2級土木(第二次) ミニテスト

2級土木施工管理技士 経験記述(品質管理)練習問題①【無料・模範解答付き】

2級土木施工管理技士 施工経験記述(品質管理)ミニテスト 第1回

結論から言います。施工経験記述は第二次検定で最も配点が高く、合否を左右する問題です。品質管理がテーマの場合、「どんな課題があり、どう対策して、どんな結果になったか」を具体的・論理的に書く力が求められます。

第1回では、コンクリート工事の品質管理をテーマにした記述練習を行います。「施工経験記述の書き方(品質管理)例文・採点ポイント」で学んだ内容を実践しましょう。

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:3問(工事概要+課題・対策・結果の記述練習)

テーマ:コンクリート工事の品質管理

目標時間:30分(本番を意識して時間を計りましょう)

問題1:工事概要の記述

【問題】

あなたが経験した土木工事のうち、コンクリートの品質管理に留意して施工した工事を1つ選び、以下の項目について記述しなさい。

  • 工事名
  • 工事の内容(発注者名、工事場所、工期、主な工種、施工量)
  • あなたの立場

書く前にチェック!工事概要のポイント

  • 工事名は正式名称で書く(「○○橋上部工工事」「○○排水路改修工事」など)
  • 施工量は具体的な数値で記載(「コンクリート打設量 約350m³」など)
  • あなたの立場は工事との関わりが明確な役職(現場代理人、主任技術者、○○工事担当など)
  • 土木工事であること(建築工事は不可)
  • 架空の工事は絶対NG。採点者は現場経験豊富な技術者です
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【模範解答例】

工事名 県道○○線 ○○橋橋台工事
発注者名 ○○県○○土木事務所
工事場所 ○○県○○市○○町地内
工期 令和○年6月〜令和○年3月
主な工種 橋台工(逆T式橋台2基)、基礎工(場所打ちくい杭 φ1,200mm×8本)
施工量 コンクリート打設量 約420m³、鉄筋 約48t
あなたの立場 現場代理人

採点のポイント:工種・施工量が具体的数値で記載されているか、立場が工事規模に見合っているか、土木工事であるかがチェックされます。2級であれば小〜中規模の工事が適切です。

問題2:技術的課題と対策の記述

【問題】

上記の工事において、コンクリートの品質管理上、特に留意した技術的課題を1つ挙げ、その課題に対して実施した対策(処置)を具体的に記述しなさい。

高得点の課題・対策の書き方

  • 「暑中コンクリート」「寒中コンクリート」「マスコンクリート」など、品質管理が特に重要になる状況を選ぶ
  • 「なぜそれが課題なのか」の技術的根拠を明記する(例:「水和熱による温度ひび割れのリスク」)
  • 対策は具体的な数値や方法を含める(「打込み温度を35℃以下に管理」など)
  • 対策と課題の因果関係が明確であること(この課題だからこの対策)
  • 「品質管理が重要だったから」のようなトートロジーは減点対象
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【模範解答例】

■ 技術的課題

本工事は橋台2基のコンクリート打設を夏期(7〜8月)に行う必要があった。外気温が35℃を超える日が続く暑中コンクリートの条件下では、コンクリートの温度上昇によるスランプロス、水分の急速な蒸発によるプラスティック収縮ひび割れ、初期強度の発現不良などが懸念された。そのため、暑中環境下でも設計基準強度24N/mm²を確実に確保するための品質管理が課題となった。

■ 実施した対策

(1)コンクリートの練混ぜから打込み終了までの時間を1.5時間以内に管理し、プラントには早朝出荷(午前6時開始)を要請した。

(2)打込み温度を35℃以下に保つため、骨材の日よけシート養生とプラントの冷却水使用を指示した。

(3)打設後は直ちに散水養生を開始し、湿潤養生期間を5日間以上確保した。養生マットを敷き、急激な乾燥を防止した。

(4)1日のコンクリート打設は午前中の涼しい時間帯に集中させ、午後の気温上昇時を避けた。

採点のポイント:「暑中コンクリート」という明確なテーマ設定、「35℃以下」「1.5時間以内」「5日間以上」という具体的数値、課題→対策の論理的つながりが評価されます。

問題3:対策の結果と評価

【問題】

問題2で挙げた対策を実施した結果、品質管理上どのような結果が得られたかを記述しなさい。

結果の書き方のコツ

  • 数値で示す(圧縮強度試験の結果、ひび割れの有無など)
  • 「問題なく施工できた」だけでは不十分。具体的な品質確認の方法と結果を書く
  • 「発注者の検査に合格した」「設計基準強度を上回った」など客観的な評価を含める
  • 課題→対策→結果の一貫性が最重要
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【模範解答例】

上記の対策を実施した結果、以下の品質管理目標を達成することができた。

(1)コンクリートの打込み温度は全ロットで33〜34℃の範囲内に収まり、目標の35℃以下を確保できた。

(2)材齢28日の圧縮強度試験では、全供試体で27.5〜30.2N/mm²の結果が得られ、設計基準強度24N/mm²を十分に上回った。

(3)養生期間終了後のひび割れ調査では、有害なひび割れは確認されなかった

(4)以上の結果から、暑中コンクリートの品質管理は適切に行われたものと判断し、発注者の竣工検査においても品質に関する指摘事項はなく合格した。

採点のポイント:圧縮強度や打込み温度の具体的な数値結果、ひび割れ調査の実施、発注者検査の合格という客観的評価が盛り込まれています。課題→対策→結果の流れに一貫性があることが高評価のポイントです。

自己採点チェックリスト

チェック項目 OK?
工事名・工事場所・工期を正確に書いたか
施工量を具体的な数値で記載したか
技術的課題が「品質管理」のテーマに沿っているか
課題を選んだ技術的根拠を書いたか
対策に具体的な数値・方法を含めたか
結果を客観的なデータで示したか
課題→対策→結果の一貫性があるか
誤字脱字はないか

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