2級土木(第一次) ミニテスト

2級土木施工管理技士 施工管理法 練習問題①【無料・10問・解説付き】

2級土木施工管理技士の第一次検定で出題される「施工管理法」分野のミニテスト第1回です。

施工計画・工程管理・品質管理・安全管理の必須4テーマから全10問を出題。合格に直結する最重要分野の実力をチェックしましょう!

項目 内容
出題分野 施工管理法(施工計画・工程管理・品質管理・安全管理)
問題数 10問
目安時間 10〜15分
対応検定 第一次検定(必須問題)

施工管理法 ミニテスト(全10問)

問1 施工計画書の記載事項

施工計画書に記載する事項として、最も適当でないものはどれか。

(1)工事概要および施工方法
(2)現場組織表および安全管理計画
(3)工事に使用する資材の単価一覧
(4)品質管理計画および環境対策

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正解:(3)
施工計画書には、工事概要・施工方法・現場組織表・工程表・安全管理計画・品質管理計画・環境対策などを記載します。しかし「資材の単価一覧」は施工計画書の記載事項ではありません。単価は見積書や契約書に書くもので、「どうやって工事を進めるか」を示す施工計画書とは目的が違います。たとえば料理のレシピに「材料の値段」は書きませんよね。施工計画書も同じで、「何を・どうやって・どんな順番で」が大事なのです。

問2 仮設計画

施工計画における仮設計画に関する記述として、適当なものはどれか。

(1)指定仮設は、発注者が設計図書で指定するものであり、施工者が変更することはできない。
(2)任意仮設は、施工者が自由に計画できるが、安全基準を満たす必要はない。
(3)仮設構造物は、本体構造物と異なり構造計算を省略してよい。
(4)任意仮設であっても、労働安全衛生法などの安全基準を満たさなければならない。

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正解:(4)
仮設には「指定仮設」(発注者が設計図書で指定するもの)と「任意仮設」(施工者が自由に計画するもの)の2種類があります。任意仮設は施工者の裁量で方法を決められますが、安全基準は必ず守る義務があります。「自由に計画できる=何でもOK」ではありません。たとえば車の運転で「どのルートを通るかは自由」でも「交通ルールは守る」のと同じです。(1)は指定仮設でも監督員の承諾を得れば変更可能な場合があり、(2)は安全基準を満たさなくてよいとするのは誤りです。(3)も仮設構造物でも荷重がかかるものは構造計算が必要です。

問3 バーチャート工程表の特徴

バーチャート工程表に関する記述として、適当でないものはどれか。

(1)各作業の開始日と終了日が横棒(バー)で示されるため、工期が視覚的にわかりやすい。
(2)作成が比較的簡単で、小規模工事の工程管理に広く用いられている。
(3)各作業の所要日数は把握できるが、作業間の前後関係がわかりにくい。
(4)工事全体のクリティカルパスを容易に判別することができる。

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正解:(4)
バーチャート工程表は、各作業を横棒(バー)で表す工程表で、見た目がシンプルでわかりやすいのが最大のメリットです。ただし弱点として、作業同士のつながり(前後関係)や、どの作業が遅れると全体が遅れるか(クリティカルパス)がわかりにくいという点があります。クリティカルパスを判別するには、矢印で作業のつながりを表す「ネットワーク工程表」が必要です。カレンダーに予定を書くイメージがバーチャート、作業の「流れ」を矢印でつないだのがネットワーク工程表だと覚えましょう。

問4 ネットワーク工程表のクリティカルパス

ネットワーク工程表に関する記述として、適当なものはどれか。

(1)クリティカルパスとは、ネットワーク工程表で最も所要日数が短い経路のことである。
(2)クリティカルパス上の作業が遅れても、全体工期に影響はない。
(3)クリティカルパスとは、ネットワーク工程表で最も所要日数が長い経路であり、工期を決定する。
(4)フロート(余裕日数)が最も大きい経路がクリティカルパスである。

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正解:(3)
クリティカルパスは、ネットワーク工程表の中で最も所要日数が長い経路のことです。この経路の合計日数が、そのまま工事全体の工期になります。つまり「一番時間がかかるルート」がクリティカルパスです。旅行で例えると、グループ全員が目的地に着くのは「一番遅い人が着く時間」ですよね。それと同じで、一番長い経路が終わらないと工事全体が終わりません。クリティカルパス上の作業はフロート(余裕日数)がゼロなので、1日でも遅れると全体工期に直結します。

問5 ヒストグラムの読み方

品質管理におけるヒストグラムに関する記述として、適当でないものはどれか。

(1)ヒストグラムは、データのばらつきの分布状態を視覚的に把握するために用いられる。
(2)ヒストグラムの形が左右対称の釣鐘型であれば、工程は安定していると判断できる。
(3)規格値の範囲内にデータが収まっていても、分布が片寄っている場合は注意が必要である。
(4)ヒストグラムでは、データの時間的な変化の傾向を読み取ることができる。

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正解:(4)
ヒストグラムは、データを区間ごとに分けて棒グラフにしたもので、「ばらつき具合」を見るのが目的です。たとえばコンクリートの強度試験の結果が「ほぼ真ん中に集まっている」か「バラバラに散らばっている」かを一目で判断できます。ただし、ヒストグラムは時間の経過による変化は読み取れません。時間的な変化を見るには「管理図」を使います。ヒストグラムは「全体の写真」、管理図は「動画」というイメージで区別しましょう。

