2級電気工事(第二次) ミニテスト

2級電気工事施工管理技士 電気設備の施工 練習問題②【無料】第二次検定・記述対策

2級電気工事施工管理技士 電気設備の施工 ミニテスト 第2回

第2回では接地工事と機器据付に関する記述問題を出題します。接地工事はA種〜D種の4種類があり、それぞれの接地抵抗値や適用場所が異なります。機器据付は分電盤や照明器具の取付方法がよく出題されます。

電気設備の施工①(配線工事・接地工事の記述対策)」と「電気設備の施工②(機器据付・試験調整の記述対策)」を復習してから挑戦しましょう。

テスト情報

形式:記述式(模範解答付き)

問題数:5問(用語の説明+施工上の留意事項)

分野:接地工事・機器据付

目標時間:25分(1問あたり5分)

電気設備の施工 ミニテスト(全5問)

問1:接地工事の種類と接地抵抗値

「接地工事の種類」について、以下の2点を記述しなさい。

(1)A種接地工事とD種接地工事について、それぞれの接地抵抗値と主な適用場所を説明しなさい。

(2)接地工事を行う目的を記述しなさい。

模範解答を見る

(1)説明

A種接地工事:接地抵抗値は10Ω以下。高圧(6,600V)や特別高圧の機器の金属製外箱に施す。キュービクル式受変電設備の外箱、高圧機器の鉄台などが対象。高圧で漏電した場合、人体への危険が極めて大きいため最も厳しい基準が適用される。

D種接地工事:接地抵抗値は100Ω以下(漏電遮断器を設置する場合は500Ω以下に緩和可能)。300V以下の低圧機器の金属製外箱に施す。分電盤の外箱、金属管、ケーブルラック、コンセントの接地極などが対象。

(2)接地工事の目的

接地工事の目的は、電気機器で漏電が発生した場合に、漏れた電流を大地に逃がすことで人体への感電事故を防止することにある。また、漏電遮断器を確実に動作させるためにも接地が不可欠である。接地がなければ、漏電しても電流が大地に流れず、漏電遮断器が動作しないまま機器の外箱に電圧がかかり続ける危険がある。

問2:接地極の埋設方法

「接地極の埋設」について、以下の2点を記述しなさい。

(1)接地極とは何か、その役割を説明しなさい。

(2)接地極を埋設する際の施工上の留意事項を2つ記述しなさい。

模範解答を見る

(1)説明

接地極とは、漏電時に電流を大地に逃がすために地中に埋設する金属体のことである。銅板(厚さ0.7mm以上、面積900cm²以上)や接地棒(銅覆鋼棒、直径14mm以上・長さ1,500mm以上)が用いられる。接地極は地中の土壌と接触して電流を拡散させる役割を担うため、土壌の導電率(水分や塩分)に接地抵抗値が左右される。

(2)施工上の留意事項

①接地極は地表面から75cm以上の深さに埋設する。深い位置に埋設するほど土壌の水分が安定しており、季節による接地抵抗値の変動が小さくなる。凍結深度より深い位置が望ましい。

②接地線と接地極の接続部は、ろう付け(はんだ付け)または圧着端子を用いて確実に接続する。接続部の腐食を防止するため、防食テープやコンパウンドで保護する。接続部がゆるむと接触抵抗が増大し、接地の機能が低下する。

問3:分電盤の据付

「分電盤の据付」について、以下の2点を記述しなさい。

(1)分電盤の役割を説明しなさい。

(2)分電盤を壁面に据え付ける際の施工上の留意事項を2つ記述しなさい。

模範解答を見る

(1)説明

分電盤とは、幹線から受けた電力を分岐ブレーカー(配線用遮断器)によって各回路に分配する盤である。過電流や短絡が発生した場合に自動的に回路を遮断し、電線や機器を保護する役割を担う。各階やエリアごとに設置され、照明回路・コンセント回路・動力回路などに電力を分配する。

(2)施工上の留意事項

①分電盤は水準器(水平器)を使用して水平・垂直を確認して取り付ける。取付高さは盤の中心が床面から1.4m〜1.5m程度とし、点検・操作がしやすい位置に設置する。湿気の多い場所や直射日光が当たる場所は避ける。

