2級電気工事(第二次) ミニテスト

2級電気工事施工管理技士 経験記述(品質管理)練習問題②【無料・模範解答付き】

2級電気工事施工管理技士 施工経験記述(品質管理)ミニテスト 第2回

第2回では接地工事の品質管理をテーマに記述練習を行います。接地工事は感電防止・漏電保護・機器の正常動作に不可欠であり、品質管理のテーマとして出題頻度が高い分野です。

施工経験記述の書き方(品質管理)例文・採点ポイント」を参照しながら取り組みましょう。

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:3問(工事概要+課題・対策・結果の記述練習)

テーマ:接地工事の品質管理

目標時間:30分

問題1:工事概要の記述

【問題】

あなたが経験した電気工事のうち、接地工事の品質管理に留意して施工した工事を1つ選び、以下の項目について記述しなさい。

  • 工事名
  • 工事場所
  • 工事の内容(建物の構造・規模、電気工事の概要)
  • 工期
  • あなたの立場

工事概要で差がつくポイント

  • 接地工事が必要な設備を含む工事を選ぶ(受変電設備、避雷設備、コンセント回路など)
  • 工事名には「電気設備工事」を必ず含める
  • 「主任技術者」「現場代理人」「電気工事担当」など、電気工事との関わりが明確な立場を書く
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【模範解答例】

工事名 ○○病院新築電気設備工事
工事場所 ○○県○○市○○町
工事の内容 RC造、地上5階建、延べ面積4,200m²。受変電設備(キュービクル)、非常用自家発電設備、幹線・動力設備、照明コンセント設備、医療用接地設備の新設工事
工期 令和○年6月~令和○年2月
あなたの立場 電気工事の現場代理人

採点のポイント:接地工事が重要な建物(病院・工場など)を選んでいるか、電気設備の概要に接地に関する設備が含まれているかがチェックされます。

問題2:技術的課題の記述

【問題】

上記の工事において、接地工事の品質管理上、特に留意した技術的課題を1つ挙げ、その課題を選んだ理由とともに記述しなさい。

高得点の課題の書き方

  • 接地の種類(A種・B種・C種・D種)と接地抵抗値の基準を示す
  • 地盤の状態(砂質地盤・岩盤など)が接地抵抗値に与える影響に触れる
  • なぜその工事で接地の品質確保が課題となったのか、具体的な理由を書く
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【模範解答例】

当該病院では、受変電設備のA種接地(接地抵抗値10Ω以下)と、コンセント回路のD種接地(接地抵抗値100Ω以下)を確実に施工する必要があった。しかし現場の地盤は砂質地盤であり、土壌の比抵抗が高く、通常の接地棒1本では規定の接地抵抗値を確保することが困難と予想された。さらに、病院施設では医療機器の漏電による患者への感電事故は絶対に許されないため、接地工事の品質確保が技術的課題となった。

問題3:対策と結果の記述

【問題】

問題2で挙げた技術的課題に対して、あなたがとった具体的な対策と、その結果について記述しなさい。対策は2つ以上挙げること。

対策と結果の記述ルール

  • 接地の種類ごとの規定接地抵抗値を意識した対策を書く
  • 接地抵抗を下げる工法(接地棒の連結打込み、接地極の並列接続、低減剤の使用など)を具体的に
  • 測定器具名(接地抵抗計)や測定方法を記述すると説得力が増す
  • 結果は数値で示し、「所定の品質を確保した」で締める
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<対策>

  1. A種接地工事では、銅板接地極(900mm×900mm)を地表面から75cm以上の深さに埋設し、接地棒を3本連結打込み(長さ合計4.5m)として並列接続することで接地抵抗値の低減を図った。埋め戻しには接地抵抗低減剤を接地極周辺に充填した。
  2. D種接地工事では、接地端子付コンセントの接地線がEBアース(接地側電線)と混同されないよう、接地線を緑色のIV線で統一し、接続箇所を写真記録で管理した。
  3. 全ての接地工事完了後、接地抵抗計(アースハイテスタ)で接地抵抗値を測定し、A種が10Ω以下、D種が100Ω以下であることを各箇所ごとに確認した。測定結果は接地抵抗測定記録表に記録し、施主および設計事務所の検査に備えた。

<結果>

上記の対策により、A種接地は全箇所で接地抵抗値6.5Ω(基準値10Ω以下を十分にクリア)、D種接地は全箇所で接地抵抗値35Ω以下を確保した。竣工検査においても接地工事に関する指摘はなく、所定の品質を確保することができた。

自己採点のポイント

  • 工事概要:接地工事が重要な建物か?電気工事であることが明確か?
  • 技術的課題:接地の種類と規定値に触れているか?地盤条件など具体的な理由があるか?
  • 対策:接地工法が具体的か?測定方法に触れているか?
  • 結果:測定結果を数値で示しているか?「品質を確保した」で締めているか?

接地工事の品質管理で得点アップするコツ

  • 接地種別と基準値をセットで書く — A種:10Ω以下、B種:計算値、C種:10Ω以下(500V以上)、D種:100Ω以下。この数値を正確に使うだけで「わかっている人」と伝わります
  • 地盤条件と工法をセットにする — 「砂質地盤で比抵抗が高い→接地棒連結+低減剤」のように、なぜその工法を選んだかの理由が重要です
  • 測定方法を具体的に書く — 「接地抵抗計で測定した」だけでなく、測定箇所数・測定タイミング(埋め戻し前後)・記録方法まで書くと高評価
  • 医療施設・工場など特殊用途に触れる — 「病院の医療用接地」「工場の高圧受変電設備」など、接地品質が特に重要な理由を具体的に示しましょう

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