2級電気工事(第二次) ミニテスト

2級電気工事施工管理技士 経験記述(品質管理)練習問題③【無料・模範解答付き】

2級電気工事施工管理技士 施工経験記述(品質管理)ミニテスト 第3回

第3回では受変電設備の品質管理をテーマに記述練習を行います。キュービクル(受変電設備)の据付けから試験調整まで、品質確保のポイントを押さえましょう。

施工経験記述の書き方(品質管理)例文・採点ポイント」を参照しながら取り組みましょう。

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:3問(工事概要+課題・対策・結果の記述練習)

テーマ:受変電設備の品質管理

目標時間:30分

問題1:工事概要の記述

【問題】

あなたが経験した電気工事のうち、受変電設備の品質管理に留意して施工した工事を1つ選び、以下の項目について記述しなさい。

  • 工事名
  • 工事場所
  • 工事の内容(建物の構造・規模、電気工事の概要)
  • 工期
  • あなたの立場

工事概要のポイント

  • 受変電設備(キュービクル)の新設・更新が含まれる工事を選ぶ
  • 「受変電設備容量○kVA」などスペックを工事内容に含めると具体性UP
  • 工場やビルなど高圧受電する建物が適切
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【模範解答例】

工事名 ○○工場新築電気設備工事
工事場所 ○○県○○市○○町
工事の内容 S造、地上2階建、延べ面積3,200m²。受変電設備(屋外キュービクル300kVA)、動力設備、照明コンセント設備、自動火災報知設備の新設工事
工期 令和○年4月~令和○年11月
あなたの立場 電気工事の主任技術者

問題2:技術的課題の記述

【問題】

上記の工事において、受変電設備の品質管理上、特に留意した技術的課題を1つ挙げ、その課題を選んだ理由とともに記述しなさい。

高得点の課題の書き方

  • 受変電設備特有の品質課題(絶縁耐力試験、保護継電器の動作確認、接地工事など)を選ぶ
  • 屋外設置や搬入経路など、現場条件の制約に触れると説得力UP
  • 受電後のトラブル(停電事故等)が重大な影響を及ぼす理由を書く
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【模範解答例】

当該工事では、屋外に設置するキュービクル式高圧受変電設備(6,600V受電、変圧器容量300kVA)の据付けから受電までの品質を確保する必要があった。工場の生産ラインに直結するため、受電後の停電事故は生産停止という重大な損害につながる。特に、キュービクル内の変圧器・遮断器・保護継電器は、搬入時の振動や据付け時の不具合によって初期性能が損なわれる可能性があり、据付け後の各種試験(絶縁耐力試験・保護継電器動作試験)で所定の性能を確認することが技術的課題となった。

問題3:対策と結果の記述

【問題】

問題2で挙げた技術的課題に対して、あなたがとった具体的な対策と、その結果について記述しなさい。対策は2つ以上挙げること。

対策と結果の記述ルール

  • 搬入・据付け段階と試験調整段階の両方の対策を書くと高評価
  • 試験名と判定基準(数値)を明記する
  • 結果は試験結果の数値を示し、「所定の品質を確保した」で締める
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<対策>

  1. キュービクルの搬入にあたり、メーカーの搬入要領書に基づき、クレーンでの吊り上げ時にワイヤロープが筐体に直接接触しないよう当て物(角材)を使用した。また、基礎上への据付け後、水平器でキュービクルの水平を確認し、アンカーボルトの締付けトルクを管理した。
  2. 据付け完了後、高圧回路の絶縁耐力試験(交流10,350Vを10分間印加)を実施し、絶縁破壊や異常が生じないことを確認した。さらに、1,000Vメガーによる絶縁抵抗測定で高圧回路の絶縁抵抗値が基準値以上であることを確認した。
  3. 保護継電器(OCR・GR・DGR)の動作試験を継電器試験器を用いて実施し、整定値通りに動作すること、動作時間が規定範囲内であることを確認した。試験結果はすべて試験成績書に記録した。

<結果>

上記の対策により、絶縁耐力試験・絶縁抵抗測定・保護継電器動作試験のすべてで基準値を満たし、搬入時の損傷や据付け不良もなかった。電力会社の受電検査にも一発で合格し、工場の操業開始予定日通りに受電を完了して、所定の品質を確保することができた。

自己採点のポイント

  • 工事概要:高圧受電する建物か?受変電設備の容量などスペックがあるか?
  • 技術的課題:受変電設備特有の品質課題か?停電リスクなど具体的理由があるか?
  • 対策:搬入・据付け・試験調整の具体策を書いたか?数値や試験名があるか?
  • 結果:試験結果を示しているか?「品質を確保した」で締めているか?

受変電設備の品質管理で得点アップするコツ

  • 試験名と基準値をセットで書く — 「絶縁耐力試験:最大使用電圧の1.5倍(交流10,350V)を10分間印加」のように正確な数値が説得力を高めます
  • 搬入→据付け→試験の流れで対策を構成 — 時系列で書くと読みやすく、採点者にも伝わりやすいです
  • 保護継電器の種類を具体的に — OCR(過電流継電器)、GR(地絡継電器)、DGR(地絡方向継電器)など略称と正式名称を使い分けましょう
  • 電力会社の受電検査に触れる — 最終的に電力会社の検査に合格したことを結果に書くと、品質確保の説得力が格段に上がります

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