2級電気工事(第二次) ミニテスト

2級電気工事施工管理技士 経験記述(安全管理)練習問題②【無料・模範解答付き】

2級電気工事施工管理技士 施工経験記述(安全管理)ミニテスト 第2回

第2回では高所作業の安全管理をテーマに記述練習を行います。電気工事では天井内の配線、照明器具の取付け、外壁のケーブルラック工事など、高所での作業が頻繁に発生します。墜落・転落災害は建設業で最も多い死亡災害の原因です。

施工経験記述の書き方(安全管理)例文・採点ポイント」を参照しながら取り組みましょう。

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:3問(工事概要+課題・対策・結果の記述練習)

テーマ:高所作業の安全管理

目標時間:30分

問題1:工事概要の記述

【問題】

あなたが経験した電気工事のうち、高所作業の安全管理に留意して施工した工事を1つ選び、以下の項目について記述しなさい。

  • 工事名
  • 工事場所
  • 工事の内容(建物の構造・規模、電気工事の概要)
  • 工期
  • あなたの立場

工事概要のポイント

  • 高所作業が多い工事を選ぶ(吹抜けのある建物、体育館、倉庫、外壁照明など)
  • 天井高や作業高さに触れると具体性が増す
  • 脚立・ローリングタワー・高所作業車など使用する機材を意識して選ぶ
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【模範解答例】

工事名 ○○物流倉庫新築電気設備工事
工事場所 ○○県○○市○○町
工事の内容 S造、地上1階建(天井高12m)、延べ面積4,800m²。受変電設備、高天井用LED照明設備(水銀灯からの更新)、動力設備、防災設備の新設工事
工期 令和○年5月~令和○年10月
あなたの立場 電気工事の現場代理人

問題2:技術的課題の記述

【問題】

上記の工事において、安全管理上、特に留意した技術的課題を1つ挙げ、その課題を選んだ理由とともに記述しなさい。

高得点の課題の書き方

  • 高所作業の具体的な高さ危険の種類(墜落・転落・飛来落下)を書く
  • 法令上の基準(2m以上で墜落防止措置、フルハーネス型安全帯の義務など)に触れる
  • 使用する足場・機材の種類とその場所特有のリスクを具体的に
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【模範解答例】

当該倉庫は天井高が12mあり、高天井用LED照明器具50台とケーブルラックの取付け作業を高所作業車(作業床高さ最大10m)を使用して行う必要があった。労働安全衛生規則では高さ2m以上の作業では墜落防止措置が義務付けられており、さらに6.75m以上ではフルハーネス型墜落制止用器具の使用が必要となる。高所作業車のバスケット上での器具取付け・結線作業中に、工具や照明器具の落下による下方作業者への飛来落下災害のリスクもあった。このため、高所作業における墜落・転落および飛来落下の防止が技術的課題となった。

問題3:対策と結果の記述

【問題】

問題2で挙げた技術的課題に対して、あなたがとった具体的な対策と、その結果について記述しなさい。対策は2つ以上挙げること。

対策と結果の記述ルール

  • 法令に基づく措置(フルハーネス、作業床の設置、手すりの設置など)を書く
  • 特別教育の実施(フルハーネス型墜落制止用器具の特別教育など)に触れる
  • 飛来落下防止(工具の落下防止紐、立入禁止区画など)も含める
  • 結果は「墜落・転落災害ゼロ」「無災害で完了」で締める
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<対策>

  1. 高所作業車を使用する作業員全員に、フルハーネス型墜落制止用器具の特別教育と高所作業車運転の特別教育(作業床高さ10m未満)の受講を確認し、未受講者には事前に教育を実施した。毎朝のKY活動で墜落・飛来落下を重点危険項目に設定した。
  2. 高所作業車のバスケット上での作業時は、フルハーネス型墜落制止用器具を着用し、ランヤードをバスケットのフックに確実に取り付けた。作業開始前にフルハーネスの点検(ベルト・バックル・ランヤード・ショックアブソーバの損傷確認)を実施した。
  3. 飛来落下防止のため、使用する工具には落下防止紐(ストラップ)を取り付け、照明器具の吊り上げにはロープと滑車を使用して安全に揚重した。高所作業車の直下にはカラーコーンとバーで立入禁止区画を設定し、下方に作業者が入らないよう管理した。

<結果>

上記の対策により、天井高12mでの照明器具50台の取付けおよびケーブルラック工事を通じて、墜落・転落災害および飛来落下災害は1件も発生しなかった。工事期間中の災害件数はゼロ(無災害)で完了し、所定の安全を確保することができた。

自己採点のポイント

  • 工事概要:高所作業が多い建物か?具体的な高さがあるか?
  • 技術的課題:法令基準(2m以上、6.75m以上)に触れているか?危険の種類が具体的か?
  • 対策:フルハーネス・特別教育・飛来落下防止など法令に基づく対策があるか?
  • 結果:「無災害で完了」と明記しているか?

高所作業の記述で得点アップするコツ

  • 法令の数値を正確に — 「2m以上:墜落防止措置」「6.75m以上:フルハーネス型」。この基準値を正確に使うだけで知識レベルが伝わります
  • 特別教育は2種類セットで — 「フルハーネス型墜落制止用器具の特別教育」+「高所作業車運転の特別教育」を両方書くと漏れがない印象に
  • 墜落防止と飛来落下防止の両方を書く — 自分が落ちない対策だけでなく、モノを落とさない対策(落下防止紐・立入禁止)も書くと安全意識の高さが伝わります
  • 点検の具体内容を書く — 「フルハーネスの点検(ベルト・バックル・ランヤードの損傷確認)」のように、何を点検したかを具体的に

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