2級電気工事(第二次) ミニテスト

2級電気工事施工管理技士 経験記述(工程管理)練習問題①【無料・模範解答付き】

2級電気工事施工管理技士 施工経験記述(工程管理)ミニテスト 第1回

結論から言います。工程管理は品質管理と並んで施工経験記述の最重要テーマです。「工程遅延のリスクにどう対応したか」を具体的に書く力が求められます。

第1回では、他業種との取り合い(工程調整)をテーマにした記述練習を行います。「施工経験記述の書き方(工程管理)例文・採点ポイント」で学んだ内容を実践しましょう。

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:3問(工事概要+課題・対策・結果の記述練習)

テーマ:他業種との取り合いによる工程管理

目標時間:30分

問題1:工事概要の記述

【問題】

あなたが経験した電気工事のうち、他業種との工程調整に留意して施工した工事を1つ選び、以下の項目について記述しなさい。

  • 工事名
  • 工事場所
  • 工事の内容(建物の構造・規模、電気工事の概要)
  • 工期
  • あなたの立場
模範解答を見る

【模範解答例】

工事名 ○○マンション新築電気設備工事
工事場所 ○○県○○市○○町
工事の内容 RC造、地上12階建、延べ面積6,800m²。受変電設備、幹線動力設備、照明コンセント設備、TV共聴設備、インターホン設備の新設工事
工期 令和○年3月~令和○年2月
あなたの立場 電気工事の現場代理人

問題2:技術的課題の記述

【問題】

上記の工事において、工程管理上、特に留意した技術的課題を1つ挙げ、その課題を選んだ理由とともに記述しなさい。

高得点の課題の書き方

  • 電気工事は建築・空調・衛生など他業種と作業場所や時期が重なりやすいことに触れる
  • 工程遅延が全体工期に与える影響(入居遅れ、違約金など)を具体的に
  • 「工程管理が大変だった」ではなく、なぜ他業種との調整が課題になったかを書く
模範解答を見る

【模範解答例】

当該マンション工事では、各階の天井内にケーブルラック・配線・照明器具の取付けを行う必要があったが、同じ天井内空間で空調設備のダクト工事と衛生設備の配管工事が同時期に行われる計画であった。天井内の作業スペースは限られており、3業種が同時に作業すると相互干渉で作業効率が大幅に低下する。さらに、工期は入居日から逆算して厳守が求められ、電気工事の遅延は他業種の後工程(内装仕上げ・器具取付け)にも波及するため、他業種との工程調整が技術的課題となった。

問題3:対策と結果の記述

【問題】

問題2で挙げた技術的課題に対して、あなたがとった具体的な対策と、その結果について記述しなさい。対策は2つ以上挙げること。

対策と結果の記述ルール

  • 工程表の種類(バーチャート、ネットワーク工程表など)に触れる
  • 具体的な調整方法(週間工程会議、フロアごとの作業区分けなど)を書く
  • 工期短縮の工夫(並行作業、人員増員、プレハブ加工など)があると高評価
  • 結果は「工期内に完了した」「○日の余裕をもって完了した」で締める
模範解答を見る

<対策>

  1. 元請の週間工程会議に毎週出席し、空調・衛生業者と天井内作業の実施日をフロアごとに区分けした。例えば1週目は5~8階を電気工事、9~12階を空調工事とするなど、同一フロアで3業種が重ならないよう調整した。
  2. 電気工事の作業工程をバーチャート工程表で作成し、クリティカルパス(幹線ケーブル敷設→分電盤据付→配線→器具取付け→試験調整)を明確にした。クリティカルパス上の作業は他業種と重ならないよう優先的にスケジュールを確保した。
  3. ケーブルラック・配管の支持金物など、事前に加工できる部材はプレハブ加工(工場加工)を行い、現場での作業時間を短縮した。これにより天井内での作業時間を約2割削減した。

<結果>

上記の対策により、他業種との干渉による手待ち時間を最小限に抑え、電気工事は当初計画よりも5日間の余裕をもって完了した。入居日に間に合うよう全体工期を厳守し、施主からも工程管理について高い評価を得た。

自己採点のポイント

  • 工事概要:他業種と工程が重なりやすい工事か?
  • 技術的課題:なぜ他業種との調整が課題か、具体的理由があるか?
  • 対策:工程表・会議・工法改善など具体策が2つ以上あるか?
  • 結果:「工期内に完了した」と明記しているか?

工程管理の記述で得点アップするコツ

  • 「遅れの原因」と「対策」を対応させる — 他業種との干渉が原因なら「工程会議で調整」、資材遅延なら「事前発注・代替品」のように原因と対策が一対一で対応していることが重要です
  • 工程表の種類を明記する — 「バーチャート工程表で管理」「ネットワーク工程表でクリティカルパスを把握」など、管理ツールの具体名を入れると実務力が伝わります
  • 数値で効果を示す — 「作業時間を2割削減」「5日間の余裕をもって完了」のように数値があると客観性が増します
  • 電気工事特有の工程リスクに触れる — 天井内の取り合い、受電日の確定、試験調整期間の確保など、電気工事ならではの課題を書きましょう

施工経験記述ミニテスト シリーズ一覧

品質管理テーマ

工程管理テーマ

安全管理テーマ

第二次検定の他のミニテスト

解説記事で復習する

2級電気工事施工管理技士 学習ナビ

第二次検定を効率よく攻略しよう

-2級電気工事(第二次), ミニテスト