2級建築(第二次) ミニテスト

2級建築施工管理技士 工程表計算 練習問題②【無料・解答解説付き】

2級建築施工管理技士 工程表計算ミニテスト 第2回

結論から言います。第2回はフロート(余裕時間)の計算がテーマです。トータルフロートとフリーフロートの違いを理解し、正確に計算できれば得点源になります。

ネットワーク工程表・バーチャートの解き方」と第1回の復習を踏まえて挑戦してください。

テスト情報

形式:記述式(計算過程を含む・模範解答付き)

問題数:3問

出題範囲:フロートの計算・余裕時間の活用

目標時間:15分

📌 フロートの計算式

  • トータルフロート(TF)= その作業の最遅完了日 − 最早開始日 − 所要日数
  • フリーフロート(FF)= 後続作業の最早開始日 − その作業の最早完了日
  • TFがゼロの作業 = クリティカルパス上の作業

第2回のポイント — フロートの計算

第2回はトータルフロート(TF)とフリーフロート(FF)の計算がテーマ。この2つの違いを正確に理解することが得点の分かれ目。

  • TF(トータルフロート):全体工期に影響しない範囲の余裕。TF=LF−EF
  • FF(フリーフロート):後続作業に影響しない範囲の余裕。FFは常にTF以下
  • TF=0の作業がクリティカルパス上の作業。ここが遅れると工期に直結

問題1:TFの計算

【問題】

下記の工程において、各作業のトータルフロートを求めなさい。

作業 先行作業 所要日数
A なし 5日
B なし 3日
C A 4日
D B 8日
E C, D 3日
模範解答を見る

【計算過程】

まず全体工期を求める。Eの開始可能日:C完了(5+4=9)とD完了(3+8=11)の遅い方 → 11日目。全体工期:11+3=14日

クリティカルパス:B→D→E(3+8+3=14日)

各作業のTF:

作業 EST LFT TF
A 0 7 7−0−5=2
B 0 3 3−0−3=0
C 5 11 11−5−4=2
D 3 11 11−3−8=0
E 11 14 14−11−3=0

TF=0の作業はB, D, Eであり、これがクリティカルパスである。A, CのTF=2日は、この経路に2日の余裕があることを意味する。

問題2:フリーフロートの計算

【問題】

問題1の工程において、作業AのフリーフロートとCのフリーフロートを求め、TFとの違いを説明しなさい。

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【計算】

FF(A) = 後続Cの最早開始日(5) − Aの最早完了日(5) = 0日

FF(C) = 後続Eの最早開始日(11) − Cの最早完了日(9) = 2日

【TFとFFの違い】
TFは全体工期に影響を与えない範囲での余裕時間であり、後続作業のフロートを使い切る場合も含む。FFは後続作業の最早開始日に影響を与えない範囲での余裕時間であり、FFを使い切っても後続作業は予定どおり開始できる。作業Aの場合、TF=2日だがFF=0日なので、Aが1日でも遅れるとCの開始が遅れる(ただし全体工期は2日まで影響なし)。

問題3:フロートの活用

【問題】

問題1の工程で、作業Aの人員が不足しているため3日延長して8日で完了する場合、全体工期への影響を述べなさい。

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作業AのTF=2日に対し、延長日数は3日。TFを1日超過するため、全体工期が1日延長して15日となる。
具体的にはAが8日で完了 → Cの開始が8日目 → C完了が12日目 → Eの開始は12日目(Dの完了11日目より遅い)→ E完了が15日目。
クリティカルパスがA→C→Eに移行し、全体工期は15日となる。これを防ぐにはAに人員を補充して所要日数を7日以内に抑えるか、C・Eの工期を短縮する対策が必要である。

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工程表計算ミニテストは全3回です。

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