1級建築施工管理技士 経験記述(施工の合理化)ミニテスト 第3回
第3回ではデッキプレートによる床工事の合理化をテーマに記述練習を行います。デッキプレートはS造やSRC造で広く使われる合理化工法で、試験でも実務でも頻出のテーマです。
「経験記述の書き方(施工の合理化)」「第1回(ハーフPCa板)」「第2回(鉄筋先組)」も復習しておきましょう。
テスト情報
形式:記述式(模範解答付き)
問題数:3問(工事概要+合理化の目的・理由+実施内容・効果)
テーマ:デッキプレートによる床工事の合理化
目標時間:40分
問題1:工事概要の記述
【問題】
あなたが経験した建築工事のうち、床工事の合理化を図った工事を1つ選び、工事名・工事場所・工事の内容・工期・あなたの立場を記述しなさい。
デッキプレートに適した工事概要
- S造またはSRC造の建物を選ぶ(RC造ではデッキプレートは一般的でない)
- オフィスビル・商業施設・倉庫など大スパン・大面積の床がある建物が適切
- 合成デッキスラブ(フラットデッキ)を使用した工事があれば最適
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問題2:合理化の目的と必要だった理由
【問題】
上記の工事において、施工の合理化の目的を明記し、合理化が必要だった理由を記述しなさい。
高得点の書き方
- デッキプレートは型枠兼用の鋼製床材。「型枠工事の省略」が合理化の核心
- S造の場合、鉄骨建方と同時にデッキプレートを敷設できる → 工期短縮の効果が大きい
- 高所での型枠の組立て・解体が不要 → 安全性向上にも言及する
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問題3:実施した合理化の内容と効果
【問題】
問題2の目的に対して、採用した工法・材料と実施した内容を具体的に記述し、得られた効果を定量的に記述しなさい。対策は2つ以上挙げること。
デッキプレートの記述で使える数値
- デッキプレートの板厚:1.2mmが標準
- 焼抜き栓溶接のピッチ:200~300mm間隔
- コンクリートのかぶり厚さ:デッキプレート上端から50mm以上
- 型枠工の削減率:80~100%(スラブ型枠が不要)
- 鉄骨建方と同時施工で工期短縮:各階2~3日短縮
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自己採点のポイント
- 工事概要:S造またはSRC造を選んでいるか?床面積が明記されているか?
- 目的と理由:「型枠工事の省略」「狭小敷地」「高所作業リスク」などの具体的理由があるか?
- 実施内容:デッキプレートの仕様・固定方法・品質管理が書かれているか?
- 効果:型枠削減率・工期短縮日数・安全成績が数値で示されているか?
デッキプレートで得点アップするコツ
- 「型枠兼構造材」と「作業床」の二重の機能を書く — デッキプレートが型枠を省略するだけでなく、鉄骨建方時の安全な作業床になることも大きなメリット
- 焼抜き栓溶接の管理に触れる — デッキプレートと梁の接合方法。溶接径の管理や検査に言及すると技術的深さが出る
- RC造との違いを意識する — デッキプレートはS造・SRC造の工法。RC造の記述でデッキプレートを書くと矛盾するので注意
経験記述(施工の合理化)ミニテスト シリーズ
- 第1回:ハーフPCa板によるスラブ工事の合理化
- 第2回:鉄筋先組工法による合理化
- 第3回(このページ):デッキプレートによる床工事の合理化
お疲れさまでした!施工の合理化3回分クリアです。