1級建築(第一次) ミニテスト

1級建築 建築材料 練習問題①【無料・10問・解説付き】

1級建築施工管理技士の「建築材料」分野から10問出題します。セメント・骨材・コンクリート・鋼材・防水材・ガラスの幅広い知識を確認しましょう。

7問以上正解を目指しましょう!


建築材料 ミニテスト 第1回

問1

セメントに関する記述として、正しいものはどれか。

(1)早強ポルトランドセメントは水和熱が最も低い
(2)低熱ポルトランドセメントはマスコンクリートに適する
(3)普通ポルトランドセメントは耐硫酸塩性に最も優れる
(4)中庸熱ポルトランドセメントは初期強度が最も高い

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正解:(2)
低熱セメントは水和熱が最も低く、温度ひび割れが問題になるマスコンクリートに適する。水和熱の順:早強>普通>中庸熱>低熱。

問2

AE剤に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)微細な独立気泡(エントレインドエア)を連行する
(2)凍結融解抵抗性が向上する
(3)ワーカビリティーが向上する
(4)圧縮強度が向上する

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正解:(4)
AE剤は気泡を連行するため圧縮強度はやや低下する(空気量1%増加で約4〜6%低下)。ワーカビリティーと耐凍害性は向上する。

問3

水セメント比(W/C)に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)W/Cが大きいほど圧縮強度が高い
(2)W/Cが小さいほど耐久性が高い
(3)構造体コンクリートのW/Cの最大値は75%である
(4)W/Cが小さいほどワーカビリティーが向上する

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正解:(2)
W/C小→コンクリート組織が緻密→強度↑・耐久性↑。(1)強度はW/C小で高い。(3)最大値は65%。(4)W/C小ではワーカビリティーは悪化する。

問4

アルカリシリカ反応の対策として、誤っているものはどれか。

(1)「無害」と判定された骨材を使用する
(2)アルカリ総量を3.0kg/m³以下にする
(3)高炉セメントB種を使用する
(4)早強ポルトランドセメントを使用する

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正解:(4)
早強セメントにはASR抑制効果がない。抑制効果があるのは高炉セメントB種やフライアッシュセメントB種。

問5

鋼材に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)炭素量が増えると溶接性が向上する
(2)鋼材のヤング係数は鋼種によって大きく異なる
(3)SN材は降伏点の上限が規定されている
(4)SS400とSN400は同じ規格の鋼材である

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正解:(3)
SN材はSS材と異なり降伏点の上限が規定されている。これにより設計で想定した塑性変形を確実に起こせる=耐震設計に有利。(1)炭素量増→溶接性低下。(2)ヤング係数は鋼種によらずほぼ一定。

問6

防水工法に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)塗膜防水はシームレスな防水層を形成できる
(2)アスファルト防水は最も歴史が長い
(3)シート防水の機械的固定工法は下地に全面接着する
(4)トーチ工法は溶融釜が不要である

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正解:(3)
機械的固定工法はディスク金具で部分的に固定し、シートは下地に接着しない。全面接着は接着工法。

問7

ガラスに関する記述として、正しいものはどれか。

(1)強化ガラスは現場で切断・穴あけができる
(2)合わせガラスは割れても破片が飛散しない
(3)網入りガラスは普通ガラスより強度が高い
(4)複層ガラスは遮音性能向上が主目的である

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正解:(2)
合わせガラスは中間膜で破片がつながるため飛散しない。(1)強化ガラスは現場加工不可。(3)網入りの強度は普通ガラスと同等。(4)複層ガラスの主目的は断熱性向上。

問8

混和材に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)フライアッシュはセメント質量の1%未満で使用する
(2)高炉スラグ微粉末は耐海水性を向上させる
(3)シリカフュームは膨張材の一種である
(4)混和材と混和剤は同じものである

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正解:(2)
高炉スラグ微粉末は耐海水性・耐薬品性を向上させ、ASR抑制効果もある。(1)フライアッシュは混和材(大量使用)。1%未満は混和剤。(3)シリカフュームは超高強度用。(4)混和材(大量)と混和剤(少量)は異なる。

問9

シーリング材に関する記述として、正しいものはどれか。

(1)シリコーン系は塗料の付着性に優れる
(2)ポリウレタン系は紫外線に強い
(3)ワーキングジョイントには2面接着が適している
(4)変成シリコーン系は耐候性が最も低い

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正解:(3)
ワーキングジョイントは2面接着。3面接着では目地の動きに追従できない。(1)シリコーン系は塗料が付きにくい。(2)ウレタン系は紫外線に弱い。(4)変成シリコーン系はバランス良好。

問10

コンクリートの劣化に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

(1)中性化は空気中のCO₂がコンクリートに浸透する現象である
(2)塩害は塩化物イオンが鉄筋を腐食させる
(3)凍害はコンクリート中の水分の凍結融解で生じる
(4)中性化はW/Cが小さいほど速く進行する

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正解:(4)
中性化はW/Cが大きいほど速く進行する。W/C大→組織が粗→CO₂が浸透しやすい。W/C小では中性化は遅い。


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