問6 x̄-R管理図の見方

x̄-R管理図(エックスバーアール管理図)に関する記述として、適当でないものはどれか。

(1)x̄管理図は、データの平均値の変化を時系列で監視するために用いられる。
(2)R管理図は、データのばらつき(範囲)の変化を監視するために用いられる。
(3)管理限界線を超える点がある場合、工程に異常が発生した可能性がある。
(4)点が管理限界線内にあれば、連続して上昇傾向であっても工程は安定している。

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正解:(4)
x̄-R管理図は、品質データを時系列に打点して「工程が安定しているか」を監視するツールです。管理限界線(UCL・LCL)の中に点が収まっていれば基本的にOKですが、点が連続して上昇・下降する「くせ(傾向)」がある場合は異常のサインです。たとえば体温計で36.5→36.7→36.9→37.1と毎日少しずつ上がっていたら、まだ37.5度(限界)を超えていなくても「何かおかしい」と感じますよね。管理図でも同じで、7点以上の連続した傾向は異常と判断します。

問7 墜落防止対策

高所作業における墜落防止に関する記述として、適当なものはどれか。

(1)高さ1.5m以上の場所で作業を行う場合は、墜落防止措置が必要である。
(2)高さ2m以上の場所で作業を行う場合は、作業床の設置や墜落防止措置が必要である。
(3)安全帯(要求性能墜落制止用器具)は、高さ5m以上の場所でのみ使用が義務付けられている。
(4)高さ2m未満であれば、墜落による危険があっても防止措置は不要である。

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正解:(2)
労働安全衛生規則では、高さ2m以上の場所で作業を行う場合に作業床を設け、墜落防止措置(手すり・囲い等)を講じなければならないと定められています。「2m」という数字は試験で頻出なので必ず覚えましょう。なぜ2mかというと、2mの高さから落ちると頭から着地した場合に命に関わるケガをする可能性が高いからです。(1)の1.5mは誤り、(3)は5mに限定していて誤り(2m以上で使用が必要な場合がある)、(4)は2m未満でも危険がある場合は措置が必要です。

問8 足場の安全基準

足場に関する安全基準の記述として、適当でないものはどれか。

(1)足場の作業床には、高さ85cm以上の手すりを設けなければならない。
(2)手すりと作業床の間には、高さ35cm以上50cm以下の位置に中さんを設けなければならない。
(3)足場の作業床には、高さ10cm以上の幅木を設置し、物体の落下を防止する。
(4)足場の作業床の幅は、20cm以上あればよい。

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正解:(4)
足場の作業床の幅は40cm以上が基準です。20cmでは大人の足がやっと乗る程度で、工具を持って作業するには狭すぎて危険です。足場の安全基準は3点セットで覚えましょう。手すり:85cm以上(大人の腰の高さ)、中さん:35cm以上50cm以下(手すりと床の間に設けて体がすり抜けるのを防ぐ)、幅木:10cm以上(作業床の端に立てて工具や材料が落ちるのを防ぐ)。3つの数字「85・35〜50・10」をセットで暗記しましょう。

問9 KY活動(危険予知活動)

KY活動(危険予知活動)に関する記述として、適当でないものはどれか。

(1)KY活動の「K」は危険(Kiken)、「Y」は予知(Yochi)の頭文字である。
(2)KY活動は、作業開始前にチーム全員で危険要因を話し合い、対策を決める活動である。
(3)KY活動の基本的な手順は、現状把握→本質追究→対策樹立→目標設定の4ラウンドで行う。
(4)KY活動は管理者だけが行えばよく、作業員の参加は必要ない。

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正解:(4)
KY活動は、作業員全員が参加して行うことに意味があります。実際に作業をする人こそ危険を肌で感じているので、管理者だけで机上で考えても現場のリアルな危険には気づけません。KY活動の4ラウンドは:①現状把握(どんな危険がある?)→②本質追究(最も重要な危険はどれ?)→③対策樹立(どうすれば防げる?)→④目標設定(今日の行動目標を決める!)。毎朝の朝礼で「今日はこの作業のここが危ない。だから○○しよう!」と全員で指差し呼称するのがKY活動の基本です。

問10 建設リサイクル法

建設副産物・環境対策に関する記述として、適当でないものはどれか。

(1)建設リサイクル法では、一定規模以上の工事で特定建設資材の分別解体と再資源化が義務付けられている。
(2)特定建設資材には、コンクリート、アスファルト・コンクリート、木材が含まれる。
(3)建設発生土は、廃棄物処理法上の産業廃棄物に該当する。
(4)元請業者は、建設廃棄物の適正処理について排出事業者としての責任を負う。

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正解:(3)
建設発生土(工事で出た土)は産業廃棄物に該当しません。これは試験でよく引っかけに使われるポイントです。「土」は自然のものなので、廃棄物処理法では廃棄物として扱わないのです。ただし、汚染されていない建設発生土は「有価物」として他の工事の盛土材料などに再利用できます。一方、コンクリートの塊やアスファルトの塊などは産業廃棄物です。特定建設資材は「コンクリート」「アスファルト・コンクリート」「木材」の3つを必ず覚えましょう。元請業者が排出事業者として責任を負う点も重要です。

結果の目安

正解数 判定
9〜10問 合格圏内!この調子で本番に臨みましょう。
7〜8問 あと一歩!間違えた問題の解説をしっかり復習しましょう。
4〜6問 要復習。下の解説記事で基礎を固め直しましょう。
0〜3問 基礎固めから。まず解説記事を読んでから再チャレンジ!

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