2級土木施工管理技士 施工経験記述(工程管理)ミニテスト 第2回
施工経験記述(工程管理)ミニテストの第2回です。今回は関連工事との工程調整をテーマに記述練習を行います。
土木工事では、他業者・他工事との取り合いが工程を左右することが少なくありません。「施工経験記述の書き方(工程管理)例文・採点ポイント」を踏まえて実践しましょう。
テスト情報
形式:記述式(模範解答付き)
問題数:3問(工事概要+課題・対策・結果の記述練習)
テーマ:関連工事との工程調整
目標時間:30分
問題1:工事概要の記述
【問題】
あなたが経験した土木工事のうち、関連工事との工程調整に留意して施工した工事を1つ選び、工事概要を記述しなさい。
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【模範解答例】
| 工事名 |
○○交差点改良工事 |
| 発注者名 |
○○県○○土木事務所 |
| 工事場所 |
○○県○○市○○町地内 |
| 工期 |
令和○年8月〜令和○年2月 |
| 主な工種 |
道路土工、排水構造物工、舗装工(L=350m)、区画線工 |
| 施工量 |
舗装面積 約2,800㎡、排水管 φ450mm×120m |
| あなたの立場 |
主任技術者 |
問題2:技術的課題と対策の記述
【問題】
上記の工事において、関連工事との工程調整で特に留意した技術的課題を1つ挙げ、その課題に対して実施した対策(処置)を具体的に記述しなさい。
関連工事との調整の書き方
- ガス・水道・電気などの埋設物移設工事との調整が代表的
- 交通規制を伴う工事では警察・道路管理者との協議も重要な要素
- 「相手の工事の進捗が遅れたから自分の工事も遅れた」では不十分。主体的な調整対策を書く
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【模範解答例】
■ 技術的課題
本工事区間では、ガス管移設工事(ガス会社施工)と水道管布設替え工事(市水道局施工)が同時期に計画されていた。3者の工事が同一路線で重複するため、施工エリアの競合と交通規制の調整が必要であった。特にガス管移設が完了しないと本工事の掘削に着手できない区間があり、ガス工事の遅延が本工事の工程に直接影響する状況であった。限られた工期内で3者の工事を円滑に進め、工期内完成を確保するための工程調整が課題となった。
■ 実施した対策
(1)ガス会社・水道局と月2回の3者合同工程会議を開催し、各工事の進捗状況と今後の作業予定を共有した。
(2)施工区間をA工区・B工区・C工区の3分割とし、ガス管移設が完了した工区から順次本工事に着手するローリング方式を採用した。
(3)交通規制計画を3者統一で作成し、片側交互通行の規制区間を最小限にすることで、規制に伴う作業制約を軽減した。
(4)ガス管移設の遅延リスクに備え、先行可能な排水構造物工を前倒しで施工し、全体工程のバッファを確保した。
問題3:対策の結果と評価
【問題】
問題2で挙げた対策を実施した結果、工程管理上どのような結果が得られたかを記述しなさい。
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【模範解答例】
(1)3者合同工程会議により情報共有が円滑になり、ガス管移設工事の10日間の遅延を事前に把握できた。
(2)ローリング方式の採用により、ガス管移設完了区間から順次着手でき、待ち時間を最小限に抑えることができた。
(3)排水構造物工の前倒し施工により、ガス工事遅延の影響を吸収し、全体工期への影響はなかった。
(4)最終的に全工事を工期内に完了し、3者の工事とも計画どおりに竣工した。近隣住民への交通規制の影響も最小限にとどめることができた。
自己採点チェックリスト
| チェック項目 |
OK? |
| 関連工事の具体的内容を書いたか |
□ |
| 工程が競合する理由を明確にしたか |
□ |
| 自ら主体的に行った対策を書いたか |
□ |
| 工期内完成の結果を明記したか |
□ |
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