2級土木(第一次) ミニテスト

2級土木施工管理技士 専門土木①(構造物・河川) 練習問題①【無料・10問・解説付き】

2級土木施工管理技士の第一次検定で出題される「専門土木」分野のミニテスト第1回です。

鋼構造物・コンクリート構造物・河川・砂防・道路・舗装から幅広く全10問を出題。選択問題で得点源にできるよう、しっかり実力チェックしましょう!

項目 内容
出題分野 専門土木(構造物・河川・砂防・道路・舗装)
問題数 10問(四肢択一)
目安時間 10〜15分
対応検定 第一次検定(選択問題)

問1

鋼構造物の溶接に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)被覆アーク溶接は、手動で行う最も基本的な溶接方法で、屋外作業にも適している。
(2)半自動溶接(CO₂溶接)は、溶接ワイヤを自動送給するため能率が高い。
(3)サブマージアーク溶接は、フラックスの中でアークを発生させる工場向けの溶接方法である。
(4)溶接作業は、気温が低いほど品質がよくなるため、冬季に施工するのが望ましい。

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正解:(4)
気温が低いと母材の温度も低くなり、溶接後の急冷で低温割れが発生しやすくなります。そのため冬季や厚板の溶接では、溶接前に母材を加熱する予熱が必要です。溶接は「温度管理が命」で、気温5℃以下では特に注意が必要です。

問2

高力ボルト接合に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)高力ボルト接合は、ボルトの強い締付力で部材同士の接合面を摩擦力で接合する方法である。
(2)接合面は、さびや油を除去し、すべり係数0.4以上を確保する。
(3)締付けは、ボルト頭を回して行うのが原則である。
(4)締付け完了後はマーキングを行い、共回りの有無を確認する。

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正解:(3)
高力ボルトの締付けはナットを回すのが原則で、ボルト頭は固定します。ボルト頭を回すと、ボルトとナットが一緒に回ってしまう「共回り」が起き、正しい締付力が得られません。現場では「ナットを回す、ボルト頭は押さえる」が基本です。

問3

堤防の施工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)堤防は一般に土で築造するため、盛土の締固めが品質管理の最重要項目である。
(2)堤防の盛土は、薄い層に分けて敷き均し、各層ごとに締め固めるのが原則である。
(3)堤防の表法面は川に面した側、裏法面は住宅地側である。
(4)堤防の盛土には、透水性の高い砂利を使うのが最も望ましい。

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正解:(4)
堤防の盛土に透水性の高い砂利を使うと、水が堤防を通り抜けて(浸透して)しまい、堤防の役割を果たしません。堤防には透水性の低い土(粘性土を適度に含む土)を使い、しっかり締め固めて水を通さない構造にします。「水を堰き止めるための堤防に、水を通す砂利を使ったら意味がない」と考えれば明白です。

問4

護岸工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)護岸は、川の流れによる浸食から堤防や河岸を守る構造物である。
(2)コンクリートブロック張りは、最も一般的な護岸工法の一つである。
(3)かごマットは、金網のかごに石を詰めたもので、柔軟性がある。
(4)護岸の施工は、上流側から下流側に向かって行うのが原則である。

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正解:(4)
護岸の施工は、下流側から上流側に向かって行うのが原則です。上流から施工すると、施工中の護岸が水の流れを受けて浸食される危険があります。下流から施工すれば、完成した護岸が上流側の施工箇所を保護する形になります。「下流で基盤を固めてから上流に向かう」のが河川工事の基本です。

問5

砂防ダム(砂防堰堤)に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)砂防ダムは、土石流を受け止めて下流への土砂流出を防ぐ構造物である。
(2)砂防ダムには、貯砂効果と勾配緩和効果の2つの効果がある。
(3)砂防ダムの水通し部は、土砂がたまったときに水を安全に越流させるための部分である。
(4)砂防ダムは、一般のダムと同様に水を貯める目的で建設される。

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正解:(4)
砂防ダムの目的は水を貯めることではなく、土砂を受け止めることです。一般のダム(治水・利水)とは目的が根本的に違います。砂防ダムは上流から流れてくる土砂・土石流を堰き止め、下流の住宅地や農地を守ります。山間部の渓流で見かけるコンクリートの壁が砂防ダムです。

