・仮設計画・安全教育がテーマ。法令の数値を正確に書けるかが勝負。
- 足場:作業床幅40cm以上、手すり高さ85cm以上、中さん35〜50cm
- 安全管理体制:統括安全衛生責任者 vs 元方安全衛生管理者の違い
- 安全教育:雇入れ時教育・特別教育・技能講習の3段階を整理
問題1:安全衛生管理体制
【問題】
建設現場における「統括安全衛生責任者」と「安全衛生責任者」の役割の違いを記述しなさい。それぞれ誰が選任し、どのような業務を行うかを含めること。
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統括安全衛生責任者:特定元方事業者(元請)が選任する。常時50人以上の労働者が従事する建設現場で選任が必要(ずい道・橋梁では30人以上)。現場全体の安全衛生を統括管理する立場であり、協議組織の設置・運営、作業間の連絡調整、安全巡視の実施、安全衛生教育の指導・援助などを行う。元請の現場所長や現場代理人が兼務することが多い。
安全衛生責任者:下請事業者が選任する。統括安全衛生責任者が選任された現場で、各下請業者から1名ずつ選任される。統括安全衛生責任者との連絡窓口の役割を果たし、自社の労働者への安全衛生教育の実施、協議組織への参加、統括安全衛生責任者からの指示事項の伝達・実施を行う。
問題2:足場の安全基準
【問題】
枠組足場の安全に関する基準を4つ挙げ、それぞれの具体的な数値基準を記述しなさい。
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① 作業床の幅:40cm以上とし、床材間のすき間は3cm以下とする。
② 手すりの高さ:85cm以上の手すりを設置し、中さん(高さ35〜50cm)と幅木(高さ10cm以上)を併設する。
③ 壁つなぎ:垂直方向5m以下、水平方向5.5m以下の間隔で建物に緊結し、足場の倒壊を防止する。
④ 足場の点検:作業開始前の毎日の点検に加え、悪天候(大雨、強風、中震以上の地震)後に点検を実施する。高さ31m以上の足場は建設工事計画届を30日前までに労基署に届け出る。
問題3:仮設計画
【問題】
建設現場の仮設計画において、「仮囲い」「ゲート(工事車両出入口)」「仮設電気設備」の3つについて、計画時に留意すべき事項をそれぞれ記述しなさい。
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仮囲い:高さは1.8m以上(市街地では3m以上が望ましい)とし、鋼製パネルやフェンスで敷地全周を囲む。歩行者の安全確保と飛散防止、防犯、近隣への配慮(目隠し)を目的とする。出入口には施錠設備を設け、関係者以外の立入りを防止する。
ゲート:工事車両の大きさ(10tダンプ、トレーラーなど)に合わせた有効幅と高さを確保する。前面道路の交通量を考慮してゲートの位置を決定し、見通しが悪い場合はカーブミラーを設置する。交通誘導員の配置計画も併せて策定する。
仮設電気設備:電力会社との契約容量を工事のピーク時の電力需要に基づいて決定する。分電盤には漏電遮断器を設置し、感電事故を防止する。仮設照明は作業エリアの照度を確保し、特に夜間作業がある場合は75ルクス以上の照度を確保する。アース(接地)を確実に取り、定期的な絶縁抵抗測定を実施する。
問題4:安全教育
【問題】
建設現場で実施する「新規入場者教育」と「KY活動(危険予知活動)」の目的と実施方法をそれぞれ記述しなさい。
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新規入場者教育:
目的:初めてその建設現場に入場する作業者に対し、現場固有の危険要因やルールを周知して労働災害を防止する。
実施方法:入場初日に実施する。現場の概要、安全衛生方針、避難経路、立入禁止区域、保護具の着用ルール、緊急時の連絡先等を説明する。教育の記録を残し、受講者にステッカー(新規入場者マーク)を配布して識別できるようにする。
KY活動(危険予知活動):
目的:その日の作業に潜む危険を作業者全員で事前に把握し、対策を決めて実行することで労働災害を未然に防止する。
実施方法:毎朝の朝礼時または作業開始前に、作業班ごとに実施する。①現状把握(どんな危険があるか)→ ②本質追究(最も危険なポイントは何か)→ ③対策樹立(どうすれば防げるか)→ ④目標設定(今日の行動目標を決める)の4ラウンド法で進め、全員で指差し呼称を行って安全意識を高める。
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