②コンクリート壁面に取り付ける場合は、あと施工アンカーボルトで4点以上固定する。地震時の転倒・落下を防止するため、盤の重量に見合った強度のアンカーボルトを選定する。分電盤の金属製外箱にはD種接地工事を施す。

問4:照明器具の取付方法

「天井への照明器具の取付」について、以下の2点を記述しなさい。

(1)天井直付け照明器具の固定方法を説明しなさい。

(2)照明器具の取付に関する施工上の留意事項を2つ記述しなさい。

模範解答を見る

(1)説明

天井直付け照明器具は、天井のコンクリートスラブまたは梁から全ねじボルトで吊り下げた金具(チャンネルベース等)に固定する。軽量鉄骨下地(LGS)の野縁は照明器具の荷重に耐えられる構造ではないため、野縁に直接固定してはならない。必ずスラブまたは梁から独立した支持を取ることが原則である。

(2)施工上の留意事項

①引掛シーリング(天井に取り付けるコンセント状の器具)で照明器具を取り付ける場合は、器具の重量が5kg以下のものに限る。5kgを超える照明器具は、専用の補強金具やボルト吊りで固定しなければならない。

②天井埋込型のダウンライトやスクエアライトを取り付ける場合は、天井ボードに器具のカタログに記載された所定の開口寸法で穴を開ける。開口が大きすぎると器具が脱落する危険があり、小さすぎると器具が入らない。また、器具周囲に断熱材がある場合はSB形(断熱施工対応型)の器具を使用し、過熱防止を図る。

問5:ボンド線(金属管の接地接続)

「ボンド線」について、以下の2点を記述しなさい。

(1)ボンド線とは何か、その目的を説明しなさい。

(2)ボンド線の施工上の留意事項を2つ記述しなさい。

模範解答を見る

(1)説明

ボンド線とは、金属管相互や金属管とボックス(プルボックス・アウトレットボックス等)の接続部に取り付ける接地用の銅線のことである。金属管工事では、管路全体を連続した導電体として接地経路を確保する必要がある。ねじ接続の場合は接触面で電気的な接続が得られるが、管の接合部の接触抵抗が大きくなる可能性があるため、ボンド線で確実に電気的接続を確保する。

(2)施工上の留意事項

①ボンド線は直径1.6mm以上の軟銅線を使用する。管やボックスのボンド端子にネジで確実に締め付け、接触不良がないことを確認する。ネジの緩み止め処理を施すことが望ましい。

②ねじなし電線管でねじなしコネクタ(止めネジで管を固定するタイプ)を使用してボックスに接続する場合は、コネクタの止めネジを十分に締め込むことで電気的接続が確保されるため、ボンド線を省略できる。ただし、止めネジの締込みが不十分だと接地が確保されないため、確実に締め込む。

自己採点のポイント

  • 接地工事:A種〜D種の接地抵抗値と適用場所を正確に区別できているか?
  • 数値基準:接地抵抗10Ω・100Ω、埋設深さ75cm以上、5kg以下など具体的な数値が書けているか?
  • 理由の記述:「なぜその施工方法が必要か」の説明が含まれているか?
  • 機器据付:水準器の使用、アンカーボルト固定、開口寸法の遵守など実務的な留意事項が書けているか?

接地工事・機器据付の記述で得点アップするコツ

  • 接地種別と抵抗値はセットで暗記 — A種:10Ω以下(高圧機器)、C種:10Ω以下(300V超低圧)、D種:100Ω以下(300V以下)。B種は変圧器の中性点接地で計算値。この4つが全ての基本です
  • 埋設深さ「75cm以上」は超頻出 — 接地極の埋設深さ75cm以上は毎年のように出題されます。理由(土壌水分の安定・凍結防止)とセットで覚えましょう
  • 分電盤の据付は「水平・垂直・接地」の3点セット — 水準器で水平確認、アンカーボルト4点固定、D種接地の3つを書けば得点できます
  • ボンド線の省略条件を書けると高得点 — 「ねじなしコネクタで確実に締め込めばボンド線省略可」は差がつくポイントです

電気設備の施工ミニテスト シリーズ

施工経験記述ミニテスト

第二次検定の他のミニテスト

解説記事で復習する

2級電気工事施工管理技士 学習ナビ

第二次検定を効率よく攻略しよう

-2級電気工事(第二次), ミニテスト