2級土木施工管理技士 施工経験記述(工程管理)ミニテスト 第3回
施工経験記述(工程管理)ミニテストの第3回です。今回は軟弱地盤による工法変更と工程調整をテーマに記述練習を行います。
現場の地盤条件が想定と異なるケースは実務でよくある話です。「施工経験記述の書き方(工程管理)例文・採点ポイント」を踏まえて挑戦しましょう。
テスト情報
形式:記述式(模範解答付き)
問題数:3問(工事概要+課題・対策・結果の記述練習)
テーマ:軟弱地盤による工法変更と工程調整
目標時間:30分
問題1:工事概要の記述
【問題】
あなたが経験した土木工事のうち、地盤条件の変更に伴う工程管理に留意した工事を1つ選び、工事概要を記述しなさい。
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| 工事名 |
○○川河川改修(護岸)工事 |
| 発注者名 |
国土交通省 ○○河川国道事務所 |
| 工事場所 |
○○県○○市○○地内 |
| 工期 |
令和○年7月〜令和○年3月 |
| 主な工種 |
護岸工(ブロック積 L=150m)、基礎工、根固め工 |
| 施工量 |
護岸ブロック積 約750㎡、基礎コンクリート 約120m³ |
| あなたの立場 |
現場代理人 |
問題2:技術的課題と対策の記述
【問題】
上記の工事において、地盤条件に起因する工程管理上の技術的課題を1つ挙げ、その課題に対して実施した対策(処置)を具体的に記述しなさい。
地盤条件変更の工程管理のポイント
- 設計段階のボーリングデータと実際の地盤が異なった状況を記述
- 工法変更に伴う設計変更協議→承認→新工法の準備の流れと日数を書く
- 工法変更で増加した日数を、どの工程で吸収したかを明記
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■ 技術的課題
護岸工の基礎掘削に着手したところ、設計で想定されていた砂質地盤(N値15程度)ではなく、軟弱な粘性土地盤(N値3〜5)が現れた。当初計画の直接基礎では支持力が不足するため、基礎形式の変更(地盤改良の追加)が必要となった。設計変更の協議・承認に約2週間を要する見込みであり、この間の工程停滞と地盤改良工の追加による工程の遅延が課題となった。
■ 実施した対策
(1)軟弱地盤の確認後、直ちに追加ボーリング調査を実施し、地盤改良の範囲と深さを確定させた。調査結果を監督員に速やかに報告し、設計変更協議を10日間で完了させた。
(2)地盤改良工法としてセメント系固化材による浅層混合処理工法を採用し、大型の施工機械を使用して1日あたりの改良面積を最大化した。
(3)設計変更の承認待ち期間中は、地盤改良が不要な区間(砂質地盤区間)の護岸工を先行施工し、待ち時間のロスを最小限にした。
(4)改良後の護岸工とブロック積を2班体制で施工し、1日の施工延長を当初計画の1.3倍に増加させた。
問題3:対策の結果と評価
【問題】
問題2で挙げた対策を実施した結果、工程管理上どのような結果が得られたかを記述しなさい。
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(1)設計変更協議を迅速に進めた結果、当初想定の2週間を10日間に短縮でき、工程への影響を最小限に抑えた。
(2)先行施工と2班体制の採用により、地盤改良の追加にもかかわらず全体工程の遅延は約5日間に抑えることができた。
(3)地盤改良後の平板載荷試験で所定の地耐力を確認し、護岸基礎の品質も確保した。
(4)最終的に工期内に全工事を完了し、出水期前の3月15日に竣工した。発注者からは「設計変更への迅速な対応」として高い評価を受けた。
自己採点チェックリスト
| チェック項目 |
OK? |
| 地盤条件の変化を具体的なN値で示したか |
□ |
| 設計変更協議の流れと日数を書いたか |
□ |
| 工法変更による工程遅延と対策を書いたか |
□ |
| 品質確認の方法も記載したか |
□ |
| 工期内完成の結果を明記したか |
□ |
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