2級建築施工管理技士 環境工学ミニテスト 第3回
結論から言います。環境工学の第3回は、第1回・第2回とは異なる切り口から出題しています。3回分を通して解くことで、環境工学の出題範囲を網羅的にカバーできます。
四肢択一の10問を出題します。すべてオリジナル問題で、各問に詳しい解説付きです。
テスト情報
問題数:10問(四肢択一)
目標正答率:7問以上で合格レベル
出題範囲:日照・日射、採光・照明、換気、結露、音響、伝熱
環境工学 第3回のテーマ
この回は日射の入射角・グレア対策・断熱工法(内断熱vs外断熱)・床衝撃音・放射(輻射)・色温度など、やや発展的なテーマを出題しています。特に内断熱と外断熱の特徴の違いは試験で頻出。「外断熱は結露しにくい」理由を説明できるようにしておきましょう。間違えた問題は「環境工学①」「環境工学②」で復習。
問題
【第1問】日射の入射角
建築物の窓面に入る日射に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 東向きの窓面に入る直達日射量は、午前中に多く、午後にはほぼゼロになる。
2. 水平面(屋根面)に入る直達日射量は、夏至の日に1年で最大になる。
3. 西向きの窓面からの日射は、夏季の午後に室内温度を上昇させる大きな原因となる。
4. 南向きの窓面に入る直達日射量は、冬至の日よりも夏至の日のほうが大きい。
【第2問】グレア(まぶしさ)
照明のグレアに関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. グレアとは、視野内に極端に輝度の高い部分があるために感じるまぶしさのことである。
2. 直接グレアは、光源が直接視野に入ることで生じるまぶしさである。
3. 反射グレアは、光沢のある面に光源が映り込むことで生じるまぶしさである。
4. グレアを防ぐためには、光源の輝度をできるだけ高くする必要がある。
【第3問】有効換気量
必要換気量の計算に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 必要換気量は、在室者の二酸化炭素発生量を、許容濃度と外気の二酸化炭素濃度の差で割って求める。
2. 室内の二酸化炭素の許容濃度は、建築基準法では1,000ppm(0.1%)以下とされている。
3. 外気の二酸化炭素濃度は、一般に400ppm(0.04%)程度である。
4. 必要換気量は、在室者の人数が増えても変化しない。
【第4問】断熱工法
建築物の断熱工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 外断熱工法は、構造体の外側に断熱材を施工する方法で、ヒートブリッジが起きにくい。
2. 内断熱工法は、構造体の室内側に断熱材を施工する方法で、施工が比較的容易である。
3. 外断熱工法は、構造体の蓄熱効果を利用でき、室温変動が小さくなる。
4. ヒートブリッジとは、断熱材の厚さが不均一なことで、断熱性能が向上する部分のことである。
【第5問】床衝撃音
床の衝撃音に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 床衝撃音には、軽量床衝撃音と重量床衝撃音がある。
2. 軽量床衝撃音は、スプーンを落とすなどの軽い衝撃で発生する音である。
3. 重量床衝撃音は、子どもが飛び跳ねるなどの重い衝撃で発生する音である。
4. 重量床衝撃音の低減には、カーペットやクッションフロアの使用が最も効果的である。
【第6問】放射(輻射)
建築物における放射(輻射)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 放射とは、物体の表面から電磁波(赤外線等)の形で熱が伝わる現象である。
2. 放射は、真空中でも熱を伝えることができる。
3. Low-Eガラス(低放射ガラス)は、放射による熱の移動を抑える効果がある。
4. 放射による熱量は、物体の表面温度に比例する。
【第7問】色温度
照明の色温度に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 色温度とは、光源の色を温度(ケルビン:K)で表したものである。
2. 色温度が低い光源は、赤みを帯びた暖かい印象の光になる。
3. 色温度が高い光源は、青みを帯びた涼しい印象の光になる。
4. 照度が高い部屋では、色温度が低い光源を使用するのが快適とされている。
【第8問】風力換気
風力による自然換気に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 風力換気は、建物の風上側と風下側の圧力差を利用した換気方式である。
2. 風力換気の換気量は、外部風速に比例する。
3. 風力換気では、風上側の開口から外気が流入し、風下側の開口から室内空気が流出する。
4. 風力換気の効果を高めるためには、開口部を同一壁面に複数設けるのが最も効果的である。
【第9問】露点温度
露点温度に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 露点温度は、空気中の水蒸気量が変わらなければ一定の値を示す。
2. 相対湿度が100%のとき、乾球温度と露点温度は等しくなる。
3. 同じ室温であれば、水蒸気量が多いほど露点温度は高くなる。
4. 露点温度は、空気を加熱していくと上昇する。
【第10問】遮音等級
遮音等級に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
1. 透過損失は、壁に入射した音と透過した音のレベル差(dB)で表される。
2. 質量則によれば、壁の面密度が2倍になると透過損失は約6dB増加する。
3. 中空二重壁は、低音域で共鳴透過が起こり、遮音性能が低下することがある。
4. コインシデンス効果とは、壁の面密度が大きいほど遮音性能が向上する効果のことである。
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結果の目安
| 正答数 | 評価 |
|---|---|
| 9〜10問 | 完璧です!環境工学は得意分野と言えるレベルです。 |
| 7〜8問 | 合格レベルです。第1回・第2回の間違えた問題もあわせて復習を。 |
| 5〜6問 | あと一歩。苦手テーマに絞って集中的に復習しましょう。 |
| 4問以下 | 基礎知識の整理が必要です。テキストに戻って復習しましょう。 |