2級土木施工管理技士 施工経験記述(安全管理)ミニテスト 第3回
施工経験記述(安全管理)ミニテストの第3回です。今回は建設機械と作業員の接触事故防止をテーマに記述練習を行います。
建設機械による「はさまれ・巻き込まれ」事故は死亡災害の大きな割合を占めます。「施工経験記述の書き方(安全管理)例文・採点ポイント」を踏まえて仕上げましょう。
テスト情報
形式:記述式(模範解答付き)
問題数:3問(工事概要+課題・対策・結果の記述練習)
テーマ:建設機械と作業員の接触事故防止
目標時間:30分
問題1:工事概要の記述
【問題】
あなたが経験した土木工事のうち、建設機械を使用した作業の安全管理に留意した工事を1つ選び、工事概要を記述しなさい。
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| 工事名 |
○○地区 造成工事 |
| 発注者名 |
○○市都市整備課 |
| 工事場所 |
○○県○○市○○地内 |
| 工期 |
令和○年5月〜令和○年2月 |
| 主な工種 |
掘削工、盛土工、法面整形工、排水構造物工 |
| 施工量 |
掘削 約8,500m³、盛土 約6,200m³ |
| あなたの立場 |
現場代理人 |
問題2:技術的課題と対策の記述
【問題】
上記の工事において、安全管理上、特に留意した技術的課題を1つ挙げ、その課題に対して実施した対策(処置)を具体的に記述しなさい。
建設機械の安全管理のポイント
- バックホウ・ブルドーザー・ダンプトラックなど具体的な機種名を書く
- 機械の死角と旋回範囲が事故の主な原因
- 誘導者の配置・立入禁止区域の設定が基本対策
- 接触防止装置(バックモニター・センサー等)にも触れると現代的な記述になる
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■ 技術的課題
本工事では、バックホウ(0.7m³級)3台、ブルドーザー(21t級)1台、ダンプトラック(10t)延べ約400台を使用した大規模な土工事であった。掘削・積込み・運搬・敷均し・転圧の各作業が同時進行するため、建設機械と作業員、建設機械同士の接触事故リスクが非常に高い状況であった。特にバックホウの後方死角とダンプトラックの後退時が危険であり、人身事故を確実に防止する安全管理が課題となった。
■ 実施した対策
(1)場内の走行ルートを一方通行に設定し、ダンプトラックと作業員の動線を完全に分離した。交差が避けられない箇所には誘導員を専任配置した。
(2)全てのバックホウにバックモニターと後退警報装置を装備し、死角からの接触を防止した。
(3)建設機械の作業範囲を示すカラーコーン・バリケードを設置し、作業半径内への関係者以外の立入りを禁止した。
(4)毎朝のKY活動で当日使用する建設機械の配置図を全員に周知し、「機械の近くに行くときは必ず合図する」ルールを徹底した。
(5)作業員全員に高視認性安全ベスト(蛍光色)の着用を義務付け、オペレーターからの視認性を向上させた。
問題3:対策の結果と評価
【問題】
問題2で挙げた対策を実施した結果、安全管理上どのような結果が得られたかを記述しなさい。
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(1)延べ約400台のダンプ運行と3台のバックホウ稼働を伴う大規模土工にもかかわらず、建設機械と作業員の接触事故はゼロであった。
(2)一方通行ルートと動線分離により、ダンプトラックの後退回数を大幅に削減でき、後退時事故のリスクを根本的に低減した。
(3)全工事期間(約10か月)を無災害で完了し、発注者の安全パトロールでも指摘事項はなかった。
(4)安全管理の取組みが評価され、発注者から工事成績評定において安全管理項目で高い評価を受けた。
自己採点チェックリスト
| チェック項目 |
OK? |
| 使用機械の機種・台数を具体的に書いたか |
□ |
| 動線分離・誘導員配置を書いたか |
□ |
| 機械の安全装置(バックモニター等)に触れたか |
□ |
| 無災害の結果を明記したか |
□ |
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