2級建築(第二次) ミニテスト

2級建築施工管理技士 工程表計算 練習問題①【無料・解答解説付き】

2級建築施工管理技士 工程表計算ミニテスト 第1回

結論から言います。第二次検定ではネットワーク工程表の計算問題が毎年出題されます。クリティカルパスの特定とフロートの計算が解ければ確実に得点できます。

第1回はクリティカルパスの特定と全体工期の算出に絞って練習します。「ネットワーク工程表・バーチャートの解き方」で学んだ解法を実践しましょう。

テスト情報

形式:記述式(計算過程を含む・模範解答付き)

問題数:3問

出題範囲:クリティカルパスの特定・全体工期の算出

目標時間:15分

工程表計算 攻略のポイント

工程表の計算は第二次検定でほぼ毎年出題される重要問題。ネットワーク工程表の読み方と計算手順を身につけましょう。

  • クリティカルパス:最も所要日数が長い経路。全体工期を決定する
  • トータルフロート(TF):その作業が遅れても全体工期に影響しない余裕日数
  • 計算手順:まず最早開始日(ES)→最早完了日(EF)→最遅完了日(LF)→最遅開始日(LS)の順

問題1:基本のクリティカルパス

【問題】

下記の工程において、クリティカルパスと全体工期を求めなさい。計算過程も記述すること。

作業 先行作業 所要日数
A なし 4日
B なし 6日
C A 5日
D A, B 7日
E C, D 3日
模範解答を見る

【計算過程】

作業Dの開始可能日:A完了(4日)とB完了(6日)の遅い方 → 6日目

作業Eの開始可能日:C完了(4+5=9日)とD完了(6+7=13日)の遅い方 → 13日目

全体工期:13+3 = 16日

経路の比較:

経路① A→C→E = 4+5+3 = 12日

経路② A→D→E = 4+7+3 = 14日(※Dの開始はBにも依存)

経路③ B→D→E = 6+7+3 = 16日

【結論】クリティカルパスはB→D→Eであり、全体工期は16日である。

問題2:分岐のあるネットワーク

【問題】

下記の工程において、クリティカルパスと全体工期を求めなさい。

作業 先行作業 所要日数
A なし 3日
B A 5日
C A 8日
D B 6日
E C 2日
F D, E 4日
模範解答を見る

【計算過程】

経路① A→B→D→F = 3+5+6+4 = 18日

経路② A→C→E→F = 3+8+2+4 = 17日

Fの開始可能日:D完了(3+5+6=14)とE完了(3+8+2=13)の遅い方 → 14日目

【結論】クリティカルパスはA→B→D→Fであり、全体工期は18日である。

問題3:工期への影響

【問題】

問題2の工程において、作業Cが3日遅延した場合、全体工期に影響があるか。理由とともに記述しなさい。

模範解答を見る

【解答】

作業Cのトータルフロート(TF)を計算する。
TF = Fの最遅開始日(LFT−F日数=18−4=14) − Cの最早開始日(3) − C所要日数(8) − E所要日数(2)
= 14 − 3 − 8 − 2 = 1日

作業Cのトータルフロートは1日である。3日の遅延はフロート(1日)を2日超過するため、全体工期が2日延長して20日となる。これはクリティカルパスが経路②(A→C→E→F = 3+11+2+4 = 20日)に移行するためである。

ポイントまとめ

📌 クリティカルパス問題の記述ルール

  • 必ず全経路の日数を比較して最長経路を特定する
  • 合流点では遅い方の完了日を採用する(これを忘れるミスが多い)
  • 遅延の影響はフロートとの比較で判断する
  • 結論は「クリティカルパスは○→○→○であり、全体工期は○日」と明記する

次のミニテストに挑戦

工程表計算ミニテストは全3回です。

第二次検定の他のミニテストも練習しよう

関連記事で復習しよう

第2回はフロート計算に挑戦!

トータルフロートとフリーフロートの計算を記述式で練習します。

第二次検定の攻略法を見る →

-2級建築(第二次), ミニテスト