2級建築(第二次) ミニテスト

2級建築施工管理技士 工程表計算 練習問題③【無料・解答解説付き】

2級建築施工管理技士 工程表計算ミニテスト 第3回

結論から言います。第3回はバーチャート工程表と工期短縮の検討がテーマです。バーチャートの読み取りと、遅延発生時の対応策を記述する実践問題です。

第1回(クリティカルパス)、第2回(フロート)の知識を総合的に活用します。「ネットワーク工程表・バーチャートの解き方」を参考にしてください。

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:3問

出題範囲:バーチャートの読み取り・工期短縮の検討

目標時間:20分

第3回のポイント — バーチャートとネットワークの比較

第3回はバーチャートの読み取りと工期短縮の検討がテーマ。2つの工程表の使い分けは記述問題の定番です。

  • バーチャート:作成が容易で全体像を把握しやすい。ただし作業間の関連が不明確
  • ネットワーク:クリティカルパスとフロートが明確。工期短縮の検討に最適
  • 記述では「なぜネットワーク工程表が必要か」をバーチャートとの比較で説明すると高得点

問題1:バーチャートの読み取り

【問題】

下記のバーチャート工程表について、以下の問いに答えなさい。

作業 1週 2週 3週 4週 5週 6週
A 掘削
B 基礎
C 躯体
D 仕上げ

(1)全体工期は何週間か。
(2)3週目終了時点で進行中の作業は何か。

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(1)全体工期は6週間。作業Aが1〜2週、Bが2〜3週、Cが4〜5週、Dが5〜6週で、最終作業Dの完了が6週目である。

(2)3週目終了時点で進行中の作業はB(基礎)である。Aは2週目で完了済み、Bは2〜3週の期間なので3週目に完了する。Cはまだ始まっていない。

問題2:工期短縮の検討

【問題】

問題1のバーチャート工程表において、作業A(掘削)が梅雨の影響で1週間遅延した場合、全体工期を守るための対策を2つ記述しなさい。対策には具体的な方法と短縮見込みを含めること。

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【対策1】作業C(躯体工事)の型枠工事の班を1班から2班に増強し、各階の施工サイクルを短縮する。これにより躯体工事の所要期間を2週間から1.5週間に短縮できる見込みであり、0.5週間を回復できる。

【対策2】作業D(仕上げ工事)の間仕切り壁の工法を湿式(ブロック積み)から乾式(LGS+石膏ボード)に変更し、乾燥養生期間を省略する。これにより仕上げ工事を0.5週間短縮できる見込みであり、合計で1週間の遅延を回復して全体工期6週間を守ることができる。

問題3:バーチャートとネットワークの比較

【問題】

バーチャート工程表とネットワーク工程表のそれぞれの特徴を、利点と欠点を含めて簡潔に記述しなさい。

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【バーチャート工程表】
利点:各作業の開始・終了時期が視覚的にわかりやすく、全体の進捗状況を一目で把握できる。作成が容易で、現場の掲示用に適している。
欠点:作業間の依存関係(前後関係)が明確でないため、ある作業の遅れが他の作業にどう影響するかを読み取りにくい。

【ネットワーク工程表】
利点:作業間の依存関係が明確であり、クリティカルパスやフロートを計算できるため、遅延の影響分析や工期短縮の検討が容易である。
欠点:作成に専門知識が必要で、バーチャートに比べて視覚的な進捗把握がしにくい。

工程表計算3回分の振り返り

📌 工程表問題の3つのパターン

テーマ キーポイント
第1回 クリティカルパス 全経路比較、合流点は遅い方
第2回 フロート計算 TFとFFの違い、遅延の影響判断
第3回 バーチャート+工期短縮 読み取り、対策の具体性

次のミニテストに挑戦

工程表計算ミニテストは全3回です。

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