問6

道路の舗装構造に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)舗装は上から順に、表層・基層・上層路盤・下層路盤の構造になっている。
(2)路床のCBR(支持力比)が大きいほど、舗装を薄くできる。
(3)表層にはアスファルト混合物が使われ、車両が直接走行する層である。
(4)路床は舗装の一部であり、その強度は舗装の設計に影響しない。

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正解:(4)
路床は舗装の「基盤」であり、その強度(CBR値)は舗装の設計に大きく影響します。路床が軟弱なら厚い舗装が必要になり、硬い路床なら薄い舗装で済みます。家を建てるときの地盤と同じで、基盤が弱ければそれだけ上部構造を頑丈にする必要があります。

問7

アスファルト舗装のプライムコートとタックコートに関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)プライムコートは、路盤とアスファルト混合物の付着をよくするために散布する。
(2)タックコートは、アスファルト層同士の付着をよくするために散布する。
(3)プライムコートには一般にアスファルト乳剤(PK-3)が使用される。
(4)タックコートとプライムコートは同じ材料で、用途による区別はない。

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正解:(4)
プライムコートとタックコートは使用する乳剤の種類も用途も異なります。プライムコートは路盤面に浸透して路盤を安定させる目的でPK-3を使用。タックコートはアスファルト層同士を接着する目的でPK-4を使用します。試験では「プライム=路盤へ浸透、タック=層間接着」の違いが頻出です。

問8

アスファルト舗装の転圧に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)初転圧にはマカダムローラーを使用するのが一般的である。
(2)二次転圧にはタイヤローラーを使用し、密度を高める。
(3)仕上げ転圧にはタンデムローラーを使用し、表面を平滑に仕上げる。
(4)転圧温度は、低温になるほど締固め効果が大きくなる。

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正解:(4)
アスファルト混合物は温度が高いうちに転圧するのが基本で、温度が下がると固まって締固めが効きにくくなります。初転圧は110〜140℃程度、二次転圧は70〜90℃程度の温度帯で行います。冬季は温度低下が早いため、迅速な施工が求められます。

問9

水制工に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)水制工は、川の流れの方向や速さを制御する構造物である。
(2)水制工は、河岸の浸食を防止する効果がある。
(3)水制工は、川の中に突き出すように設置する。
(4)水制工は、川底の洗掘を促進するために設置する。

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正解:(4)
水制工は洗掘を「促進」するのではなく、河岸の浸食を「防止」するために設置します。流れを河川の中心に誘導し、河岸に直接当たる水の力を弱めることで浸食を防ぎます。洗掘を促進したら河岸が崩れてしまうので、まったく逆の効果です。

問10

鉄筋コンクリート(RC)構造に関する次の記述のうち、適当でないものはどれか。

(1)鉄筋コンクリートは、コンクリートの圧縮に強い性質と鉄筋の引張に強い性質を組み合わせた構造である。
(2)鉄筋のかぶり厚さは、鉄筋の腐食を防ぐために十分に確保する必要がある。
(3)鉄筋とコンクリートの熱膨張率はほぼ等しいため、温度変化による剥離が起きにくい。
(4)鉄筋コンクリートでは、引張力は主にコンクリートが負担する。

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正解:(4)
鉄筋コンクリートでは、引張力は鉄筋が負担し、圧縮力はコンクリートが負担します。コンクリートは引張に弱い(圧縮強度の約1/10程度)ため、引張力がかかる部分に鉄筋を入れて補強しています。「コンクリート=押す力に強い、鉄筋=引っ張る力に強い」がRC構造の基本原理です。


結果の目安

正解数 評価 アドバイス
9〜10問 合格圏内 専門土木は得点源にできます!第2回にも挑戦を。
7〜8問 あと一歩 間違えた分野の解説記事を復習しましょう。
4〜6問 要復習 各解説記事を読み直してから再チャレンジ。
0〜3問 基礎固めから 解説記事をじっくり読んでからもう一度!

もっと学習する

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